たまザンビアで走る!!!

たまザンビアで走る!!!

2008年6月~2010年8月まで。
JOCV(青年海外協力隊)音楽隊員としてザンビアへ行ってきました☆
コントのような毎日の一部をご紹介…♪

2008年3月 社での大学生活を終えたtamaが次に向かったのは福島県。

福島県で2ヶ月の語学訓練を経て、いざザンビアへ飛行機

やってみなくちゃわからない。

興味があるならやってみよう!!!

勢いだけは衰えない、tama@zambiaの2年間。

温かく見守っていただけると嬉しいですラブラブ


勤務先:ザンビア共和国 マロレ(首都から1000km) St.フランシス中高等学校


2008年6月23日出発飛行機

Amebaでブログを始めよう!

帰国3日前。8月10日。

無事にトロフィーゲットしてきました。


たまザンビアで走る!!!-証拠

たまザンビアで走る!!!-賞状 たまザンビアで走る!!!-トロフィー


1st Prizeは1位の意味です。

1位だけど、トロフィーはかわいらしかった(小さかった)です。

最後までザンビアらしい。笑


首都に上京(引き揚げ)後、何度も大会本部に通い、

やっとゲットしてきました。

紙切れ(賞状)は用意できていたけど、

サインがされていなかったのだとか。


生徒たちには、家に帰る前(学校が休みになる前)に渡したかったけれど、

残念ながら間に合わず。

コピーしたもの(生徒用)と原本(学校用)を、

出張で北部に行く日本人に託しました。


それから、最後の3日で、大会中の映像を全部DVDに焼き、

あらかじめ生徒からは注文を取っていたので、

それも全部仕上げてきました。

本人たちの手元にわたっているかは謎。苦笑

まぁなんとかなっているでしょう!


結果は結果で、うまくいってよかったのですが、

今回の結果を経て、

本当に悔しがっていた、去年の優勝バンド。

そして、最優秀バンドメジャーは逃したので(当たり前だと私は思うが…)、

本当に悔しがっていたうちのバンドメジャー。

去年2位で、「来年は1位だ!!」と言ったその場にいて、2010年まで残った、

唯一の12人の生徒たちの達成感。

短い期間ながら(1年未満)、必死で練習して、

他のバンドのメンバーに負けない立派な演奏をした32人の生徒たち。

そして、来年に向けて新たな目標を胸にした、39人の生徒たち。


それぞれの表情が印象的でした。


いろいろ問題は起こされたし、私も起こしたんだろうけど(笑)

一緒に過ごしてこれて良かったなぁと心から思いましたドキドキ


赴任当初はバンド=問題児集団だったのが、

帰国前後には、

「バンドには優秀な子が集まってるから良いよなぁ~」

と同僚に言われるまでに(笑)

もちろん生徒たちも入れ替わっているのですが、

なんだ、この変わりようって感じで(笑)

生徒たちは本当にがんばってたんだなぁ~と、帰国時に改めて感じました。


今回初めて遠征に引率した校長も、

生徒たちの様子にただただ感心し、

「こうしたらもっと良くなるんじゃないの?」なんてアドバイスまでくれたり。

これまで

「校長先生はバンドのことが嫌いなんだガーン」と思っていた生徒たちも、

「校長先生はバンドを応援してくれいるんだニコニコに変わり、

それは彼らが自信を持って演奏するのに、

十分な支えとなったのではないかなと思うのです。


音楽を通して、

生徒たちは人として成長し、

バンドとしては、

同僚からの見る目が変わり、

校長から認められ、

村から認められ、

州から認められ、

国から認められる存在となったこと、

その過程をサポートできたことを誇りに思いますグッド!


生徒たちは決して音楽家になる子ばかりではないけれど、

将来ザンビアで活躍する素質をもつ子たちに育ったのではないかなとアップ


私自身もいっぱい学ばせてもらいました。


2年2か月、多くの方の支えあって、任期を無事満了できたことを嬉しく思います。

ありがとうございましたクローバー



たまザンビアで走る!!!-最終章


Natotela Sana!!


これをもって、このブログ最終章としたいと思います。

ご愛読ありがとうございました黄色い花


2011年1月23日 

大会が終わり、

閉会式の行われた、8月2日(月)。

この日はファーマーズデイっていう、ザンビアの祝日合格

連日に増して、朝から会場は大勢の人でにぎわってました音譜


そんな中、会場の中を動き回っていたら…

「Mayuko!!」と呼ぶこどもの声。

振り返ってみると、カサマのインターナショナルスクールでの教え子でしたラブラブ!

カサマから800km離れたこの首都で、

しかもこれだけ人がいる会場で会えたなんて奇跡アップ

お母さんは、

「Mayukoが帰っちゃうんだ~って、息子から聞いてたとこなのよ!」

な~んて。


たまザンビアで走る!!!  嬉しい再会でしたラブラブ


生徒たちは最後のパフォーマンスを終え、


たまザンビアで走る!!!-大会    たまザンビアで走る!!!-カデッツ


カデッツの監督から、

「来年もぜひ頼むよ!!

「実はこのグループが海外遠征(タンザニアなど)って話も出ていて…

その時はぜひSt.Francisと一緒に音譜

なーんて、夢(私は本気にはしていない)のような話を聞いて、

生徒たちも大喜びアップ

ま、新たな目標も見つけた(海外進出)ようで何よりでしたにひひ

閉会式は、結果発表があると思って待っていたのだけれど、

待てども待てども結果は発表されず…はてなマーク

お迎えが来たバンドたちは帰り始めたので、記念撮影~カメラ


たまザンビアで走る!!!-Shepherd Family  参加最年少トランぺッターシェパードと、

                     応援に来た家族ニコニコ

                     
たまザンビアで走る!!!-他のバンドの子たちと2  他のバンドの子たちと仲良しにラブラブ

                     「来年また会おう!!」

たまザンビアで走る!!!-他のバンドの子たちと


 

そうこうしているうちに、最後のパフォーマンス、

アーミーバンドによる演奏が始まり…

「いつになったら結果発表が??」と思いながら、

最後のパフォーマンスをビデオに収めにフィールドに出たところ…


会場係「ちょっとちょっと!すごいじゃないの!やったわねラブラブ

え?何のこと?

会「あなたまだ気づいてないの!?さっきからずっと呼ばれてるのよ!!

St. Francis が優勝だって!!おめでとうクラッカー


えっ?

まさかのこんな結果発表?笑ドクロ


アーミーバンドが演奏してる、その陰アナで、

バンドの結果発表が行われていたそうな…。

そんな聞こえるわけがない…。


最後までザンビアンにはびっくりさせられるわ…DASH!


とりあえず、あわてて生徒たちの元に走っていき…

「優勝だってニコニコおめでとう!!


あっけにとられ、

我に返って喜ぶ生徒たちを横目に、部長と副部長つれて大会本部へアップ


たまザンビアで走る!!!-2010バンド幹部  左端が部長。右端が副部長。


この1年、バンドのメンバーの入れ替わりは激しく、

そんな中、バンドを演奏面(チューバ)でも精神面でも支えてきた部長カブスエ。

それから、いろいろあったけれど、

唯一5年間部活を続けてきたのがこの副部長、ブレンソン。

最後は2人に賞状を受け取ってもらいたくて、

言われた通り大会本部へ向かったのだけど…


まさかの、賞状が用意できていない叫び


賞金ないと言っていたものの、結局用意できたらしく、

賞金1ミリオンクワチャ(約200ドル)のみを受け取って帰ってきました。


賞状もなければ、トロフィーもない。

なんか実感がわかない変な感じだったけれど、

多くの人が祝福の声をかけてくれましたラブラブ


「俺、実はマロレ出身なんだよにひひ

マロレのバンドが優勝して嬉しいクラッカー」と言って、

ジュースを値下げしてくれたおじちゃん。


「君たちは本当にいっぱいの宿題をやってきたよね。

St.Francisの成長を見てきた気分で僕もうれしいよ!!」

と言ってくれた、会場係のおじちゃん。


「バンドの大会って、みんなこんなにすごいのね…

知らなかったわ…」

と言い残して出張に出たらしい、大会実行委員のおばちゃん。


結果を聞いて大喜びしてくれた校長、それからブラザーたち。


生徒たちはそんな生の声を聞いて、

心から感謝して、

「努力して成功した時のうれしさ」を感じてくれたのではないかなと思いますドキドキ



たまザンビアで走る!!!-バンド指導者  2010年のバンド指導陣。

                     左が新しく来たハベンヅさん。

                     真ん中が2年間苦楽を共にしたシルワンバさん。

最終章へつづく。

2010年の大会に出場していた、他3つのバンドです音譜


St.Peter's Brass Band



たまザンビアで走る!!!-2010


去年の優勝バンドアップ

首都ルサカにある、教会系のバンドです。

教会系のバンドはマーチングスタイル(フォーメーションや歩き方)に、

ものすごい強い。(うまい)


去年は僅差でうちが負けた感があったので、

今年の大会に向けて必死だったそうな…


去年までやっていなかった音階とか、基礎練習も取り入れた様子。

会場入りしてから、明らかにお互いライバル視してました得意げ


St.Petersはもちろん、演奏面でも力を入れていましたが…

やっぱり、財力がある(?)教会系バンド。

ユニホームを新調してきていたのですアップ

去年のユニホームがこちら。




たまザンビアで走る!!!-2009


そして帽子は何の因縁か、うちと同じものを、

違うアレンジして使っていました。

このアレンジには完敗…ダウンあっぱれでした合格



St. Johns Brass Band

たまザンビアで走る!!!-大会


首都ルサカより700㎞ほど西に行った、

西の果てモングから参加した、St. Johns。

2009年は残念ながら、往復の交通費がまかなえず、出場断念汗

スクールバンドだそうで、

うちの生徒たちも一番親しみのあるバンドの様子。

今年は路線バスでがんばってきたみたいバス

2008年の大会では堂々の2位、

去年の欠場を経ても、まだSt.Johnsは健在かと思いきや…

2年でバンドってこんなに変わるのねと、

大会を見てきた多くの人が感じた演奏に…ショック!

生徒たちはいつだって一生懸命で、

結局指導者の問題なのかなと感じますDASH!



St. Andrew Brass Band


たまザンビアで走る!!!-2009St.Andrew


St.Peters と同じく、首都の教会系バンド。

2008年にはうちのバンドと同率3位だったのに、

去年うちのバンドが2位になった時に、

素直に、

「おめでとう!!」「きみたちならやると思ったよ!!

と握手をしに来た、好青年バンドラブラブ

今年の目玉パフォーマンスはここがカデッツとコラボ予定でしたが、

それをSt.Francisがハイジャックしてしまった時も…

代表者は潔く引き下がったものの、

メンバーは結構不満げだった。

でも、日が経つにつれてそんな様子もなくなり、

最後はまた仲良しにドキドキ

これが一番心配だったので、一安心。

本当に好青年たち音譜

うちのバンドの生徒たちと教えあう姿もありました。

お互いに知らないことを学びあう、年に1回の唯一の機会。

生徒たちは何も言わなくても、その機会を最大限活用しているのですね~音譜

ま、おめでとう!と言いつつも、

やっぱり先を越された悔しさはあるもので(あってほしいし笑)、

2010年の大会に向けて、かなり練習を積んできた様子。




どのバンドも、去年より格段にレベルアップした演奏で、

音楽にあまり詳しくないというゲート担当(2008~2010年まで同じ人だった)も、

「いやぁ、どのバンドもすっごい上手になったねぇ音譜

審査委員長も、全バンドの審査後、

「どこが優勝してもおかしくないねぇ。みんなよくがんばったねニコニコ

と、全バンドに言いに来てくれました。


『St.Petersは人気者(首都でよく演奏しているから、

りパフォーマンスをしている女子高生に大人気)だから、

どうせ他のバンドじゃ勝てないよ』

なんてムードがあった2009年。


でも、今年はどのバンドも上を目指してきた。

その着火剤となったのが、St.Francisの生徒たち。

All the way from Northern Province

はるばる北部州から来ても、

人気のあるなし関係なしに、

本当に上手かったら評価してもらえるんじゃないか…

そう、他のバンドに感じさせることが出来ていたのではないかなとにひひ


結果よりなにより、

このような変化をザンビアバンド界に与えたことに、

「してやったりにひひ


そういえばこの日は、JICA事務所の所長、担当調整員さん、職員さんまで、

応援に来てくださいましたドキドキ感謝!!!


つづく。