上西麻世です
もしかしたら私、この３週間くらい新型コロナうつ（病）だったかもしれません
かもというのは病院で診断してもらったわけではないのですが、
明らかに今までの私ではありえなかった心理状態だったからです。
もし、今までと同じ心理状態ではない。
元気が出ない。
現実逃避したい。
方には少しでも参考になればいいな～と思い恥ずかしながら私の
経験をシェアします。
いつも元気だけは人一倍ある
それが私だと思っていました。
うつ（病）なんて私には縁のないものだと。
ところが、それは、今回の非常事態宣言が出てサロン営業の自粛を始めて半月くらい
たった頃から始まりました。
始めのうちは今までできなかったサロンやスクールに関する事務的なパソコン仕事や
Ｚｏｏｍセミナーをやっていました。そのうちせっかっく時間が出来たのだからと
ここ数十年観ていなかった映画やドラマをアマゾンプライムビデオと
ネットフリックスで観始めてしまったのです。
芸能界にいた時は映画やビデオを観る機会がとても多かったのですが、
セラピストになってからは映画を年に２～3本観るか観ないかになっていました。
この自粛中に時にはオールナイトで７0本以上は観ました。
ほとんど中毒状態ですね
私は役者だったのでどうしても映画やドラマを観る時
登場人物の気持ちに入り込んでしまうこともしばしばで、
あまりにも観すぎたため現実とドラマの区別がはっきりしない感覚
に陥りました。
映画【捨てがたき人々】を観れば
私のことを知らない人ばかりの南の島に行ってしまいたい。
と思ったり、韓流ドラマでヒロインが愛する人の身代わりに
刑務所に入ったら私も刑務所に入ってみたい。と思ったり。
どんどん現実と離れてい行く感覚でした。
そして緒形先生の付き人時代から独立してＮＨＫ等に出演してた時代
を思い出してきたのです。あの、一つの作品を作るために
スタッフ、キャスト一丸となって全力を尽くす現場の熱気
すると今まで封印していた芝居をやりたい
という衝動が湧いてきてどうしようもなくなってきました
この状況をある人に話したら
「麻世さん それうつ（病）だよ。現実逃避だね。」
って言われて
うつ（病）って言う言葉を聞いた時ビックリしました
私の中でうつ（病）って家に閉じこもりっきりで何もできないで
寝ていることが多い状態みたいな認識があったからです。
私は、作品を観て感情が揺さぶられ、ドラマの登場人物と
同じだけ人生経験しているようなある種の興奮状態
にあったように思います。
もちろん現実問題として、役者として食べてくのは並大抵の
事ではないことは約20年の役者人生の中で身に染みているので
今すぐセラピストを辞めてという事ではないのですが、
今回のことで心の奥にしまってあった、演技に対する自分の
情熱と向き合ったことは私にとってとても苦しいものでしたが、
必要だったのだと改めて感じています。
今までうつ（病）になる人の気持ちはわからないと思っていましたが
今回自分が苦しんだことで少しは寄り添えるセラピストになったのではないかと
思います。
これからはこの情熱をお客様や生徒さん達に生かしていきますので
今後ともよろしくお願いいたします。
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