どの教科よりもやる気が出なかった教科は
小さいころから算数、数学でした
公式の丸暗記
ひたすらその公式に当てはめて問題を解いていく機械的な作業
数学に対し何の魅力も当時は感じてませんでした
(そんな人は私だけではないはず)
結果、高校の数学Ⅱからいよいよついていけなくなり
大学は数学を必要としない私立大学の3教科入試
大学では数学とは疎遠になりにけり。。。
でもでも
このままで人生を終えるのは何か負けた気がするので
一念発起、もう一度数学に触れてみよう!!
そう思ったのは、今年の初め
高校時代のチャートを引っ張り出し
とりあえず問題を解いてみることに(やる気満々)
それでなんですが
当たり前だけど、最初は
①解けない!!!(2次方程式の解ってどうだっけ。。。)
↓
②(解説を読む)あぁ、こんな感じね!チョット記憶あるわ!
↓
③もう一度解いてみよう!
↓
④解けた!(数学の問題を解けたことに満足)
↓
⑤新たな問題を解いてみる→①に戻る
またこのループ!!!(高校時代以来)
結局、このループを繰り返しても数学ができるようにはならないのです(大人になって気付いたこと)
なぜならこのループの中で私は
「なぜ問題が解けなかったのか」つまり、原因を探ってないからです
もっと言えば、解説を読んでも公式を丸暗記して知識をつけようとするばかりだったからです
私がやってたのは、知識の習得
本来やるべきは、知恵の習得
知恵の習得こそが、応用問題で活かされるのです
この「大人のための数学勉強法」では
この点は大事に書かれています
数学で公式を暗記をする必要はない
それよりも公式のプロセス(公式が生まれるまで)←なぜこの公式が生まれたのか
を勉強すること
これこそが知恵であり、数学の醍醐味なのです
なぜ三角形の面識をもとめる公式は
底辺 × 高さ ÷ 2
なのですか
なぜ
一次関数の傾きはaなのですか
「それは・・・そう習ったから」
「そういうもの!」
これでは公式を自分のものにできたとは言えないのですね
あなたが無理やり覚えたその知識に
意味づけすること
これこそがこの本の趣旨であると感じました
私もこれから数学の本当の楽しさに触れていこう
そんな前向きにさせてくれる本でした
星四つです
★★★★☆
大人のための数学勉強法 ― どんな問題も解ける10のアプローチ
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永野 裕之
ダイヤモンド社
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