なぜ鳥栖なのか?


とある人に鳥栖を好きな理由を問われた


貴方は何と答えるだろうか?


必死な姿

感動する試合

がむしゃらさ


色々な要素があると思う


僕も考えてみた


いいサッカーを求めて
海外の試合を見まくり

真似できないプレーに感嘆したり
予想できないプレーに感動したりした

よりレベルの高いプレー
よりハイレベルな試合

そんなものに魅力を感じていた


なぜ鳥栖なのか?


その答えの一つは


世界の最上位のプレーをする
最高のサッカーや試合は


憧れ


にはなるけれど


代弁者にはならない


ハイレベルな選手たちは
憧れの対象ではあるが

彼ら、は彼ら、でしかない。
決して真似できない凄まじい選手は
憧れるが、我々とは違う
違う世界を生きてる超人でしかない

素晴らしい才能をもち
努力もして
とても真似できない人生を過ごす

そんな、別世界のお話なのだ。


鳥栖の選手は


不器用で、決して上手くはなく、
それでも必死で走って勝利を目指す


上手くいくことよりも
上手くいかないプレーの方が多い


それはまさに人生に苦慮する

我々、そのものの姿に見える


彼ら、は、わたしたち、なのだ

上手くいかない
苦しい状況だらけ

そんな私たちの人生とさほど変わらないようにさえ見える


けれど、私たちと決定的に違うもの

それは、

どんなに上手くいかなくても
彼らは決して諦めない

最後まで何とかしようとする


それはまさに
才能もなく、いたって普通の僕らでも

どこまでも諦めず走り続ければ


才能もあり、強豪であり
すごい相手でも戦える

それを目の当たりににできる瞬間なのだ


そして


それが理由ならば

弱くて下手なチームならどこでもいい(笑)となるけど

鳥栖は


ギリギリの戦いで逆境を覆してきた

クラブの歴史もそうだし
各個人も
一度はダメだ、とレッテルを張られた選手ばかり

その選手たちの歴史も
逆境や烙印を覆してきた歴史



何をやっても上手くいかないのが人生であり
ごく普通の我々の生きざまである


そんな、私たちの代弁者として
姿を重ねることが出来るのが鳥栖であり

それでいて、その状況を覆す姿を見せてくれるのが鳥栖である

そのカタルシスは


何もかもが上手くて
素晴らしいチームでは
決して味わえない


スタジアムで戦う彼ら、が

彼ら、、、という三人称ではなく


私たち、という一人称で語れる

その上でとんでもなく、
もうこれ無理だろ、、、という状況に

愚痴の一つも吐かず
戦い続ける姿を見せてくれる

そして凄まじい奇跡を見せてくれる


其れが僕にとっての鳥栖である理由、だと思う



強い鳥栖
勝つ鳥栖

それももちろん見たい

けどそれが応援する理由、にはならない

彼らは私たちなんだ

色々な夢を諦めてきた僕らの代弁者として
諦めず戦い続けてくれる


その姿に感動し、応援する。










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