6月5日
Dr.からいつ状態が急変してもおかしくないと話があり
家族も覚悟を決めたことを思い出します。
Dr.の話の数日後、せん妄のような症状が現れました。
けれど酷いものではなく、眠りから覚めた時に寝ぼける程度のことがあっただけで
旅立つ直前まで、私たちの問いかけに答える(頷く)ことができました。
キン肉マンや私たちの事は最期までわかっていましたから
よーこに名前を呼ばれ会話ができるだけで
幸せを感じました。
6月11日 体温は37.8℃ 身体が怠い様子。
翌12日にはDr.から、今日が峠ですと伝えられました。
「腫瘍熱ですから、高くなり過ぎると脳にダメージがあるかも知れませんので冷やして下さい。座薬は血圧の下降につながり危険ですから使用しないように。」
と言われ、Dr.の指示に従いました。
氷で脇や首、股関節などを冷やしましたが熱は徐々に上がり
怠さから横になったり起き上がったりを何度も繰り返し
ゆっくり眠ることはできない様子でした。
峠だと宣告されてからは、母も泊まり殆ど寝ずの看病でしたが
疲れた様子も見せず、献身的に娘の看病をする姿に
母親の強さと愛情を感じました。