去年のできごとをUPしたら、日付けがなぜか2年前でアプリだと変えられんので後日 PCで変えることにしやす。
なぜなん…!!(;´д`)
去年のできごとをUPしたら、日付けがなぜか2年前でアプリだと変えられんので後日 PCで変えることにしやす。
なぜなん…!!(;´д`)
マンションでいつもと変わらず夕飯を作っていると買い物に出かけていた五条さんが帰ってきた。
「ただいま!あぁー外寒かったー!」
着ていた黒のロングコートを玄関に脱ぎ捨て、パタパタとスリッパの音を奏で洗面所へ直行する姿が目に入る。
「おかえりなさい。お風呂わいてますよ!」
「あ、そうだ。恵今日誕生日だよね。ちょっと来て」
手洗いをした後コートを拾いリビングへ戻ると手まねきして呼ぶ。なんですか?と作業の手を止めそとらへ向かう。
「はい、コレ誕生日プレゼント」
「何ですか?テ…ティファニー??」
ティファニーの文字が入った袋をおもむろに渡され、リアクションもとれず思わず?の表情を浮かべてしまう。開けてみると小さい箱が出てきて丁寧にラッピングされているそれをはがし、開封すると出てきたのは――――
「え?指輪ですか?」
「貸して。改めて誕生日おめでとう恵!」
五条さんが指輪を自分の手に取ると、俺の左手薬指にそれをはめる。うわ、ダイヤついてるし絶対高いよな…と天井の照明にかざして思わず見つめてしまった。
「えっすごい……ありがとうございます。高いんじゃないですかコレ」
「ふっふーん。実はこっちがホントのプレゼントだよ!」
さっきより更に小さい箱を上着のポケットから取り出す五条さん。箱にはハリーウィンストンの文字が書かれている。
「ちょっとねぇ、照れくさいから上手く話せるか分からないけどね。率直に言います。恵、僕と結婚して下さい。」
「っ………!なんで、このタイミング…」
箱が開くとシルバーのシンプルめな指輪が2つ並んでいて、五条さんはひざまずいて俺の目をまっすぐ見てプロポーズした。一体今、何が起こった…?突然のことで頭が混乱しているのか自然と涙がボロボロと目からあふれ頬をつたう。
「ダメ…かな」
「少し…10秒考えさ、して、下さい…。」
「分かった。時間かかってもいいから。恵の返事ききたい。ゆっくりでいいよ」
「……ふぅー。 …はい。分かりました。お願いします」
「っ!ありがとう恵!!」
少々考える時間がひどくゆっくりに感じたが、目の前の雲一つない快晴の晴れ渡る青空のような、とてもきれいな蒼をした瞳を見て言ったOKの返事に五条さんは若干痛いくらいぎゅっと抱きしめてきた。
「それと、届けも貰ってきたから書いてスグ出し行くよ!」
「は!?今??だって、ここに証人のサインいるじゃないすか!」
「2人の名前書いてハンコ押して、高専行くじゃろ?ここ(証人のところ)に傑と悠仁・野薔薇に書いてもらうじゃろ?それをそうして役所へGO!」
「はぁ…唐突すぎる…」
「さ、書いて行くよっ!」
それから1年後――――。
「ということで、こうなったワケよ。ドヤァ」
「ティファニーとハリーウィンストンとかアンタ何なの!?金銭感覚バグってるんじゃねぇの?話聴いて思ったけど、ティファニーはエンゲージかよ」
「まぁまぁ、釘崎そのへんにしてさ。俺の隣の伏黒がHP1だもの。OVER KILL寸前になってるもの。肩プルプル震えてっし」
「………ッ!(顔真っ赤)」
「じゃ次誰カード引くぅ?」
カードのお題で『今月(過去OK)の一番高い買い物』と『隣に座った人との思いでを話そう!』というやーつでした。
*あとがき*
まさかのオチwww結婚記念日は伏の誕生日だよ!というお話。五条聖誕文書こうと思ったけど、気付いたのが前日で間に合わねえってばよ!!となったため、伏にとっておこう!と。ついったにUPした別の文と同じくノープランで脳直。しかも深夜2時半テンション。プロットを深夜2時半に一気に書き殴った。
座り順は時計まわりに虎、伏、五、釘。カードゲームしてて、そのお題にそったエピソードを話すっていうゲーム。んで、五がそれ引いちゃった(笑)すべらない話もちょっと意識してみたり。ありそうでなさそうなカードゲームっす。
特別ルールで一回パスあり。思い出したり、何だっけ…名前が分かんねえ出てこねぇ…!って場合調べたりなどの。なので五はそのルール使ってます。五「ちょっと思い出したいからパス」つって。1年後なので、ハルカは生まれております。伏の目が届くとこで爆睡。
~注釈~
・ティファニーとハリーウィンストンの指輪→ハリーウィンストンは玉ちゃんと萌音ちゃんのドラマから。ついったで最終回だっけ?うろ覚えだけど大騒ぎになってたブランド。釘崎も黙っちゃいられない(笑)
ちなみにティファニーはエンゲージ兼誕プレ。こちらはTVで見たんだっけかな。
・五のプロポーズ→プロットではUVERの「earthy world」の歌いだし歌詞を言わせてたけど、一部引用・抜粋。パッと浮かんだので、プロット用のシャープペンをトントンしながらそこだけ脳内再生しながら。
・指輪→ティファニーはシルバーでシンプルめなもの、小さいダイヤが1コ以上5コ未満ついてる。ハリーウィンストンは同じくシルバーでシンプルめなもの、ダイヤが直径2,3mmの大きめがついてる。私が両方ともよく分からんので画像検索してよさげなやつを選んで決定。
・OVER KILL寸前の伏→魔王城20巻のシルモスちゃんを参考にしました。声に出さないけど、「っ!」とバッサバサダメージHITしてた(笑)
・五のおでかけスタイル→黒ロングコートにハイブランドのマフラー(黒系統)。私がブランドに全く詳しくないので名前とか不明。内側はわりとユニ○ロ。プラス、いつものグラサン。
とある日、悠を寝かしつけた恵が普段と変わらずいつものようにリビングへ戻ってきた。
「あの。となり、いいですか」
「うん。いいよー。おいで、めぐ」
僕はソファに座って、タブレットでトランプゲームしてたんだけど、となりをぽんぽんしたらちょこんと座りいそいそと寄ってきた。少しびっくりして、思わずゲームを中断してテーブルの上にタブレットを置いた。
「何なに。どうしちゃったの」
「いえ。なんとなく、悟さんに甘えたいなと思って…」
「…っ!かわいいかわいい恵可愛い!いいよ、ひざまくらとか何でもしてあげる!」
「それじゃ、失礼します」
「珍しいね。甘えたいなんて」
「たまには、こういう事したいな。って…」
体を身じろがせ、僕の左太ももに頭をのせてお腹側に顔を向ける。頭を撫でてやると、嬉しそうにおでこを猫みたいにすりすりしてきた。
「ふふっ。2人の時限定だね(笑)あ、ちょっとだけ頭上げてもらっていい?」
恵は上半身だけ少し起こしてから、頭と僕の太ももの間にクッションをはさんで仰向けの体勢になったところをとすんと押し倒す。
手ぐしで髪の毛をすいてやると、いつもと違うシャンプーの残り香がふわりと鼻に届いた。
「あれ?めぐシャンプー変えた?」
「あぁ。あの、今まで使ってたやつがいつの間に生産終了になってたみたいで、悟さんの借りたら合わなくて。フケ出ちゃったんです。」
なので、ドラッグストアで1回使い切りのやつを気になった物いくつか片っぱしから買ってきまして。と恵は話しはじめた。
「男性もののシャンプー合わない人いるんだなーって。釘崎に相談したら女性もの使えばいいじゃんと答えもらったんです。それで残り香してるんだと。」
「そうだったんだ。なんかいい匂いすんねこのシャンプー。僕も同じやつにしようかな」
「でも買いに行くの恥ずかしくないですか?」
「あーそうね。野薔薇に頼もっか。さて、僕たちもそろそろ寝よ」
「もう一つお願いしてもいいですか。」
恵はむくりと起き上がり、僕は「ん?なに?」とたずねるとクッションを片づけながらこう言った。
「―――――――」
*あとがき*
たまには甘えたになる伏を見たい!というのが定期的にやってくるのでこの話を作成。時間は少し戻り、ハルカは1才くらい。
私は長年いち髪使ってて(白黒→オレンジに途中で変えてる)、実はそれが合わなかった。というショッキングな事が起こりまして。ドラッグストアで気になったやつの1回使い切りを片っ端から買って、ひまわり黄×オレンジに出会ったというね。
ジュレームのスーパーダメージケア(青いやつ)、BENEプレミアムブルーリア、ハニーチェのディープモイストリペアとか、同じひまわりの黄×水色とか買ってた。
じゅじゅ本誌やアニじゅじゅの野薔薇はパン○ーン使ってそう。そんなイメージ。ていうか、みんな何使ってんだろ?誰か一人固形石けんいそう。
作中の伏は私と同じひまわりで書いてみました。いち髪歴が長すぎて他のシャンプーがイマイチよく分からん!\(^o^)/
~注釈~
・伏のシャンプーのくだり→私のシャンプー事情+初期DGSでD氏と浩史が言ってた『男もののシャンプーはギシギシする』発言が元ネタ。C→ア○エンス、D氏→ツ○キだったよね。
・伏の最後のセリフ→各自ご自由に好きなフレーズをどうぞ
・五のゲーム→ソリティアとかハーツイメージ。
作中の絵本について。
くじらのはな(花)
内容…くじらがお花屋さんで花を買っておしゃれするお話。花はバラとかひまわり他お店で買えるメジャーなやつ。他にもイルカや海鳥も登場。
くろねことまじょのパンやさん
内容…田舎のとあるちいさな町でパン屋さんを開く魔女のおばあさん。ある日カゼをひいて体調をくずしてしまい、孫の女の子(この子も魔女)が代わりにお店を開くことになる。相棒のくろねこも一緒にお手伝い。
看板メニューのきいちごのジャムパンに使うきいちごを森へ穫りに行って、リスさんたちにも宣伝しまくる。→人間界でいうとこの口コミで広がる。
リス、キツネ、フクロウにミミズク、モモンガ、シカ、ノウサギ、タヌキ、子オオカミ他森の動物たちも多数登場!モッフモフもいるよ!
イメージはメルヘン要素を入れつつ、ヨーロッパの田舎町。
作者の私がガチで絵本に詳しくないのでこうなった。知ってる作品がホントに10冊も無い…(´・ω・`)
虎・釘・伊・家・藤からのプレゼントだったり、藤弟のお下がりだったり。
くじらのはな(花)→釘からプレゼント
くろねことまじょのパンやさん→伊からプレゼント
・悠ちょっと成長して3才くらい
・仮タイトルは「パパンとトゥギャザー」。変えて良かった…マジで。
「うん。分かった。気をつけて帰ってきてね」
「めぐお電話?」
「今お仕事終わって、腕と足ぶつけるケガしちゃったって」
「めぐケガ?!」
「大丈夫。パパのお友達にケガ治してくれる人いるから、その人のとこ行ってからおうち帰るって」
お風呂上がり、伏黒からLINEがあり折り返し電話をかけると、任務中にケガ(すり傷・打撲)をして高専に寄ってから帰るとの連絡があった。
「だから、パパと先寝ててってさ。 さっ。歯みがきしようなー」
「はーい!」
悠の歯みがき終了後、明日の朝ごはんの下準備を始めた五条はキッチンからリビングでTVを見る悠に声をかけた。
「絵本読んでほしいやつ選んでおいで!」
「えと、んーと。これとこれにする!」
悠はキャスター付きのラックに収納した、移動式本棚から2冊の絵本を選んだ。
「パパこれ今日よんで」
「"くじらのはな"と"くろねことまじょのパンやさん"ね。2冊読めと。」
「きめれなかった…(´・ω・`)」
「おっけー。2冊といわずにいっぱい読んだげる。」
めぐにはヒミツな。と笑いかけ、ひととおり作業してから五条は悠と寝室へ向かった。
**************
「パンやさんはもりのみんなにも、だいにんきのおみせになりました。 って、ハルめっちゃ眠そうね」
「めぐ…おうち、くるまで…おきてるもん……」
「帰ってきたら起こしてあげる」
「うん……」
これはもう寝落ちまであと少しだな。と絵本を閉じ、頭を何回か撫でてやると悠はぐっすり眠ってしまった。その直後、LINEの着信が鳴り、画面を見ると伏黒からだった。内容は
『今高専出ました。夜も遅いし、伊地知さんが送ってくれます』とのこと。それに五条はスタンプで返信すると、悠を起こさないようにそっとベッドから下りてリビングへ向かった。
少ししてからカギの開く音がして伏黒が帰ってきた。
「遅くなりました…ハル寝ました?(小声)」
「うん。ぐっすり。めぐおかえり!ケガだいじょぶ?」
「打撲の所が若干痛み残ってますけど、湿布貼れば平気かと。今度時間ある時でいいんで、組手と受け身の取り方いいですか」
「分かった。いいよ。ハルがねぇ、めっちゃ心配してたよー」
「ほんとですか?」
「めぐ死んじゃうのいやぁ!つって、ちょっと涙目になってたけどね。さ、お風呂入っといで」
そう言って座っていたソファから立ち上がり、五条はキッチンへ向かった。冷蔵庫から牛乳とはちみつ、収納棚から小鍋をとりIHコンロにかける。
しばらくしてお風呂から上がりリビングへ戻ると、テーブルの上に何やら湯気の立つマグカップが置いてあった。
「ハニーミルクの甘さ控えめだよ。任務お疲れ様恵!」
「いただきます。ふぅー…あちっ。 ん…おいしい…。ありがとうございます」
「で?どうだったの?任務の方は」
「虎杖と2人だったんですけど、呪霊が最初1体だけだと思って虎杖にそいつ任せたら実はもう1体いて。」
「あらまぁ」
はちみつ入りホットミルクを少しずつ冷ましながら飲みつつ、伏黒は今日の任務の様子を語りはじめる。
「あ、油断した と思った瞬間、結構いい蹴り食らってすっとばされまして」
「それで?」
「頭きたんで、呪具でボコッたあと玉犬 渾でそいつ仕留めました。ガッ!と」
「うわぁ…エグっ」
「応援で来た藤村が、水衣で俺達の体を覆ってくれたんで派手なケガしなくて、よかったって…」
「へぇー応援で蓮を呼んだのね。って超おネムじゃん(笑)」
ちらりと横を見ると、伏黒はマグカップを持ったまま目のシャッターが下りる寸前でうとうとしだした。
「めぐ寝ていいよ。ベッドに運んだげる」
「は、い……」
最後の力をふりしぼり、中身を飲み干したマグカップを置くと、伏黒はそのままソファにこてん。と寝てしまった。
「おやすみ恵」
すぅすぅと規則正しい寝息を立て、眠ってしまった彼を五条は起こさないように抱き上げると、額にひとつキスを落とし丁重に寝室へ運ぶ。
************
朝、自分のベッドの中で何やらもそもそする感覚で伏黒は目が覚めた。
「あ、めぐおきた!」
ゆっくり目を開けると、五条と同じ白髪で自分と同じ紺瑠璃の瞳が布団の中でこちらを見つめていた。
「ハル、めぐ起きたの?」
「パパ起きたよー!!」
「ハルうるさ…」
わりと至近距離で大きな声を出され思わず耳をふさぐ。
「おっはー恵。もうちょっと寝てても良かったのに」
「いや…ハルが起こしてきたんで…」
ケータイの時刻表示を見てようやく起床すると、少々不満そうに「あんなバタバタされると起きるでしょ…」と言いながらリビングへ向かった。
*あとがき*
絵本のタイトル決める時、パッと浮かんだのが「くじらのはね」でそれをもじって「くじらのはな」に。漢字表記にすると、はな=花になります。もう一冊は「ねこ」というワードを入れたくて、脳直で決めたら魔女宅でキキがお世話になるパン屋さんになってしまった…!!でも中身は全く別物なのでセーフ!
たまには五とハル2人ですごすのもいいなーと思ったのでこの話を作ってみました。そして悠が乱暴な目覚ましになってる(笑)
・伏の任務→虎と2人。起首雷同編のモグラ叩きみたいな呪霊を参考にしつつプラス過去編で五が対峙した術師をベースに。
・伏のケガ→打撲とすり傷(打撲は腕と足)。すり傷で済んでるのは別任務明けの藤が応援で参加→水衣で2人を覆うって流れ。水衣が無かったら伏は流血して顔面血まみれになってた。
伏「準2~2級、1級術師で誰か手の空いてる方を応援で呼べますか?思ったより手ごわいです」
伊「藤村さんが近くにいます」←1分程で調べ、折り返しの電話かけてる
~藤に連絡して、伏の位置情報を藤へ送る→新田ちゃんが藤を連れてくる→加勢(後衛サポート的な)
ちなみに藤はポ○モンGOしてて位置情報入れっぱ。伊地知さんが色々あの手この手と駆使して、周辺とリストを調べたまたま藤がヒット。
・悠の絵本→伏似で寝付きがすごくいい子なので、一冊読むか半分読むと即寝落ち。時々読まずに寝ることもある。
・リビングで待ってたぽい五→タブレット使って書類仕事やりながら報告書の確認とか作成。お供はカフェラテやカフェオレ。
・前の2本と時系列で繋がってる三部作
・三部作のラスト
車を運転し、高専へ訪れた伏黒。用事を済ませ、寮内の自分の部屋へ向かう。その後ろには少々おぼつかず、けれどしっかりとした足取りで歩く悠の姿が。カギを開け窓を全開にすると心地よい風が吹き抜け室内の空気を入れ換える。
「あれ。ぞうきんとウエットシート捨ててたか俺…」
ドア付近に掃除用具をひとまとめにしておいたカゴをさぐると、今使いたいものが見当たらず、「買いに行くか…」と立ち上がると開けたドアの向こうから虎杖が歩いてきた。
「お、伏黒と悠じゃん!来てたんだな!」
「悪い虎杖。近くのホームセンターまで買い物行ってくるから、その間悠見ててもらえると…」
「ちょうどヒマしてたしいいぞ」
「ありがとな。そういえば真希さんや釘崎たちはいないんだな」
「あーよく分かんねえけど、ブランドの新作が出るっつって出かけてる。パンダ先輩たちは任務かな。朝から見かけないし」
「みんな出かけてんだな。悠、すぐ帰ってくるからこのお兄ちゃんと遊んでてな」
「はーい!」
悠、はじめてのお留守番。いい子にできるかな?
「あ。ツカモトの腕、布薄くなってんなー」
「?」
「このぬいぐるみくれたおじさんのとこ行って、直してもらおっか」
「あい!」
生まれた時にプレゼントされ、お供としてミニツカモトを持ってきた悠。腕の修復を学長にしてもらうため虎杖とともに職員室的な所へ向かう。
抱っこすると前より少し重くなった悠の体重をずしっと両腕に感じる。
「よっと。悠おっきくなった?ちょい重くなったというか」
「あれ、悠じゃん久しぶり!」
向かう途中、ジャージ姿の藤村に出会った。肩にタツノオトシゴの呪霊―ぺーさんを乗せて。
「おつー。自主練?」
「うん、そう。ひと汗かいたし、休憩がてら一回シャワー浴びようかなって」
藤村は持っていた木刀をぺーさんにしまいながらポケットから部屋のカギを出し開錠する。
「あのさ、学長いた?」
「あーごめん。見てないわ」
「ぬいぐるみの腕直してもらおうと思ったんだけどなぁ」
「なぁー」
行きながら探してみるわ。と藤村と別れ、職員室方面へ足を進める。
「よかったな!直してもらって」
「うん!」
腕を直してもらい、悠はごきげんで虎杖と部屋へ戻る。すると、廊下の向こうから買い物を終えた伏黒が戻ってきた。
「遅くなった!悠いい子にしてたか?」
「今、ぬいぐるみの腕を学長に直してもらったな!」
「?どこか直すとこあった…?」
腕を見回す伏黒の背後で、夏油が「悠仁!私と任務(夏油先生引率)だよ!早く支度しておいで!」と声をかける。
「はい!今支度しまっす!じゃあな悠、伏黒」
「気つけてな」
「おう!」
ぽんと悠の頭を撫で、伏黒に引き渡すと慌ただしく部屋へ入る虎杖を見送り、荷物を抱え自室へ入った。
思ったよりも部屋は汚れておらず、床や机などをキレイにして帰る準備をしていると、ベッドに乗せていた悠の寝息がきこえる。
「悠帰るぞ…って寝てる?」
ぬいぐるみを抱えたまま悠はぐっすり夢の世界へ。その横で伏黒はどこかへ電話をかけた。
「もしもし悟さん?用事終わってこれから帰るんですけど、ハルがぐっすり寝ちゃったんで、時間も時間だし俺達お昼食べてから帰りますね。 え?アンタも?じゃみんなで行きますか。どこか途中でピックアップします」
*あとがき*
前の2本と時系列で繋がってるので、自分でもびっくりの三部作(笑)そんなに長くするつもりなかったのにッ…!!
伏は車で来てて、高専から近場のホムセンへ。売り場面積がサッカーコート1面くらいあるでっかい店舗イメージ。クッソ広いので多少時間かかっております。
最初、虎杖に抱っこされただけでギャン泣きしてた悠だけど今はすっかり平気に。遊び相手と化したのだ…。悠は珍しくグズった(本来はあまりグズらない子)ため、伏と高専へ。あ、買い物行く時水筒などは虎杖に預けてます。
藤の呪霊の名前は脳直で決定。由来は櫻坂のぺーちゃん。
名前も藤村祖母から引き継いでて、漢字が山本総隊長やザップさんの師匠のようにめちゃ長いし旧字体・異字体が混ざってるのでアダ名感覚。登録する時「字難しい…!」つって苦労したんだろうなぁ…(笑)
・この後の1本と時系列で繋がってる三部作。
・三部作の2本目
カバンに財布やケータイ、報告書等の書類を入れいざ出かけるという時。
「それじゃあ行ってきます。悠見てて下さいね」
「任せなさい!」
「やぁー!めぐ、ま!(恐らく、待って!の意)」
五条のそばで遊んでいた悠が内カギの開ける音に反応し、てちてちと走ってきて伏黒の足にぎゅっと抱きついた。それはもう、絶対に離すもんか!といわんばかりに。
「ふえぇぇぇぇ(泣)」
「あらあら。珍しいね、グズった」
「よしよし。泣くなって。ちょっと出かけてくるだけだから」
抱きついた悠を優しく足からはがし、抱っこして背中をぽんぽんしたりとあやす。見送りのため移動した玄関でその様子を見た五条は理由が分かったようで…
「もしかして、寂しいのかな。恵に置いてかれると思って」
「ぐすっくすん…ふぇぇぇぇん」
服をさ、ぎゅっと握ってるの見てるとそれっぽいもん。と五条。
「はぁ…仕方ない。ハル、いい子にするって約束できる?できるなら俺と一緒に行こう」
そう言うと、悠はちらりと顔をあげた。紺瑠璃の瞳から大粒の涙をぼろぼろこぼしながら。
「でき、う!」
「よし、じゃあ行こうか。悟さん悠も連れてい行くんで、留守番お願いします」
「はいよー」
「ハルの水筒とおやつ少し用意するから、パパと待っててな。お供にぬいぐるみもひとつ持っておいで」
「うん!」
すっかり泣き止み、きれいに片付いたおもちゃ箱からミニツカモトをひっぱり出す。しかし、くまのぬいぐるみも気になるようで。
「ハル、どっちにする?めぐはひとつって言ってたよ」
「うーん…こち!」
数秒迷った結果、お供はミニツカモトに決定した。
「用意できたぞ。ハルおいで!」
「気をつけてね。いてらー」
「あ。そうだ、悟さんちょっと」
「何?めぐ…み??」
リビングで見送る五条を呼んだ伏黒は、悠の目を手で隠し少し背伸びして行ってきますのキスを送った。
「行ってきますね」
にっと笑い、ドアを閉めると2つの足音がエレベーターホールへ遠ざかっていくのが聞こえる。
「あらあらまあまあ。めぐちゃん大胆なことするのねあの子…!!」
あんな子に育てた覚えはないわ…!とちょっと照れながら、五条はその場にしゃがむようにくずおれた。
*あとがき*
出発前のひとコマ。悠は伏をめぐ呼びしてます(・ω・)
これは私のいとこの兄ちゃん(長男)の息子くんズが自分の両親やじいじを下の名前で「○○ー!(○○はそれぞれの名前)」と呼び捨てにするそうで。私「マジか…!!Σ(゜Д゜;)」と衝撃を受けまして、そこからきております。五は普通にパパ呼び。
なんか寝る前にすっごい甘々なやつ浮かんだけど、寝たら8~9割すっ飛んだので行ってきますのちゅーに。メモするのもめんどくさかったんだ…。
カバンはA4が入る少し大きめトートをイメージ。大学生が使ってそうなシンプルめのやつ。
ハルの水筒→麦茶(まぐまぐ)
ハルのおやつ→ベビーせんべいとやさいクッキー
最初赤ちゃんのラムネだったけど、「あれ。小粒だけど、のどに詰まらせるんじゃ…?」と思ってクッキーに変更。買い物先のスーパーで赤ちゃん用お菓子を調査したらラムネあった…。まぁ溶ける…よね…(;´∀`)
・子供が寝たあとは~の続き。
・この後の2本と時系列で繋がってる三部作。
・三部作の1本目
とある日のこと。
今日は2人そろって任務も何もなく、完全オフ日なのについいつもの癖で伏黒は早く起きてしまった。
「やべ…早く起きすぎた…」
隣のベッドでぐっすり眠る悠と五条を起こさないように、そっと寝室を出てキッチンへ向かった。歯みがきと洗顔を終え、キッチンに到着すると先日買ってきたホットケーキミックスの袋が目に入る。
「今日はパンケーキでも作りますか…」
冷蔵庫から卵と牛乳、ベビーリーフにミニトマトを取り出す。卵は黄身と白身を分け悠の離乳食作りで買ったハンディブレンダーを起動させ、白身を泡立てる。
どうやらメレンゲを作ったようで、粉と牛乳・黄身を混ぜた生地に少しずつ加えふわっとしたものになった。熱したフライパンへそれを入れ焼き始める。
「よっ…と。うん、いいこげ目」
ジュッと音を立て裏返すとこんがりいい焼き色がついた。
すると、五条が起きてきたようで寝室から出てきた。
「おは…めぐ…。なに?超いい匂いする」
「おはよございます。あれ、悠まだ寝てます?」
「うん。爆睡…」
「悟さん寝ぐせついてる(笑)」
若干寝ボケつつ、くぁ…とあくび一つして冷蔵庫から飲みかけの水のペットボトルを出し、少しずつ飲みはじめた。その横で伏黒はふふっと笑いながら手ぐしで寝ぐせを直す。
直すと、ありがと。と額にひとつキスが降ってきた。
「今日は朝パンケーキ?」
「はい。この前釘崎が食べてたやつの再現というか」
「へぇー。めっちゃおいしそう…!!」
朝だから重くないように、シンプルにメープルとバターです。とワンプレート皿に飾り付ける。片方にベビーリーフとミニトマト、もう片方にお取り寄せしたいちごとブルーベリーとオレンジが入った小皿を置く。
「先に悟さんどうぞ。今スープと飲み物持ってきます」
ダイニングテーブルに座った五条の前に綺麗に彩られたワンプレート皿を置き、再びキッチンへぱたぱたっと戻る。
「カフェオレ切らしちゃってるんで、ロイヤルミルクティーです。俺、悠起こしてきます」
「んむむ(悪いね/ミルクティーに口付けてる) いただきます。んっ、おいひっ」
パンケーキを一口食べると、ふわっとした食感が口の中に広がる。以前、自分も食べたことがあり、再現度高いなーと食べすすめていると寝室で寝ている悠を起こしてきた伏黒が戻ってきた。
抱っこされ、自分と同じ白髪が無造作にあちこちはねているのが目に入る。
「おはよ。ハル。よーく寝てたね」
「んんー…」
悠は抱っこされたまま、少々眠そうに伏黒の肩に顔を埋めぎゅっと服を握りしめる。
「悠、ごはんだぞ」
そっと手をほどき、お子様イスに悠をおろす。彼の前に一口サイズに切ったパンケーキのお皿を置くと甘い、いい香りが届いたのか紺瑠璃の瞳がぱっと輝いた。
「いた※☆○×ましゅ!」
「はい、どうぞ(笑)」
「今日みんなで何しよっかー」
「俺は大体2時間くらい高専へ資料取りに行きながら報告書出したいです。あと寮の自分の部屋の掃除とか」
「んむむ、ぐぐぅ」
「恵は分かった。ハルは口の中身ごっくんしてからにしようねー」
「悟さんは何します?」
「そうだなぁ。まー撮りためた映画とか消化してゆっくりしよかな」
さて、今日は一日どんな日になるかな?
*あとがき*
あの、追加のおつかいで買ってきたホットケーキミックスをついに開封!(笑)
季節は暑くもなく寒くもなく、朝に温かいスープが合う頃をイメージ。コーンクリームスープ作ってて、缶のやつを牛乳でのばして少々塩味をきかせたもの。悠のパンケーキはいちごジャムのせ。はちみつは1才以上から(作中の悠は1才以上)だけど、メープルはいつからいいんだ?そんなの分かるか!ってことでジャムにしてみました。
私もブルーベリーのフルーツソースかけた事あるし
・早起きしちゃった伏→AM7時くらいに起きてしまって、五はその1時間~1時間半後くらい。その間にスープやフルーツ盛り作ってる。ちなみに五のワンプレート皿は3股タイプ。
・釘崎が食べてたやつ→某有名店のもの。ホントは生クリームどっさり鬼盛り。虎&伏は「うわっ…すげぇ量…」と若干引き気味(笑)
・寝室のベッド→シングル2つをダブルっぽく。どうでしょうのヨーロッパのホテルで度々あったパターン(ダブルベッドに見えるけど実はセパレートできてツインだよってやつ)を参考にしてます。
この文章含めた五条家イメージ↓
・寝室→シングル2つをダブルっぽく(とある理由でこうなった)。悠はベビーベッドで寝てたけど生後10か月頃からなぜかイヤがったので、五と伏どちらかのベッドで寝るよ!ただし、その日の気分による。
・キッチン→ガスコンロもあるけどIHコンロもあるよ!パンケーキはIHコンロで焼いてます。
・間取り→3LDKベランダ付きマンション(高専所有で、近場。車でも行ける)
・ダイニングテーブルからキッチンが見えるよ!
・お手軽キッチン家電買いがち(ハンディブレンダー、炭酸作るやつ、コーヒーメーカー他多数)
寝室とある理由→夜中、任務から帰ってきた五が寝ようとベッド入ったら先に寝てた伏&悠(伏は気付かず)のうち、悠がギャン泣きしたため。この事件があってからシングル2つになった。
2話 すくなvs五条で喜久福の袋を死守する伏 →普通左右どっちかの腕で顔ガードするじゃん。なんで守るように!?
18話 vs加茂 飛んできた矢をよけるとこ →まつ毛長っ!表情ふつくしいなお前!
23話 アバン →18話と同じく長いまつ毛とエグいくらい動く作画
・釘崎が飲み込まれそうになった時の横顔
・「全部祓えたか…」からのまつ毛バッサバサ
・「どこだよアイツら…」の目→伏黒 入眠前の目
おまけ
・高専五。指わきわきすんなw←23話
・放送当時、最後の最後に持ってかれたラストじゅじゅさんぽ。ここかもしれない↓
五「~泥棒猫ちゃん達ッ!!」、「ヴァイオリーン」、「帰るわよ、恵ちゃん(イケボ)」、「うーん(指ちょんちょん)」
改めてじっくり見ると色んな発見があったOP2
・歌いだし、雨の中花束片手に歩き出す五の頭上→雨粒でさえ近づけない
・サビの♪もう戻らない~ のとこで既に出てる満象。18話を見た私→「へぇー満象の色ピンクなんだーへぇーほぉー」
・改めて見た私→「いや、いるやん!」
秋もいくぶん深まり、冬の足音がきこえはじめる11月22日。どうしても出席せざるを得ない会議がようやく終わり、大急ぎで都内の病院へ向かう道中、第一子誕生の知らせが五条の携帯に入った。
しばらくして病院に到着し、入院する病室へ伏黒に頼まれた荷物とともにまっすぐ足を進める。ドアをノックすると、どうぞ。と声がする。
「めぐ、頑張ったね。お疲れ様。」
「この子悟さんそっくりですよ」
伏黒はベッドから上半身だけ起き上がり、読書中だったようでぱたんと本を閉じ、横に置かれた透明なケースの中で眠る生まれたてホヤホヤの我が子を見る。
「名前だけど、もうちょい待ってて。今めっちゃ悩んでんの」
「はぁ。では素敵な名前よろしくお願いしますね」
「スグ考えるから!決まったら即来るね!」
この後任務の打ち合わせが入っているため、面会を手短めに済ませ病院の立体パーキング内で待機していた伊地知の車に乗り込み、一路高専へと戻る。
待機中に時短で帰ることができるルートをナビで選択していたようで、首都高経由で戻るも途中数キロの自然渋滞があったが時間どおりに到着した。
校内を歩いていると同級生でありながら自分と同じく教師をしている夏油を見つけた。
「傑お疲れサマンサー。これ、コーヒー僕のおごり。それとさ一つ聞いていいかな」
「ありがとう。で、用件は何だい?」
「子供の名前になー。親の字つけるってどう思うよ」
「うーん。人によるんじゃないかな」
あれ。スルーっていうよりはぐらかされた?よし、もういっちょ重ねてみるか。とさらに質問を投げかける。
「部首を同じにするとか…」
「それも人によるんじゃないかな」
「…オマエに聞くんじゃなかったわー。」
「で、君の子供はどっちに似てたんだい?」
「僕かな。髪の毛とか超クリソツだったぞ。あぁー六眼持ちかなぁ!そうだといいなぁ!」
「おめでとう悟。お祝いは後日渡すよ。何せ急だったしね。さて、私は任務の時間だからこれで失礼するよ」
「ん、行ってらー。」
夏油を見送ると、飲みかけのカフェラテを飲み干しまたどこかへプラプラと歩き出す。歩き出した所で教室が目に入り、誰かいるかなと覗いてみると虎杖・釘崎・藤村の3人がノートやルーズリーフ、本を広げ勉強会を開催していた。
「おはやっぷー。邪魔しちゃって悪いけど、みんなに聞きたいことあるんだ。いいかな」
「いいっすよ。ちょうど休憩しようとしてたとこだし」
「あのさ、子供の名前に親の字1字つけるってどうよ」
「そっちかー」
「うっわぁ…すっごい微妙…」
「戦国時代の大名とか室町の足利氏に江戸の徳川家も字使ってたし、いいとは思うけど現代だと…ねぇ。どうだろう…」
3人ともイマイチなリアクションをとった。この時代に親の字を1字つける…あまりなじみがないうえに、むしろ自分の祖父母世代ならまだ分かる。
「今ね、この字とこの字で激迷ってるのね。()は読み方だよ」
くるっと黒板の方へ体を向けると、チョークで『悠(はるか)』,『惟(ゆい)』という2文字を書いた。
「「「ほぉー」」」
「いいっしょ?んで、悠は恵の字の部首入れてて。惟は僕の字の部首」
そう言いながら、五条は白チョークを置き黄色のチョークを手に取ると2文字の部首の部分をぐるりと囲った。
「"はるか"と"ゆい"か…」
「どーちーらーにーしようかなーで決めたらいいんじゃないかしら」
「あ。ダーツの旅っぽく、ダーツ投げるってのは?」
「それって矢が刺さった所に決定。行きますよ。ってやつ?」
「やつ。」
「それか円形にして、ぐるぐるっと回転させても面白いんじゃない?別番組で似たようなの見た」
「はっ!ボードだけ作って、野薔薇に釘打ち込んでもらうってものいいね!話聴いてて思った」
「それいいじゃん先生!」
「私のプレッシャー考えろバカああああ!!」
「野薔薇の腕前に全てかかる子供の名前…責任感やばっ」
なんやかんやで某フレンドパークのような、どこかで見たことがある円形のボードを作り、釘崎が共鳴りを打ち込むことになった。
釘崎回すぞーと虎杖が回転させる。
「「「パー○ェロ!パージ○ロ!」」」
「行くわよ…共鳴り!!」
「「「おおっ!!?」」」
渾身の共鳴りで釘を打ち込む。カンッともキンッともとれる音をたてそれがボードに刺さる。
果たしてどんな名前になったのか。
任務の打ち合わせが終わり、再び五条は病院へと向かった。
手に子供の服や伏黒の着替えに暇つぶしで読む本を持ち病室へ入る。
「名前を今しがた決めてきました恵さん」
「何でそんなに腰低いんですか」
「傑と悠仁に野薔薇と蓮にも相談して、結果こうなったよ」
携帯で撮った写真を伏黒に見せると、「悠」のスペースに釘が刺さっている。
「(釘崎の…だよな?)ゆう…ですか。読み方」
「違うよ。"はるか"だよ。その子の名前は悠ではるか」
「いい名前ですね。はるか」
「どこまでも、長く…長ながと両親の思いが続くように。って。だから、君は悠(はるか)だよ」
そう言うと、五条は悠の頭をそっと撫でた。
「何で釘崎の釘が刺さってるんですか?」
「僕が迷いに迷った結果がそれよ。某フレンドパークの、パー○ェーロ!パージェー○!のやつ。分かるかな?」
「あぁ…」
*あとがき*
悠の名付けエピソード。悩みに悩んでそうだなぁと。惟は数年後誕生する弟に。
私も刀剣の引き換えシールで岩融と大包平でバカみたいにクソ迷って、花丸アニメ2期までに出た刀剣にしよう!と決めたものの、その2振りが残って。えんぴつ占いみたいにリップ転がしたりと散々迷った結果大包平にした思い出。
フレンドパークと車の名前・ダーツのくだりは流石に年がバレる(笑)五はリアル年齢で分かると思う。
そしてそして、五「おはやっぷー」は中の人ネタ。どうしても言わせてみたかった。反省はしている。
『おはやっぷー』と『覚悟はいいか、俺はできてる』もいつか五に言わせてみたい!と思ってて、先におはやっぷー言わせられた!(笑)
伏は公式で実話系の本を読む事が多い。ってあるけど、推理ミステリーとか東野氏・湊さん他有名な推理系ミステリー系作家さんの本も読みそう。少々重たいけどハードカバーの本とか。
五が暇つぶしに持ってきた本はそれらをイメージで書いてみました。
悠と惟の誕生日は後日加筆修正。ノープランで何も決めておらんくて。まぁ両親の誕生日から1か月引いただけなんですけどね!(笑)