まったくいいところ無しだった前半。


後半CKから阿部。FKから佐藤寿人のゴールで2点。辛くも、イエメンから勝ち点3をゲットした。


引いて守る相手にどう戦うか?


いつも代表が言われる課題。ジーコの時は個人で打開していたが、オシムの場合は動いて崩すサッカー。それが、今回見れなかった。


後半の羽生の投入が活きたわけで、飛び出すタイプのトップ下がオシムジャパンにはあっていそうである。


Jリーグの日程の関係で、代表の練習時間がないため、これからもジェフ、レッズ、ガンバ勢で試合をこなしていくだろう。


Jリーグでジェフが見せるサッカーを、代表で見るようになるにはまだ先かもしれない。


今のところ、流れの中からの得点は1点のみ。あとはセットプレーから。早く、流れの中からのFWの得点を見たい。


*番号が大きいのはアジアカップが番号登録制で、ジーコジャパンでインド戦を戦っている為、新しく召集した選手には新しい番号をつけるらしい。

このままいけば、77番や99番なんていう番号も出てくるかもしれない。


オシム試合直後のコメント


 すべてが難しい試合だった。日本は勝たなければならない上に、気温と湿気が高く、相手が引いて守ってきたので、得点が奪えずに神経質になってしまった。しかし、私たちはその条件で、規律を持って戦うことがある程度できた。反省点は、フィニッシュでアイデアとリズムを欠き、何度も同じミスを繰り返したことだ。

 相手が引いて守ってくるのは予想の範囲内だったが、こちらはもっと頭を使うべきだった。例えば日本が引いて相手をつり出して、そのスペースにパスを出していけばもっと楽になる。相手が引いて守っているので、前掛かりになって無駄にパスを出し、無駄に走って消耗していた。ただ、私が怒っているのは、セットプレーは20本ほどあったのに、惜しいものが少なかったことだ。今日のようにいいプレーができない試合では、惜しいと言えるような、得点に近いセットプレーの回数を増やしていかなければならない。

 ある程度のところで満足してもいいが、満足できないのは、アイデアのあるプレー、頭を使ったプレーが不十分だった点。選手たちは(この試合で何を学ぶかを)分かっている。ただ、マスコミの皆さん、サポーターの皆さんに学んでいただきたいのは、簡単に勝てる相手など今はどこにもいないということ。

(次の試合に向けて)トレーニングの時間がまったくなく、集合して即出発という日程。十分な時間が取れないのは残念だが、次の試合までには、戦術上の問題、アイデアを持った攻撃をどう行うか、選手の入れ替えを含めていくつかのことを考えたい。