全豪準優勝 クビトバ、涙のあとで… 深夜の“笑顔の集合写真”に海外喝采 「君も勝者だ」 | ランゴワンの地図

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 2009年の8月、家の仏壇の引き出しから一枚の古地図を発見しました。地図の中央付近には、「ランゴワン」という地名が記してありネットで検索してみると、1942年1月11日、旧日本軍が初めて落下傘による降下作戦を行った、インドネシアの村の名前でした。

 

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深夜にSNSで“チーム・クビトバ”を公開「見て、この綺麗なトロフィーを」

 

 テニスの4大大会・全豪オープンは26日、女子シングルス決勝で世界ランク4位・大坂なおみ日清食品)が同6位ペトラ・クビトバ(チェコ)に7-6、5-7、6-4で破り、日本人初優勝。一方、クビトバは16年に強盗の襲撃に遭い、利き手の左手に重傷を負う危機を乗り越え、復活の準Vを果たした。試合後は悔し後に涙を流したが、深夜にインスタグラムを更新。笑顔で“チーム・クビトバ”の集合写真を掲載して心境をつづると、海外ファンに「勇敢な物語、勇敢なカムバック」「君も勝者だ」と感動を誘っている。

 涙の後、持ち前の美しい笑顔が咲いた。クビトバは試合後、ほどなくして深夜にインスタグラムを更新。1枚の画像を公開した。

 試合用のウェアから着替え、白のTシャツ、黒のジャージをまとったクビトバ。その手には準優勝で勝ち取ったシャーレが輝きを放つ。髪をアップにした表情には優しげな笑みを浮かべ、コーチら3人とともに“チーム・クビトバ”で集合写真に納まった。試合後は涙に暮れたが、悲劇を乗り越えて掴んだトロフィーに思いを深めた様子だ。

 画像を公開した投稿では「一歩一歩を共にしてくれた私のチームに感謝します。今は辛いけど、私たちはずっと大変なことを一緒に経験してきました……。それに見てください、この綺麗なトロフィーを」とハートの絵文字をつけ、悔しさをのぞかせながらもチームに対する感謝をつづり、輝くトロフィーを誇らしくアピールしていた。

海外ファンも喝采「勇敢な物語、勇敢なカムバック」 

 そんなクビトバの姿を目の当たりにした海外ファンも「勇敢な物語、勇敢なカムバック」「君も勝者だ」「ペトラとそのチームの素晴らしい活躍に経緯と祝福を」「ペトラとチームの皆に脱帽!」「素晴らしいチームの一員の、素晴らしい女性!」とコメントが続々。勇敢に戦い抜き、復活を果たした28歳に対し、喝采が沸き起こった。

 準優勝のスピーチでは襲撃事件を振り返り、「ラケットももう一度握ることができるかわからなかった」と思いを明かしたクビトバ。試合こそ惜しくも敗れたが、第2セットで3度のチャンピオンシップポイントを握られながら、最終セットに持ち込み、大坂を追い込んだ。悲劇を越えて鮮烈な印象を残した姿を誰もが忘れることはない。

THE ANSWER編集部 1/27(日) 18:03配信