みなさん、ぜひ劇場へ、お運びください！
昨年の６月に製作がスタートしてから、もう１年以上たちます。
長いようで、あっという間でした。
この映画には、数えきれないほどたくさんのスタッフ、キャストの力が注ぎ込まれれています。
毎日、みんなで頑張りました。
きっと、何一つ、誰一人欠けても、今の完成形にならなかったでしょう。
たくさんの人の力の結晶です。
全てのスタッフ、キャストに感謝すると同時に、映画成功への責任も、いま、ひしひしと感じています。
この映画は、テレビの世界で監督／プロデューサーとしてやってきた私の劇場映画デビュー作でもあります。
テレビ時代に蓄積したものを全部、開放しました。
一から作った「ウルトラマンマックス」や「ULTRASEVEN X」に比べれば、私の作家性は抑えられていますが、それでも、完成品は、まぎれもない八木タッチ、八木節（周囲の方々がこう呼びます）になっています。
私は“ウルトラマン”が本来持っていた、朗らかで優しく、摩訶不思議な気分を再現しようと思いました。
楽しくて、幸福な映画になったと思います。
この映画のメッセージは、御覧になった方々がそれぞれのやり方で受け取ってくれれば良いと思います。
それぞれの視点によって、届くものも変化するでしょう。
それで、良いと思います。
それで、何かを掴んでいただければ幸せです。
この映画は、今回初めて“ウルトラマン”を観る小さな子供さんにも、４０年前の “ウルトラマン”ファン、つまり（かつて子供だった）大人達にも充分楽しめるように作ったつもりです。
じつは、シーン＃１は昭和４１年７月１７日です。
それは最初の「ウルトラマン」の放送が開始された日なのです。
そして、この映画でも、この世界でも。
この日から全てが始まるのです。
どんな展開が待っているのか？
ぜひ、映画館で確認していただければと思います。
宜しくお願いします！
