遠心脱泡機をつくろう!? の巻 / 朝比奈 | スタッフブログ

遠心脱泡機をつくろう!? の巻 / 朝比奈

こんにちは! アカネ衛生兵です。

本日は原型部 朝比奈くんが、「遠心脱泡機」 をご紹介します。
フィギュアを自作するひとたちは、こういった機械を持っているのかな?

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おはようございます。朝比奈です。

今回は遠心脱泡機についてお話します。
まず遠心脱泡機とは何ぞやってことで画像をご覧ください。

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(これは私が学生時代に制作、使用していた物です。)

遠心脱泡機はその名の通り、
遠心力によってキャストをシリコン型に押し込む 複製器具です。

型の形状から体積が大きい原型の複製には向いてはいませんが、
薄い、または小さいパーツを一型に多く配置することができるため
回転が早い複製作業が可能です。
主にロボットや小スケールフィギュア向けといえるでしょう。

作り方は至ってシンプルです。
市販の回転式刀磨機を用意し、上部にある出っ張りを切り取るだけです。

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(今は穴が開いていますが本来はピンが立っていました。)

クランプ板は東急ハンズで加工してもらうのがいいでしょう。

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※ クランプ板とは…… 締め付けの役割をする板

構造上、使用するクランプ板よりあまりに小さいシリコン型を挟んで
複製作業を行なうと、板がシリコン型を抑えきれずに、遠心力によって
キャストが飛び散るので、型に合った大きさの板を用意する必要があります。
そのため、型を作ってから板の大きさを決めると良いかもしれません。

また、クランプに失敗した場合も勿論キャストが飛び散ることになりますので
そういった事故を防止するために、必ず遠心脱泡機の周りには
囲いを作り、下にはシートを敷きましょう。

次回は遠心用シリコン型の作り型についてお話する予定です。

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遠心力によって、キャストをシリコン型に押し込む…… とありますが
脱泡機ということで、遠心力を利用して余分な気泡をとりのぞいたキャストが
シリコン型に入れられるよー! ということなのかしら?

次回の朝比奈くんの記事も要チェックの予感! ではまた次回!