パーツ分割 中級編その3/ 黒田
ちわ。クロちゃんです。
今日ご紹介するのは「パーツ分割 中級編 その3」で中級編ラストだYO。
前回、前々回の記事はこちら↓
■パーツ分割 中級編その1/ 黒田
http://ameblo.jp/max-staff/day-20110902.html
■パーツ分割 中級編その2/ 黒田
http://ameblo.jp/max-staff/day-20110909.html
前回はとりあえずのダボ付けが終わったところまで紹介したよね。
ここから最終の離型作業の説明をしていきましょう。
まず、活かす方のパーツを表面に書かれた分割線までリューターで削っていきます。
すでにダボが位置を決定しているので両パーツ合わせ用ガイドもろとも削っていきます。
大まかに削ったら鉄やすりや紙やすりで表面を整えていきます。
下段画像はプラ棒に両面テープで紙やすりを張ったものを使っています。
こういった曲面に紙やすりをあてる場合、
指よりもあて木を使ってヤスリがけしたほうが均等な面に仕上がります。
因みにダボを取り外せるようにしたのはこれら切削作業のしやすさを考慮してのことだったのです。
やすりで整え終えた状態。
表面や凹ダボ付近に気泡や欠けがあるのが分かります。
初級編では無視しましたが、今回は中級編ってことなので埋めることにします。
ポリパテを使って埋めるのですが練る前にナイフ等を使って穴の出入り口を大きくし、気泡の奥までポリパテが入るようにしましょう。
気泡にポリパテをすり込むように盛り付け、(画像上段)
完全硬化したら紙やすりをつかって綺麗に整えます。(画像下段)
これで活かす方のパーツは完成です。
残りは壊した方のパーツです。
活かした方のパーツから転写させれば完成ですが、
ここでまた両パーツを組んでみて浮いてしまったりズれてないか再確認します。
また凹ダボに削りカスなどが入っていないかの確認もします。問題なさそうなので次の作業に移りましょう。
壊した方のパーツ表面には油分が残っているかもしれないのでシンナーまたはアルコールを含ませた綿棒でふき取っていきます。
次に活かした方のパーツに離型剤を塗ってポリパテで「ウニる」んだけど、
初級編でパーツ同士がなかなか離れてくれない失敗をしたよね。
そこで秘密兵器の登場。
それは・・・
シリコーンバリアー!!! リアー リアー リアー・・・・
シリコン型の製作やポリパテなどの離型に使う強力(?)離型剤です。
メンタムとは違ってシリコーンバリアーは液状なので塗りやすく大変便利です。
塗る前に容器の液をよく攪拌してから使います。
塗り終わったらポリパテを練って盛り付けて・・・
さすがシリコーンバリアー。簡単に取れてくれました。
「ウニ」って出来た余分な部分はカットし表面をキレイに整えます。
ダボはどちらかのパーツに瞬着で接着してしまってもいいでしょう。
これで分割が終了しました。
中級編、いかがだったでしょうか?
次回はさらにステップアップして上級編を紹介したいと思います。
ほなまた~ノシ