パーツ分割 初級編その2/ 黒田
今日は前回に引き続き「パーツ分割 初級編その2」だYO。
前回の記事はこちら↓
■パーツ分割 初級編その1/ 黒田
http://ameblo.jp/max-staff/day-20110801.html
前回は二つに分けてタボを作るところまで説明したよね。
一度ここで両パーツが合うかどうかのチェックをしたら
いよいよ離型処理の準備に取り掛かりましょう。
まずは「メンタム」(離型剤)を筆で塗りたくります。
ワセリンでも構いません。
タボの中や奥まった部分など忘れずに塗りたくります。
次にポリパテを練って盛ります。
ポリパテの練り方などの説明は当ブログ内にて過去にやってきたので
省略するよ。
盛るときは気泡ができないよう少しづつ盛っていくのがポイント。
タボの凹凸面を爪楊枝などでつつきながら盛り付けていきます。
広い面は画像のようにヘラを使ってもいいでしょう。
両パーツとも盛り終わった状態。
片方のパーツに盛るだけでも構いませんが、
僕の場合は両面を盛り付けて気泡を限りなく少なくなるようにしています。
また多めに盛りつけることも気泡を少なくするためのポイントです。
それでは・・・
合体!!
この時、両パーツの角や面等を見ながらズレてないかの確認をして
調整します。
画像のように盛ったポリパテが「ムニュ~」っと出ているのがわかるよね。
ぬーまんも言ってたけど、このような現象から離型処理のことをファクトリーでは「ムニる」や「ウニる」と言っているよ。
先ほどの「多めに盛りつけることも~」というのは、
このように気泡を外へ逃がすためでもあるのですねぇ。
ウニったら極力触れずに置いて半硬化を待ちます。
待ってられない人はドライヤーなどで温めて硬化を早めてもいいでしょう。
半硬化したら両パーツを離しましょう。
こう・・・ね。
「ペリッ」っと離れてくれ・・・・るはず・・・なんd・・・・あれ?
い゛い゛~~~~~~~~~~~!!
とれね~YOOOOOOO!!
ちょっ・・・おまっ・・・・おまぇーー!!・・・
・・・ーーーそぉい!!
と、とれたぁ・・・(°д°;)(脇汗
小さいパーツなら簡単にとれるんですが、
こういう大きめのパーツや広い面となるとなかなか離れてはくれないんですよ。
そういうときはナイフやニッパーの刃先を接合面の隙間に入れてみてください。
傷はついてしまいますが後で修復はできます。
こうしてパーツA面がパーツB面に転写されました。
○で囲った部分以外も転写されているのがわかるよね。
この部分は不要なのでこの後キレイにして平滑にするか、
「ウニる」作業をする前にパーツA面を平滑にすればOKです。
パーツ同士を組んでみました。
ガタつきも少なく、気持ちいいくらいに合わさりましたね。
ウニってムニュ~っとはみ出たポリパテはナイフやニッパーで除去し、
最終的には紙やすりでキレイに整えます。
以上で「パーツ分割 初級編」は終了です!
次回はもう少しハードルを上げた分割を紹介しましょう!
ほなまた~ノシ