あとは塗装して履帯組んでおしまい・・・それを軽く考えていたんですがかなり予測が外れました(笑)
そもそも履帯の片方が不良品で一コマ短いという罠、そんなわけで輪っかにできない状態。履帯のためにエッシーの方をつぶすのはしのびないのでこれでどうにかしようと画策。マチルダは履帯上部が完全に隠れるのでこんな手を使いました。
転輪は前から1-4-4-2の配列ですが、いちばん後ろの2コ転輪だけ1mmほど高い(足が長い)ので他の転輪たちと接地面が合いません、したがってどこかで切り詰める必要がありますが、今回は車輪部とサス部を切り離して間を削って高さを合わせました。履帯のテンションがかかるのでピンバイスで穴あけして真鍮線で繋ぎを入れて置いた方がいいと思います(やらなくて失敗しましたので)。内部スカートの内側はサスペンション部に干渉してしまうので内側を思いきり削って薄くしておいた方がいいでしょう。これをやらないとサイドスカートが正面から見てハの字型に広がってしまう恐れがあります。履帯はポリらしく接着剤をまったく受け付けてくれないのでフェンダーとの隙間に0.5mmプラ板を差し込んで強力両面テープで繋ぎました。なぜホチキスを使わなかったかというと、今回は誘導輪の軸を切断して植え直しているので強いテンションをかけると折れる恐れがあったことと、今現在拙宅にはホチキスがなかったというわけでして。 あとから考えたら穴を開けて糸で縫うという方法もあったけど・・・まぁいいか。なにはともあれポリ履帯よりはアタックの38(t)みたいなやつの方がいいな。
排気管は車体に載せた状態で仮組、上のコの字型と後部のタイコを接着してからゆっくり車体から外します。
この状態なら接着部にも楽にヤスリをかけられます、うっかり接着部を外さないようにやらなきゃですけど。
サイドスカートには上部転輪が一体モールドされているので忘れないように塗装しておきます
今回の塗装や装備品の形状、配置は「アハトゥンク ガールズ&パンツァー」とBDを参考にしてます。特に本の方を見る限りは足回りはグレー系の色になってるように見えます。
そ ん な わ け で
一気に作っちゃいました。
車体はダークイエローにつや消し白を混ぜていくぶん明るめにしたものを使ってます。デカールはカステン、これだと少し小さいけど仕方ないな。サイドスカート前部左右の校章はプロットとは違う位置にしてますけど、これはキットのパーツ自体がデカールの幅に合わないので仕方なく上の方にずらしてます。
あれこれ細工した部分が集中する車体前部。このキットを作るなら、何はともあれサイドミラー支柱だけは真鍮線で作り替えた方が良いと思うのでした。ミラー本体はキットのものの裏面を削って薄くして使います。裏面が真っ平らだとおかしいのでランナーなどを薄くそいでサイズを合わせてくっつけておきます。
がらんどうな補助履帯おさえ、U字型牽引フック用環、誘導輪左右のサスペンション部・・・どれもこれも面倒だったけどやっておいてよかった。機銃は主砲と同軸だったはずなので角度を同じにしておきましょう。
補助燃料タンクに取っ手を付けるのを忘れてた!伸ばしランナーくっつけるだけだから適当にやっておこう。
あと、車番も付けてないです。手元に適当なデカールが無くて・・・カステンも1/72もの出してくれたらいいのに。やるなら肴屋本店に突っ込んだ4号車にすると思います。
後ろから見るとこれだけはっきり排気管が見えるのでこれに継ぎ目があると目立つんですよ。
ルノーB1-bisもカモっぽいけど、マチルダIIもなんだかカモっぽい。
あれこれアレンジされてることが多いガルパン車輌ですけど、このマチルダIIはほとんど実車と変わらない装備のようです。補助燃料タンク上部中央には切り込みがあってフタが付いてるんだけど、きれいに頂点を合わせる自信がないので今のところこのままのっぺらぼうで済ませるつもりです。
砲塔左右の工具類の取りつけ穴は全部ふさいでおきました、なにしろ穴が大きすぎます。こうやって上から見るとふさいで正解だったなって気になります。
ハセガワだから楽だろうと思ったらとんでもなかったマチルダII、やっぱりおかしいのはサスペンション部でこんな小さなスケールなんだからもっと省略すればいいのにと思う、なんせ組んだら見えないんだし。とはいってもエッシーがタミヤの1/35をコピーしてるから仕方ないんですけど。
フェンダー左右のライトに赤を入れるのも忘れてる・・・ツノが邪魔だからやりにくそうだけど、エナメルの赤買ってくればいいか。
さて、これでようやく2輌目が完成、次はどうしようかなぁ。
今のところIV号DとM3リーが同時進行してるっぽい感じ・・・次回はこれのどちらかになると思います。