。須田さんは,ほかの業界を巻き込んでゲームを作っていくような考えをお持ちなんですか? 須田氏:  今回はたまたまそういう座組になったんですよ。ワーナー?ブラザースがジェームズ?ガンを呼んでくれて,山口雄大さんはもともと私の友達だった。このようにガッと人が集まってくれたのは,この作品の魅力だと思います。何かこう,人を惹きつける力が,このタイトルにあったということでしょうね。 少し暗い話になりますが,映画業界が少ししぼんでいて,脚本などがゲーム業界に流れてきているという話もあります。須田さんは,そういう空気を感じられますか。 須田氏:  どうでしょうね。ただ,今は映画を作る人達がTVシリーズを録るような,ボーダレスの時代じゃないですか。なので,距離感がより近くなっている気はします。ハリウッド映画もそうなんですけど,まさにビデオゲームと同じでメガゲーム,メガ映画というものが,一番人を集めるものになっているんじゃないかな。  確かに,どこの業界もミドルラインは減ってきています。でも,だからこそ優秀な人達がいろいろな業界で働けるような環境が出来上がってきている。アメリカの場合はとくにエンターテイメントというものが横でつながっているので,そういう色が濃く出ている気がしますね。 須田さんは,たとえば“映画”LOLLIPOPの監督をしたいと思ったりするんでしょうか。 須田氏:  いえそれは,やっぱりジェームズ?ガンに脚本を書いてもらって,ピーター?ジャクソンに監督をやってほしいですね。僕は偉そうなプロデューサーの名前で,載りたいです。何にもしないんですけどすごい偉そうな,エグゼクティブシニアバイスプレジデントプロデューサーとか。撮影現場に行きたいので,スペシャルサンクスじゃ嫌です(笑)。 これまでずっと,日本と海外の両方プロモーションをしてきて,最後がこのE3になるようですが,感慨はありますか? 須田氏:  もともと展示はする予定はあったんですが,こんなバスを用意するような大きいことはしない可能性もあったんですよ。ワーナー?ブラザースが発売直前まで盛り上がりを止めないようにしてくれて,本当にありがたいなと思います。国内では角川ゲームスさんが同じようにプロモーションをしてくれていますから,まさに日米同時ですね,DQ10 RMT。  ちなみに6月10日にはカナダのトロントにもいくんですよ。ジェシカとジョージ?ロメロ師匠がインストアイベントをやります,ドラゴンクエスト10 RMT。私は行けないんですけど……最後までまだまだお祭りは続きます
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