(2011.6月の話)
2011年5月に骨転移が発覚し、7月からゾメタの投与が始まりました。
ゾメタの副作用に、まれに生じるものとして、
あごの骨壊死、骨髄炎
があります。
‘まれ’とは言え、なんとも恐ろしげな副作用です(。。;)
ゾメタ投与中の歯の治療(抜歯や歯を削るなど)は、注意が必要らしく、投与開始前に、虫歯の治療は、済ませておいたほうがよい、と顔デカ先生(主治医です煜)に言われたので、
かかりつけの歯医者さんに行きました。
少し話はズレますが、
私は、26歳から歯の矯正を始めました。当時住んでいた東京で。
27歳で、乳がんが見つかり、治療のために、大阪に帰ってきましたが、しばらくは、矯正のためだけに東京の歯医者さんに通ってました(-.-;)
28歳の時に、モナオくんと奈良で住むようになって、矯正も後半戦(※注)に差し掛かっていたので、もう東京の歯医者さんにわざわざ行かなくていいやろ、と自己判断し、家から近い矯正歯科を探すことにしました。
(※注)
前半戦は、矯正器具で歯をがっつり動かし、整列させる段階です。
普通は、2、3年はかかるところを、東京まで通うのが大変だったので、矯正器具をきつめに締めてもらって、2年弱で終わらせました。
痛かったぁ…歯も懐も( ̄▽ ̄;)
後半戦は、整列後の歯が元に戻らないように、取り外しができる器具などを歯に装着して、整列を保つ段階です。
成人の矯正は、この後半戦に時間をかなり要します。元に戻ろうとする力がすごいらしいです。装着期間は、長ければ長いほうが良いと言われました。
奈良に越してきたばかりで、知り合いもいなかったので、評判の良い矯正歯科なんてわかりませんでした。
たまたま、市役所でもらった病院マップに載っていた矯正歯科(市役所が変な医者は紹介しないやろ、と思って)に、一か八かで行ってみました。
初診の時、
古びた建物に、仕切りもなく乱雑に並ぶ診察台を見た時、
う~ん、チョイスミスかも(¨;)、
と、心がザワザワしました。
次に、
茶髪にピアスをした古田新太(似の先生)が出てきたときには、
完全にチョイスミス!(ノ><)ノ
と病院から逃げ出したくなりました。
が、
顔は古田新太やけど、腕も心もめちゃいい先生やったんです(T-T)
詳細は省きますが、特殊な歯の作りになっていたため、一般的ではない矯正をした挙げ句、東京の歯医者さんに勝手に行くのを止めて、古田新太に丸投げしたにも関わらず、
全部受け止めてくれました。
病院も移転して、きれいになったし♪
こうして、古田新太のおかげで、
今現在は、上の前歯を差し歯にし、下の前歯6本の裏側に針がねを固定し、動かないようにしています。
見た目的には、きれいに整頓された歯に仕上がりました。
話は戻って、
今回も古田新太に托すしかない!
と思い、歯医者さんへ。
いつもの手順で、まず歯の掃除をしに、歯科助手さんがやってきました。
掃除の前に、
えーと、病気の治療で…、ゾメタという薬を…、あごの骨が…、壊死するかもで…、治療前に虫歯の治療を…、
としどろもどろに説明したら、
歯科助手さんも、よくわからないが、これは大変そうだ!、ということで、古田新太のもとへ
よくわからない私の説明を、よくわからないまま歯科助手さんが、古田新太に説明している様子(¨;)
しばらくすると、たくさんの資料を手にした古田新太が、
古:あごの壊死やろ。知ってるよ。
わかったん!あの説明で!Σ(゚∀゚ノ)ノ
薬の名前が書いた資料を見ながら、
古:骨粗鬆症?
ちなみに、ゾメタは骨粗鬆症の治療にも使われます。
私:いえ、乳がんの骨転移でf^_^;
古:そうかぁ。歯の治療は、抗生物質打ちながら、最低限の治療するから、安心していいよ。病気の治療を優先しいや。
そやそや、抗生物質は、どれでも使ってもいいか、先生に聞ぃといて。
私、マジで泣きそうになりました(T^T)
古田新太最高です!!