月の港、ビストロの夜。 | 月と麦酒

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食卓の日乗と世界の酒場巡り

弥生のはじまり。ふたつの出張を終えて、カレンダーも少し落ち着いたかしら?なんて思っていたのだけれど。カレンダーは空腹状態には戻らぬもの^^有り難いことなのですけれどね。多忙ながら、ふたりで食卓を囲む、ささやかだけれど、一等賞の幸福をガソリンに日々を過ごしております。芽吹く季節へ、三寒四温。季節とおそろいのようね^^少し間があきましたが、少しずつタビノカケラの続き、綴っておきましょう。相も変わらぬ備忘録ですのでお時間が許すときにでもお付き合いいただければ幸いです。

Port de la Lune 月の港。素敵な名前。ボルドー中心部をそう呼ぶのだそう。ガロンヌ川に沿った左岸の地形が月のかたちをしているから。夜のボルドーは月あかりと街灯と、水の輝き。
街の景色をふわり眺めたり、ゆったりとホテルで過ごしておりましたらすっかりお食事のゴールデンタイム?と申すのには深い時間となっていたこの夜。食いしん坊^^には珍しいことにあまり空腹も感じていなかったの。けれど少し雨が降ったから、きっときらきら美しい路、夜のボルドーを散歩して、軽く食事をしましょう、と夫からのお誘い。ふわり、気に入りのマントを羽織って、てくてく歩く。てくてく。

Place de la Bourse
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ブルス広場から月光に輝く川やPont de Pierre(ピエール橋)眺めて。

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ライトアップされた歴史的建造物、その中に夫おすすめのお店があるとのこと。けれどね、基本的に予約が必要なお店、なのだそう。。

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LE GABRIEL

気の向くままに歩いたボルドーの夜。綿密な計画をもった旅もきっと素敵なのでしょうけれど。ゆるり、ふわりの旅、私たち夫婦には心地よくて^^
けれどこう綴ってみるとね、どんな場面であっても、「大丈夫だよ 」夫のコトバが扉を開けてくれていたのだな、そんなふうに旅の景色が色彩をえるように気がつくの。予約が必要なお店、諦める私に「大丈夫」そんなこと言ってこちらのお店の扉をあける彼。扉はあけるためにあるのよね。時間が深いことも幸いしたのだけれど、ビストロの夜がはじまることに。

長くなってしまいましたので、お料理の様子はまた次回。
この夜のボルドー散歩のタビノカケラ、あと少しだけ。
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街のあかりと月あかり、静かで温かなボルドーの夜。扉をあけてくれるキミへ、ありがとう。