こまっちんぐ
入院中 手がかかる患者や嫌な患者はいる。
まあ、病気のせいだったり、精神的なもので
仕方が無い部分がある。
が、しかし
許せない人種がいる。
それは…
こまっちんぐ な 親。
愛すべき子どもが入院。
先生から入院しましょうと説明の際に
先生にしがみつき号泣。
まあウイルス性の気管支炎だし。
ウイルスってやつは
予防しても防ぎようが無いし。
(だってウイルスだも~ん、100%は防げません)
「ああああ
私の育て方のどこが間違っていたんでしょうか?
すごく気も使って注意してたんです。
手もすごく洗ってたんです。
なのにどこからうつったんですか?
もう外に連れて出ちゃだめなんですか?
ああああああ
○×ちゃん
ごめんねえぇえええええ」
( ゚Д゚)ここは 昼ドラの舞台ですか???
ほら 先生もちょー 困ってるし。
あなたと私たちの温度差激しすぎるの 感じてちょーだい。
昨日はその入院してる子のベッドからコールがあったので急行。
「どうしました?」
「あのー 点滴に 空気が入ってるんです。」
おお そりゃ大変。
で、どこだ???
……どこに???
「あの~ どこですか?」
「ここです、ほら!!!
あー体のほうに動いてる!!!」
…おお あった あった。
ルート2mm分も満たないAirが。
実測にしても0.1mlいくかいかないかの 気泡。
ルートを引っ張りながら
デコピン要領でルートをはじくと
一瞬に消えて無くなる。
ほら もう大丈夫。
満面の笑みで
「大丈夫ですよ、気泡程度なら」と振り向きざまに答える。
しかし
母親は血走った眼で
「でも、 でも…
空気入ったら死んじゃうから!」
プチン
おめー 今 人の話聞いてたか?
気泡程度なら大丈夫って言ってるでしょうが!
5CCとか10CC入れば問題でしょうが
ルート半分の空気ですよ!
今の気泡は体に入っても
確実に血管に吸収されます です!!!
ぬおー
ばかちんがぁあああ!(ノ ゚Д゚)ノ
の 心の声をしまいこみ
引きつる笑顔で
「大丈夫ですから、
でも、気になったときは
遠慮なく呼んでください」
と言うのが 精一杯でした・・・。
その後その母親は
のようにルートを食い入るように
何時間も見ていた。
怖すぎるよ・・・(((( ;゚д゚)))
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