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2012・6・29
◆本日のテーマ◆
『腎不全とは?』
更新が遅くなっており申し訳ありません(→o←)ゞ

今日は腎不全について書きたいと思います。

私は病院に勤めて初めてくらいの担当に透析患者さんがいました。
その後転倒、難治性静脈性潰瘍となり、かなり長期間の付き合いとなり腎臓について勉強するよい機会となりました。

だから、腎リハには結構関心があるんです★

さて、腎不全とは

腎臓自体もしくは腎血流量低下によって腎機能が低下し、体内の過剰な水分、代謝物、老廃物、電解質の排出が困難となっている状態

とされています。

腎不全は障害の経過により急性腎不全と慢性腎不全に分けられます。

急性腎不全は障害部位によって3つに分けられています。

●腎前性腎不全
 腎臓への血流不足による腎不全症状
 原因:心不全 ショックなど

●腎性腎不全
 腎臓そのものの障害による腎不全症状
 原因:腎疾患 虚血 

●腎後性腎不全
 尿路系の閉塞による腎不全症状
 原因:尿路閉塞

一方、慢性腎不全は腎臓病などにより長い経過で腎機能が不可逆的に障害されることによって生じます。

腎不全の症状としては、要は尿毒症ですね。
症状としては、以前お話した腎臓の機能をもう一度思い出せば理解できると思います。

●心不全
 原因は様々ですが、水分を排泄できず体液量が過剰となり心臓への静脈還流量が増えることで 心臓に負担がかかります。また、Naの排出制限も心不全の原因となりますね。
 
●消化器症状
 吐き気や口臭(アンモニア臭)などが起こります。

●中枢神経症状
 これは血中の窒素濃度の上昇によるいわゆる尿毒症性脳症が典型ですね。しかし、アシドーシ スや電解質異常などもあいまっており、高血圧性脳症も否定できないといわれています。

●末梢神経症状
 ビタミンの欠乏などが原因となります。
 手足のしびれやむずむず足症候群、灼熱脚症候群などです。
 むずむず脚症候群は透析患者の1/3に起こるとも言われています。

●貧血
 これはエリスロポエチンの減少によるものですね

●出血傾向
 尿毒成分は血小板の働きを低下させるといわれています。
 傷を作らないことは言うまでもありませんが、消化管出血や皮下出血などにも目をむけまし 
 ょう

●高カリウム血症
 Kの排出不足や過剰摂取が原因です。
 よく、腎不全の患者さんや透析の患者さんはあまり野菜や果物を食べ過ぎないように言われま すね。
 脱力感や痺れ、心電図異常などが起こり重篤な致死性不整脈へ移行する場合もあります。

●皮膚症状
 尿毒物質が蓄積するそうです。痒みや皮膚が黒くなるなどの症状が現れます。

腎臓は様々な機能を有するだけにその症状も様々です。

次回は少し治療に触れて、運動とからめていければと思います^^
いつもお世話になっております。
昨日配信の記事の中に下記の興味ある件がありました。
『手足のしびれやむずむず足症候群、灼熱脚症候群などです。
 むずむず脚症候群は透析患者の1/3に起こるとも言われています。



『手足のしびれやむずむず足症候群
実は糖尿病の神経障害でも起こりますね。
かような症状が何故起きるのかという作用機序は分かりませんが、症状を軽快させるような薬は新薬サインバルカと思います。
私は服用していますから。
薬理作用を見ますと納得出来ます。
私は糖尿病専門医の先生に、両足をシコを踏むようにして運動したり、股割りをして、足を大きく開くと症状が良くなりますが、糖尿病の症状を軽快にするようなリハビリはあるんですかと尋ねますと、ありませんとの事でした。
私は先生のBLOGを拝見していますと、あるようにも思いますが。松元記』
****************
2012・6・12


◆本日のテーマ◆
『腎機能の検査』

配信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした・・・m(_ _ )m

今日は腎臓の評価について。
評価といっても理学療法評価ではなく、あくまで

腎臓の機能を知るための検査です。

1.尿検査
 普通は血液中にたんぱく質や赤血球は出て行きません。すべて再吸収されます。
 しかし、腎臓の機能が低下するとこれらが尿中に排泄されます。
 どちらも大切なものですから、これは困りますね( ̄_ ̄ i)

 そのため、尿検査では腎臓の機能障害の有無を知ることができます。
 たんぱく質の検査には

定性検査と定量検査があります。
 定性検査とはたんぱく質と反応する試験紙を使い、たんぱく質が出ているかどうかをチェック します。
 反応があれば陽性、なければ陰性です。わかりやすいですね。
 定量検査とは、一日の尿中に排泄されたたんぱく質の量を検査します。
 150mg/日以上の場合腎臓の機能異常が疑われます。
 
 赤血球については尿潜血反応という検査で行われます。
 血尿については以前メルマガでお話しましたね★
 血尿には目で見て分かる肉眼的血尿と、顕微鏡でないとわからない顕微鏡的血尿があります。
 
2.血液検査
 血清クレアチニンが有名ですね。
 クレアチニンは筋肉で作られます。そのため、筋肉量が変わらなければ生産量も変わりません。
 また、食事の影響も受けにくいので、簡便に糸球体の濾過の指標となります。
 正常値は検査法で違うので、各施設で確認してください。
 
 もう1つ有名なのが尿素窒素(BUN)ですね。
 こちらも筋肉などの組織の蛋白の異化に左右されます。
 そのため、

血清クレアチニン(Cr)と

尿素窒素の比(BUN/Cr)で確認することが勧められています。
 ここで注意しないといけないのは、これらは脱水による影響を受けます。
 数値が上がると腎機能低下を示唆しますが、脱水にも注意が必要です。
 その他、腎臓は電解質の調節に重要な臓器ですので、腎機能が低下すると当然電解質もバラン スが乱れます。
 カリウムやリンの値も腎機能障害の重要な指標となります。

3.腎機能検査
 クレアチニン・クリアランス(Ccr)ですね。
 だいたいは、24時間蓄尿して検査します。
 腎臓が1分間にどれくらい濾過できるかを補正式で計算しています。
 男性で90-120、女性で80-110が基準値とされています。
 基準値以下であれば腎機能障害が示唆されます。

 また、血清クレアチニン値から計算可能な糸球体濾過量(eGFR)もよく用いられています。
 これは血清クレアチニンと性別、年齢から計算可能です。
 数値が低いほど腎機能低下を示唆します。
 90以下の場合腎機能が低下していると考えます。

 ただし、これはあくまで腎機能障害の示唆であり、腎機能障害の原因が何かはわかりません。
 例えば、心不全で腎血流量が低下しても腎機能は障害されますね。
 もちろん、腎臓自体が問題かもしれません。

やけに長くなってしまいました・・・ 
次は腎不全について説明していきたいと思います★





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