受取手形は受け取った方がいいのか?② | 夢を叶える『商い』を応援する税理士のブログ

受取手形は受け取った方がいいのか?②

さいたま市で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


昨日の続きから


「実際どうしたらいいものなのか・・・。


取引しないと決めるのは簡単だし、

実際にうちの事業規模から考えると


あそことの取引が全てなくなったとしても、

何とか乗り越えられると思う。


しかし、それではどうなのか?

という疑問はぬぐえないな」


「確かに、今の御社の状態であれば

あの取引先との取引が全てなくなったとしても


事業を継続すること自体には、

問題はないと思います。


しかし、・・・ですよね。


まず状況を判断するには情報がないと

何とも言えません。


まず情報を集める事から始めてみては

いかがでしょうか?


氣持ちだけで考えると判断できませんが、

事実だけを集めれば、どうしたらいいのか

が見えてくるかもしれません」


「そうだな・・・そうしてみるか。


いずれにしても、決めなければいけない事

なのだから、情報を集めよう」


「情報を収集して、今後の取引を継続する

事がほとんど無理と判断されれば、


歯を食いしばって、条件は受け入れらない

とお伝えする事になると思います。


ただ、問題はどちらとも言いきれない場合ですよね」


「そうそう。


うちの利益幅は常に変動損益計算書で把握しているから

おおよそは分かる。


そして、資金繰りも資金繰り表を作っているから分かる。


ただし、業界の先は全く見えていない。


感情だけで動くのは、当社の財務状況を悪化させる

きっかけになるかもしれないから、

氣をつけないといけないな」


「そうすると、どのようにされようとお考えですか?」


つづく