セブンイレブンの破綻 | メモらんだむ

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セブンイレブンのロジックが鈴木敏文会長のロジックが破綻し始めている。
弁当の廃棄をめぐる問題、優越的地位の乱用として公正取引委員会から勧告を受けているが、
この問題だけでは済みそうにない。

千葉の八街と佐倉に工場のあるアグリガイアシステムが大きな問題になっているが、その問題を引き起こしたのは紛れもないセブンイレブンそのものにある。

どうやら、セブンイレブンがアグリガイアをPRの材料に先進的なリサイクルの仕組みや、循環型の取り組み、そして堆肥を軸に据えた土作り農業への参入などを積極的にアピールし続け、国や県に納入自体を保証して交付金を引っ張ってきていたようだが、6月26日の千葉日報でセブン自体がアグリ社との契約を打ち切るという恐るべきロジックで発表を行った。これで火の粉を振り払ったつもりなのだろうか?

京王電鉄はアグリ社に投資をしているのだが、セブンイレブンは実は一円も投資もしていないで優越的地位を振り回し、アグリ社を我が物顔でPR面のみで使い倒し、保証した売上やニュースリリースした内容には一切責任を負わず、いざ国会答弁で問題になりそうな雰囲気になったら、火の粉を振り払うかのごとく契約打ち切りを華々しく報道していく。印刷物の環境報告書には、さも自分たち自身が行った先進的取り組みのように書かれている。なんと表面上の環境対応だろうか!!

これから、もっともっとセブンイレブンやイオンなどの強大な流通業のロジックが破綻していく。
人口減少を背景に、優越的地位で下請けや納品業者、メーカーなどをギュウギュウやって「お客様の立場」を使って暴力を使っていた、勘違いの社員やバイヤー達。もちろんそのキーワードだけでわかりやすくなったのだろうか?
IYグループからセブンアンドアイグループへ、鈴木さんが伊藤さんを超えたと錯覚した瞬間から、創業者である伊藤雅俊さんのしつけの文化が鈴木敏文さんの顧客ロジックに摩り替わっていった段階で破綻への道筋が明らかになったのかもしれない。

これから、さまざまな問題がさらに噴出していく。
縮小していくマーケットの中でセブンイレブンがイオンがマックがそのほかのでかい流通各社が繰り広げていたロジックが問題を噴出していくのだ。