終演。

こんばんは。

舞台「見上げればあの日と同じ空」全公演終了致しました。

観に来て下さった方々、本当にありがとうございました。

舞台を終えて、皆さんや観劇した親戚の意見を聞くと本当に意味のある作品だったなと今、改めて実感しています。

特攻隊の方達があの時に感じた思いは、僕の人生で感じる事は絶対にないでしょう。また、ない事を切に願います。

僕が演じた玉置は、特攻に行く時に笑って出撃していきます。これは、作品上の美化された設定なのかと思えば、違います。今、残っている当時の写真を見てみると、出撃の直前に撮られた特攻隊の方々は、笑ってる人が多いんです。
その写真の裏に何があったのかは、わかりません。それら以外の写真も沢山ある、またあったのでしょう。ですが、その笑顔は嘘の笑顔ではないと僕は思いました。
その時の人々の気持ちは想像はできても、理解出来ていません。何故、そんな状況下で笑顔になれたのか。それは、今後も理解できることはないと思います。

そんな人達を演じるのは、生半可な気持ちでやっては絶対にいけないと初演の時から思って、取り組んで来ました。
観に来てくれた方々に何でもいいので何か心に残って頂けたのなら僕は嬉しいです。

あの時の人達のおかげで、今の平和な日本がある。
僕は今、心からそう思っています。

この役を演じれて、皆さんに伝えられて本当に良かったです。
観に来て下さった方々、スタッフさん、キャスト、この作品に携わった全ての方々に心から感謝致します。

ありがとうございました。



それでは。