伝統男子校の復権と、お嬢様・王子様共学校の没落 | 2013年慶應系中学連勝。偏差値65以上(サピックス55以上)合格への道

2013年慶應系中学連勝。偏差値65以上(サピックス55以上)合格への道

2013年慶應系中学連勝。外資系での英語力を活かし、慶應大学の受験指導もする、早稲田中学出身のブログ

2013年度の中学入試は、ゆとり教育の終了で、試験の内容は難しくなりましたが、

長きにわたる景気の低迷で、今年度までは、比較的広き門だったと思います。


その中で、今年の受験の特徴(学校別)をまとめてみました。


1)小学校からエスカレータ式の、お嬢様・王子様共学校の没落ダウン


  青山学院では女子の志望者が昨年の半分以下になりました

  この原因は、ご存知の方も多いと思いますが、女優KHの娘のいじめ事件。

  

  このため、小学校からエスカレータ式のあるお嬢様・王子様共学校

  (学習院も同様)である、学習院、成城学園あたりは人気ががた落ちました。


  立教の場合は、小学校組のいる立教池袋が落ちているのに対し、

  ほとんどいない立教新座は、神奈川から通うほど、人気が高くなっています。




2)伝統男子校の復権ニコニコ

  中学受験の中心が東京から、神奈川に移り、また、親の希望が共学校志望

  のため、芝、城北、巣鴨、海城あたりの男子校はここ数年人気がありません

  でしたが、今年は復権してきています。


  注目すべきは,男の子の志望が高いこと。女子中は未だ父親の希望が高い

  のに対して、面白い傾向です。


3)全寮制学校の人気の急上昇


  昨年の東大合格で海陽中学が東大合格実績を出したことが大きいでしょう。

  このことで、全寮制の価値が高まり、伝統の函館ラサール、新鋭の早稲田

  佐賀あたりの人気は高まっています。


今回の受験結果をまとめると、


ゆとり教育が終了し、勉強に厳しい中学(男子校、全寮制)の人気が
高まっていること


また、ブランドイメージは、一夜にして失墜する、

小学校を持った学校法人は、企業以上の、危機管理が大切であることです。



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