まつじゅんです。
寒くなってまいりました。朝がつらいです。
なかなかバタバタしてて寝れません。
本日も書きたm・・・レビューをお送りしますよお!
でも今回はレビュー+考察とでもいいましょうか・・・難しいんでwww
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灰羽連盟 TV-BOX [DVD]/広橋涼,野田順子,宮島依里
¥12,600
Amazon.co.jp
フジ系列で深夜に放送しておりました『灰羽連盟』です。(2002年10月-12月)
原作は安倍吉俊さんの同人誌「オールドホームの灰羽達」です。

詳しくはDVDをご覧頂きたいのですが、何度も見返して下さい。
一回見ただけじゃよくわからんとおもいます。
とにかく、精神描写が秀逸です。
すごく感動します。でも笑顔になれます。
そして考えさせられます。
人間のようで違う、そんな灰羽達それぞれの葛藤や思い、生き方にホントに感情が動きっぱなしです。

で、先に「見返して下さい。」と書きました。
その理由なんですが、一般的なファンタジーアニメにある「説明部分」が少ないですwwwww
通常、「この世界はどうゆう世界で・・・」と言うのを視聴者に説明する部分で1話ぐらいまるまるとったりしますが、そんな時間じゃこの世界は説明できませんw
すごく、謎が多いです。
街の事、壁(灰羽達が住んでいる街を囲う壁がある)、灰羽連盟の事。
説明が足りませんwww

なによりも灰羽達自身の事について謎にしっぱなしの事が多いです。
「人間として生まれてくる者と灰羽として生まれてくる者の違いは?」
「旅立ちとは?」
「罪憑きとは?」
など、けっこう多いです。

このMADは神認定受けてもいいと思います。
【MAD】B'z×灰羽連盟 「光芒」(ニコニコ動画)

下の考察に興味がない人ここであでゅ~♪

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~灰羽連盟についての考察~
(ここから下はネタバレも入りますので見たくない人はここから下は読まないで下さい)










さて、この作品に対する私の解釈ですがよく言う「三途の河」みたいな所を世界観化したんだと思ってます。
仏教(すべてではないでしょうが)では三途の河ってありますよね?
この世とあの世を隔てる河です。渡るには渡し賃がいるとか。
『灰羽連盟の街に生まれた「人」というのはこの渡し賃を持ってる人なんじゃないか。「灰羽」とは三途の河を渡れない人達の事なのでは?』
というのが私の解釈です。

もちろんそれだけではすべて説明したとは言えないですし、伝えきれてません。
三途の河のほとりで親より早く死んだ子供が鬼に罰として石を積み上げる仕事をさせられるが、完成しそうになると鬼がじゃまをしにくる。
なんて話もありますが、「灰羽」はまさにそれなんじゃないか、と。
ただし、灰羽連盟は鬼ではなくその完成の為の試練を見守っている、と。
「旅立ち」とは完成を見た人達なんじゃないか、と。

ラッカにしてもレキにしても自殺者(または若い年齢で寿命を全うせずに亡くなった人)のような表現が見え隠れしますし、「試練」「旅立ち」というのも「罰」「命の輪廻」といった考えに通じるような気がしてます。
レキはほぼ間違いなく「列車に飛び込んで自殺した過去を持っている」んだと思いますし、生前(オールドホームに来る前)もそして、この世界にしてからもずっと助けを求めて、救いを求めていたんだと思います。
ただ、彼女はそれを「言葉」にしなかった。
不器用だったのか、ただ強がっていたのか。

ともかく彼女が最後に託した「希望」それがラッカで、その希望はレキを救ってくれた訳です。
ギリギリになってようやく一歩踏み出す勇気が出る。
我々にもよくある事ですね。
そんな誰にでもよくある心理を美しい絵と巧みなストーリーで魅せる、それが灰羽連盟だと思っとります。

反論、異論等あるかもしれませんが、あくまでも私の解釈でお話させて頂いたものです。
みなさんがこの作品を再び見た時にまた、みなさんのこの作品に対する理解の一端を担えれば幸いです。