お久しぶりです。今の自分。 | 松田一輝オフィシャルブログ「colorist」 Powered by Ameba

お久しぶりです。今の自分。


「美しいものは、はかない」





花屋でバイトしてた時のこと。

3年前くらいか。




役者をやりたい。だから、生活のためにやってたバイト。





その日は、葬儀の花祭壇を飾るという。





しかも、間接照明ガンガン使う業者。細かい。


めんどくさい。





同じ金もらうなら、楽な方がいい。
んなことばっか、考えて、とりあえずバイト行ってたな。




とりあえず、、、はい、バレる。






業者からしたら、それで飯食ってんだから、ムカつくだろな。
ガキだったわ。





社員の一人が、怒ってきた。


その姿を見て、社長が寄ってきた。






社長「君も俳優やってるのか?」






松田「はい」







社長「多いんだよな、派遣バイトに俳優とか」





馬鹿にしてんのか?と思った。
しかし、そうではない様子。





社長「舞台出たことはあるか?」





松田「はい」




社長「スタッフさんに照明当ててもらってるだろ?
お前の生きてる瞬間を輝かせるために
、作品を良く見せるために、光を当て続けてくれる人がいる。
ありがたいよな、俳優としてな。」





松田「はい。スタッフさんには感謝しています。」




社長「同じだよ!花だって。
茎を切られて、こいつら花たちは、最後の輝ける瞬間にここに集められた。

葬儀でいえば、亡くなられた方が主役だが、花は立派な脇役だ。
しかも、命の最後のな。」






松田「確かに」





社長「だから、花は美しいんだ。
最後まで必死にキレイでいようとするから、、、はかない命だけど。」


社長、感謝しています。







自分が花のために裏方になるなんて考えたことなかった。




表面的に美しいものは、いつか衰え、終わりがくる。




そしてまた若く美しいものが現れる。忘れられていく。
はかないものだ。





芸能界も、そういう部分はある。






自分が、この表現の世界で一番にあることは、残したいということ。






自分を。
感じたものを。
このブログも、その一つなのかもしれない。





美しいもの。
花 女性





残すために、自分が出来ることは?




切り取ること。
映像にすること。




自分がしてきたことは?





クリエイターの皆様と、作品を作ってきた。







一つにしてみよう。



なら、場所を作ろう。


畑を。


みんなが集い、作品作りしたら楽しいじゃん。残せるし。





このタイミングだ。







松田一輝の出来ること。





まだまだ、荒削りだし、レベルは低くても、まずスタートを切ろう。





いろんなもん、一気に失った今だからこそ、
またスペースができたんだ。






今や、自分のことは、いろいろやり過ぎて説明出来ないし、中途半端で終わることもあった。


俳優、モデル、プロデューサー、監督、カメラ、編集、アパレル、イベンター、キャスティングとか。いろいろやってみた。






うん。






弱ってた。最近。




表情も発言も。


羽根が折れそうだった。






友達に弱音を吐いた。





松田「俺が全部やめて、地元帰るって言ったらひき止める人いるのかな?」





友人「当たり前だ!!」




何故か、その一言が、




当たれ!!前だ!!!って聞こえた。




当たれ!!前に!!






それが、俺の当たり前になればいい。




いつか、この今をネタにしてやる。


取り戻せないこともあるんだって知った。


息が出来なくなることも、知った。







俺だけじゃない。
みんな、いろんなもん抱えてることも。

いざという時、自分を守るんだな。人って。







つっても、いつか死ぬ。


生きながら死んでるような奴にはなりたくないや。






想いを言葉でくれた方々、
勇気もらいましたよ。



ありがとう。






新しい挑戦、はじめます。





「hanaガール」





やれるとこまで、やってみます。


http://www.hanagirl.jp/