TBSの報道と称する番組の「捏造」「やらせ」は枚挙に暇が無い。そのたび「誤解を与える」だの「意図的ではなく、ミスだった」とするが、悪意の塊にしか見えないのが現実だと感じる。


そして、またも、程度の低い「やらせ」を行った事が発覚した。


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~TBS系が今月11日に放送した「情報7days ニュースキャスター」で、国道と大阪府道の清掃作業をめぐり、通常実施しない清掃作業を業者に依頼し、国と地方の「二重行政の現場」として報道していたことがわかった。国土交通省近畿地方整備局が「事実誤認と考えられる」と指摘。TBSは25日、「行きすぎた表現でした。誤解を与えかねない表現になったことをおわびします」と同番組で謝罪した。
 番組には、大阪府の橋下徹知事や宮崎県の東国原英夫知事らが出演し、国の税源移譲など地方自治についてビートたけしさんらと議論した。
 問題のシーンは「これが『二重行政』の現場だ!」の字幕で紹介された部分。
 府の委託で府道を清掃車で掃除していた業者が、国道との交差点の手前で車の回転ブラシを路面から上げて清掃を中断、交差点を渡るとブラシを下げて清掃を再開する。カメラが近寄ると清掃車の運転手が「国道と府道は違うからね。そこの分だけブラシ上げなあきません」と説明。
 続いて「国道に差しかかると掃除をやめなくてはならない」「国道が通る交差点は国が掃除することになっているという」とのナレーションが入る。ブラシを上げたため、路面にゴミが残り、作業員が手作業で掃除する場面も放送。二重行政の無駄を強調する構成になっている。
 府道路環境課によると、国道との交差点の維持管理は国の管轄。だが、業者は通常、効率を考えて国道との交差点もブラシで清掃していた。
 TBSの取材を受けた業者によると、取材当日、番組スタッフから「交差点でブラシを止めてくれないと取材にならない」と依頼され、府鳳土木事務所(堺市)に電話で相談。担当者から「歩行者の安全対策でブラシを上げることもあるから協力して」と言われ、依頼に応じたという。
TBS広報部は「府への取材で、国道に入ると清掃車のブラシを上げると聞いた。国道との交差点でもそうだと思い込み、業者に『正式なやり方を撮りたい』とお願いした」と説明した。
 放送を見た近畿地方整備局が17日に「事実誤認」と文書で指摘。TBS側は21日付の文書で通常の作業ではなかったことを認め、「視聴者にすべての交差点で同様の事例が起きているような誤解を与えかねない表現でした」と回答。そのうえで、TBS広報部は「やらせとは言えないと思う」と説明している。(渡辺哲哉) ~


誤解を与えかねないではなく、立派なまがいもののヤラセ映像で、取材に応じた業者の立場を危うい物にしかねない、悪質極まりない詐欺だとしか思えない。

TBS側から頼み込んで作った映像、それをもとに事実認定から作り物での議論をさせる。これでは、端から議論自体を誘導する悪意が滲み出ていると感じる。そもそも、ヤラセかどうかを判断するのはTBS側ではなく、事実誤認との指摘をし、非を認めた時点で「やらせ」であったと見なすべきだ。そして、意図的な演出で巻き込まれないためにも、行政等、テレビ取材を受ける側は取材内容の記録を公開できる形で残すべきだと感じる。


意見の相違や、意図的な誘導と見なされる行為があった時点で、放送免許の取り消しなどの処分が必要だと感じる。TBSはここ最近だけでも驚くほどの不祥事を起こしている。食中毒を出した飲食店が1年も経たずに食中毒を出せば間違いなく潰れる、TBSが潰れないのは行政との癒着か、報道テロを恐れた政治家のふぬけた態度にも原因があると感じる。


報道は自由であるべきだが、情報テロや詐欺が大手を振るう今の現状はあまりにも不健全だと感じる。