やっぱり、テレビ局は常識が無いなと、感じる記事を見つけた。


「当落報道を慎重に」 総務省、放送局に要請


要請の内容は、どんな物かと本文を読んでみると…


~1995年の参院選からNHKと全国のラジオ・テレビ局に対し、各地方の総合通信局を通じて出している。2005年の総選挙で「当落の誤報が20数件と、それまでの1、2件から急増した」(同省)ことから、今回は各総合通信局に対し、放送局に丁寧に説明するよう指導したという。~


まぁ、前回衆院選で、嘘の当確を出したのがそもそもの問題でしかない。それに、当確を他局よりも早くという事に必死になるのもいい加減にしたいと感じている。

少なくとも翌日のニュースまでには確実に結果が出ているのだし、選管の公式発表を伝えるだけで何が問題あるのだろうか?選挙特番を盛り上げて、視聴率を稼ぐための手段としてやっているだけにしか見えず、当落が厳しい状況で結果を待っている候補者に対して、また、国民の投票行為に対して、あまりに軽々しく扱いすぎだと感じる。

それに、ネット上ではマスコミの偉そうな出口調査にも批判があり、「出口調査は○○党」と答えようと呼びかける声もある、少なくともネット上のそのような動向は、以前毎日新聞も記事にしていたぐらいなので(毎日はネット憎しで暴走しているが)、当然メディアの側は、その影響力も考慮しなければ、正確な当確など、気軽に傲慢に発表できるものではない。


と、これほど当たり前の注意(言われても理解できないようだが)にすら、このような声をあげている。


~ ある放送局は「これまで当落報道の要請で呼び出されたことがない。番組内容への規制強化と同様、行政による放送局への締め付けではないか」と話している。~


と、見事なくらいの被害妄想まで見せている、少なくとも「誤報を流すな」という当たり前の事すら、締め付けと発言したテレビ局はどこなのか、新聞が言論機関として機能するつもりが欠片でもあれば公表しろと言いたい。

少なくとも、1件でも当確の誤報を出したテレビ局には、次の国政選挙に付いては「選挙特番」の放送を認めないぐらいでちょうど良いのではないか?介護の世界で不正を行ったコムスンに対して、不正発覚に対して一発退場を求めたメディアなのだから、誤報を出せば放送免許の剥奪でも構わないとぐらい言い切るべきだろう。

それに、言論の自由に、自社の分析で選管が発表していない「当確」を間違える事は含まれるわけが無い、ミートホープの混ぜ物は批判されているが、報道は事実を伝えるものであるのに「嘘」や「誤報」を混ぜ込むというのは、食品への異物混入と同様のものであると思う。


「報道への介入」とか、「言論の自由」を振りかざすが、一私企業でしかないマスコミが、「国民」の権利を好き勝手に蹂躙する資格など無いはずだ、それに他業種のミスや不正は、その企業がつぶれようと構わないという姿勢で攻撃しているのだから、一発免許取り消しでも当然では無いのか?

どんな屁理屈をこねても、好き勝手にやりたい放題で商売させろと言う資格は無い、どうしても好き放題にやりたければ、ネットテレビでも始めればいいだけだ。

公共の電波を「免許」を貰って使用させてもらっているだけの組織でしかないのだし、それに見合う対価を支払ってもいない、優遇されているのだから、それに見合う責任はあるはずだ。


そもそも、当確の誤報が一件でもあったら問題だとは思わないのか?時々このような報道機関のようなフリをしているが、自社の不正を追及できない奴が報道だとか言う資格は無いし、同じ業界内のTBSの不二家に対する捏造企業テロを追及しない限り、テレビを報道と認められない。