今日は9月の観戦記を続けようと思います
次は秋の9連戦最初のカード、広島戦の1戦目です。
9月11日
公式戦 巨人vs広島 19回戦(東京ドーム)
2011年9月11日―――
亀井選手がドームのお立ち台に立ったあの日から1年…。
ケガで二軍調整してて、ずっと待ちわびた一軍復帰。
この日だと最高にうれしかったけど、願い叶わず…
一足先に小笠原選手が復帰しました
この日のスタメン。
その小笠原選手が7番ファーストで即スタメン。
声援の大きさに、復帰を待ちわびたファンの気持ちが表れてて、うれしいような寂しいような…笑
先発は小山投手
前回の先発では見事に7回無失点でプロ初勝利
この日も思いきったピッチングに期待してました
初回は1死から二塁打を打たれたものの後続を断って無失点。
するとそのウラ、長野選手が二塁打で出塁すると、坂本選手のタイムリーで先制
3回には2死から坂本選手が出塁すると、阿部選手が2ランホームラン
序盤は理想的な攻撃で点を取っていきます
小山投手は、3回2死から天谷選手に安打を打たれた以降は凡打の山。
7回2死から岩本選手に安打を打たれるまで、12人に四球1つ与えただけ。
とにかくテンポがいいから、スイスイとアウトを重ねていきました
5回には堂林選手のレフトライナーを由伸選手がスライディングキャッチ
一見するとファインプレーだけど、危なっかしい捕り方に長野選手も思わずこの表情(笑)
ピッチャーがこれだけテンポのいいピッチングをしてくれると、攻撃にもいいリズムが生まれます
5回は由伸選手の押し出し四球で1点。
7回には坂本選手のタイムリー二塁打と由伸選手の犠牲フライでダメ押しの2点。
1~5番までの上位打線が機能して、奇数イニングでは必ず得点
裏を返すと、6番以降は無安打でさっぱりだったんですが…笑
6点のリードをもらった小山投手
プロ最長となる8回のマウンドへ。
1死から代打攻勢で連打を浴びて1,2塁。
初回以来のスコアリングポジションにランナーで、この試合初めてと言っていいピンチ
球数も90球を超え、ここをどうやってしのぐか食い入るように見てました
天谷選手はセンターフライに打ち取って2死。
菊池選手には球が高めに浮いて3ボール2ストライク…
一軍で初めて投げた100球
当然のように疲れもあったでしょう。
粘られながらも最後はフォークで空振り三振
プロ初勝利を挙げた試合での最後の1球と被って見えた
8回103球、5安打1四球で無失点。
ナイスピッチング
9回は田原投手が登板。
しっかり締めて気持ちよく終わりたかったけど、エルドレッド選手に超特大のホームランを浴び、その後も連打などでさらに2点を失ったところで京介投手に交代
一軍に上がってきた頃の相手に向かっていくピッチングが影を潜めちゃってるのがちょっと気になる
ピンチで登板した京介投手は東出選手を打ち取って試合終了。
プロ初セーブを挙げました
巨人 6-3 広島
勝:小山雄輝 2勝1敗
敗:ブライアン・バリントン 6勝13敗
S:高木京介 2勝1S
ヒーローは投打の二人。
先制タイムリーとダメ押しタイムリーで2打点を挙げた坂本選手
8回無失点の好投でプロ2勝目を挙げた小山投手
マジックを着実に減らしていく中で、先日の大田選手も含めてこうして若手が活躍して勝つのはいいね
一方、一軍復帰試合となった小笠原選手
バッティングフォームをマイナーチェンジさせたみたいで、昔を思い出させてくれた
結果は4打数無安打、すべて内野ゴロ。
捉えたと感じた打球もあったけど、野手の正面に飛んじゃってた
4打席中3度がイニングの先頭。
チャンスの場面で打席に立てれば、また違った結果になったかもしれないし、ちょっと残念だったなぁ
でも、相変わらず大きな声援だったし、一軍に帰ってきてくれてうれしかった
最後はもちろんコレ
今日のちょーの
5回2死1,2塁のチャンス
ここで阿部選手が一二塁間を抜けていく安打を打つと、2塁走者の長野選手は3塁を大きくオーバーランし、慌てて3塁に戻ります
ライトからの中継が素早く内野に返ってきてたので、もう少しでアウトになるところでした。
外野は前進守備で、誰がどう見てもホームに突っ込んだらアウトの場面。
3塁コーチャーも止めてました。
では、なぜ大きく突っ込もうとしたのか
たぶん、打点王争いをする阿部選手に打点をつけてあげたかったからだと思います
直後に勝呂コーチに強い口調で何か言われてるのを見て、長野選手の強い気持ちを感じたプレーでした
このときは、その気持ちが坂本選手と一緒に最多安打のタイトルをにつながるとは思わなかったけど…
そして、最大の見せ場は9回表の守備。
田原投手が打ち込まれて交代した場面
外野手3人集まって、エルドレッド選手が打ったホームランの飛距離について唖然とし…
そのあと、ベンチからキャッチボールするためのボールが必要かどうか聞かれてこのジェスチャー。
でもやっぱりボールは必要だったみたいで、慌てて「お~い、持ってきてくれ~」
さらに「ボール、ボール」と必死のジェスチャー
ベンチからは「取りに来~い」みたいな返答だったらしいです
内野陣からなんとかボールを受け取り、松本選手と尚広選手に渡すと…
「もう1球お願いしま~す」
最終的には無事に松本選手と肩慣らしできました。
投球練習中のほんの一瞬のできごとだったけど、ただでは終わらない長野選手
サイコーです
田原投手が打たれたことも、個人的にはチャラですよ~笑