奈良の面接授業『地球のシステムを読み解く』が終わりましたぁ!!
1日目
面接授業の開始は9時45分からですが、今回は9時20分頃に到着!
奈良学習センターには春の面接授業でも訪れ、今回が2回目なので、
さすがに慣れて、早すぎず遅すぎずの時間に来れました。
教室に入ると、すでにそこには『自然科学はじめの一歩』で
宇宙物理、地球物理を担当されていた大森先生がそこに!
出席簿には16人の名前があったので、どうやら定員いっぱいで
もしかすると、第2希望で通った私はものすごく幸運だったのかも?
とか思いながら授業が始まりましたo(^-^)o
最終的には1名欠席だったので15人での授業となりました。
この面接授業では毎授業ごとにレポートを提出する必要があり
なかなか過酷ですが、これくらいの授業の方が私は楽しめますね!
1時間目の授業は、「システム」とは何か?という話!
これは『自然科学はじめの一歩』の第3回の放送授業と
ほぼ同じような内容で、予習しておいてよかったです。
この授業で初めて知って、「へぇ~」と思ったのは、
地球内部の外核(液体の鉄合金でできている)の存在が、
どのように発見されたのか?という歴史でした!
大地震が起きたときに、地震の波(P波とS波というやつ)は、
地球内部を通って地球の反対側にも伝わるらしいんですけど
※ここまではさほど驚くことではないよ
S波は横波だから流体内を(直接は)通らない(°0°)!!!
つまり地球の中心近くには液体が存在するということ!
という歴史的な発見でした(*^^*)
2時間目の授業は、『はじめての気象学』の第2回の放送授業を、
計算演習を含めて進めるような内容でした!
地球の気温を、黒体放射モデルで計算したり、反射の効果や
温室効果を考慮して考えてみるといった内容でした。
私は普段、パソコンの電卓で数値計算を行っているので
スマホの関数電卓アプリの操作にかなり苦戦しましたρ(._.;)
3時間目の授業は、パソコンを使っての数値解析の実習!
「デイジーワールド」というモデルで、生物(デイジーというお花)が、
地球の気候にどのように貢献しているか、Excelを使って
実際にやってみようというものでした。
専門的には、1階微分方程式をオイラー法という手法で、
近似的に求める内容で、私のオハコの分野でしたねv(^-^)v
4時間目の授業は、地球の岩石の多様性について。
「プレートテクトニクス」という、現在の地球物理学・地質鉱物学の
基本中の基本になっている現象について、細かい部分まで
ひとつひとつ解説していただきました!
花こう岩・安山岩・玄武岩・かんらん岩などの、中学生のとき
理科で習った名前を久しぶりに聞くことになりました。
2日目
5時間目の授業は、マグマの形成の解説と実際の岩石を観察。
マグマがなぜ、温度の低い沈み込み帯で発生するのか、
というメカニズムがすごく興味深く、またいくつか疑問も持ちました!
岩石の観察では、マントルの石ころが一番興味ありましたね!
プレート上にある岩石はみな少し緑色っぽいのが特徴でした。
6時間目の授業は、再びパソコンでの実習!
今回は、圧力と温度の変化によって、どこで岩石が別の岩石へ
変化するかをExcelで計算して表にするというもの。
エンタルピーとかギブスの自由エネルギーとか出てきて、
『エントロピーからはじめる熱力学』を履修しといてよかった!!
と思った瞬間でした(*^^*)
でも、実習の内容は出来合いのものを少し加工するだけで、
理論的な考察というより、ただのExcelの操作でしたね…
7時間目の授業は、地球の二酸化炭素量の減少について。
現在の地球にいたるまでに、プレートテクトニクスによって
どのように二酸化炭素が減ってきたのか解説されました。
そして、その働きの強弱によって、金星・地球・火星で現在に
行きついた先が異なるという解説は、何か引き付けられました!
8時間目の授業は、地球外生命の探求について。
そもそも地球上の生物が、どのようにして誕生したのかとか、
太陽系の土星の衛星エンケラドス、木星の衛星エウロパの
地中になる水の存在についてなど、夢のあるお話で終わりました!
たっぷり二日間の面接授業を楽しみました\(^0^)/
帰りに近くにある興福寺に寄って2学期最初の面接授業は終了!!!