この前、スリランカ人のニプに会った!
いやーどっちも太ったね。笑
彼とは、第22回内閣府世界青年の船(SWY22)で会った、
僕にとっては、船の中で一番の友達。
彼の言葉でその後の人生の、
"言葉"とか、"外国人への接し方"が、変わって、今も大切にしてる。
自分は船の中で、何カ国もの青年がいる中、スリランカ勢と一番仲良しになった。
顔の濃さも相まって。
その中でも、ニプとは、一緒におちゃらけたり、スリランカのbad wordsも教えてくれた、親友になった。
英語の苦手な自分は、船の中では、相手の話す言葉が少し理解できなくても、なんとなくんかったようなフリをして、
うんうん、と、うなづいては、自分の考えなどなんとなくでしか話せなかった。
そんな中、いつもおちゃらけてるニプが、スリランカの民族紛争について、真剣な顔で、自分に話をしていた。
その時は、いつものように、わかったようなフリをして、うなづくことはできなかった。
そこに、1人の、英語が上手な日本人参加青年が来て、ニプの話す言葉に対し、自分の考えを話していた。
その時の自分は、ただただ黙って聞くばかりだった。
その後、自分の部屋に帰って、自然と涙が溢れてきて、泣きじゃくった。
親友のニプの話してることもわからない。自分の気持ちも伝えることができなかった。
たぶん、悔しくて、悲しかったんだと思う。
その後、落ち着いてから、ニプの部屋に行って、少し話した。
「ごめんね。実は、さっきのニプの話、何を話してるのかわからなかったんだ。
オレ、英語本当にダメで。
ごめんね、ニプは本当に、親友だと思ってるのに、ニプの気持ちとか知りたいのに。
自分の言いたいこともうまく言えなくて。ごめんね。」
たぶんこんな感じで言ったんだか、言おうとしたのかあまり覚えてないけど、できる限りで思いをぶちまけた。
『いいんだよ。わからない時はわからないって言っていいし、話したいことがある時はゆっくりでもいいから話しなよ。いくらでも聞くから。だってオレらは兄弟だろ?気にすんなよ。』
この言葉に本当に救われた。
相手のことを知りたいなら、
わからないならわけらないって伝えて、
言いたいことがあるならゆっくりでも伝える。
それからの船の生活では、その前以上に、友達が増えた気がするし、
英語を上達するためじゃないのに、英語も伸びた気がする。
協力隊時代。
モロッコでは、モロッコアラビア語が日常会話で、小学生はもちろんモロッコアラビア語。
彼らのことをもっともっと知りたいから、モロッコアラビア語を勉強して、
現地の人たちとの会話でも、
わからない時はわからない。
伝えたい時はゆっくりでも伝える。
それの繰り返しで、結構話せるようになったと思える。
「外国人とのコミュニケーションで、言葉がなくても、気持ちは伝わる」
確かにそう思う。
大事なのは、ハート。
そして、相手のことを知りたいって気持ちを持って、
言語を勉強すれば自ずと結果はついてくるんだと思う。
ニプからの言葉は、10年近く経った今も、大事にしています。