うまいか美味しいか? | 桝常酒店 入荷情報局

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『うまいか美味しいか?』



某女優がこんなCMしてるのを最近見かけますが…


意外と好きです(笑)




さて、本題。

今夜のテーマは日本酒の『美味しい』or『美味しくない』はどう判断するか?




結論から言っちゃいましょう(・∀・)




『幸せも美味い酒も自分が決める。』



ん?あいだみつをっぽいですね(笑)



幸せの価値観も味覚も人それぞれ

飲み手が美味しいと感じる酒が、

その人にとっての『美味しい酒』だと私は思います。



でも最近日本酒を飲み始めたよっ!て方は

どんな酒が自分にとって美味しいか分りにくいんじゃないかと

売り手として感じています。


それは自分の中に『美味しい酒』の基準があるかどうか

とも言い換えられると思います。




では、その基準を作るためにはどうするか。



その方法は『いつも良い酒を呑む事』です。



多分、酒でなくても食全般に言えることだと思いますが

例えば、コーヒーでも紅茶でも牛乳でも毎日口にするものがあると思います。

いつも同じ銘柄のものを飲んでいて、

違う銘柄のものを口にしたら

その銘柄がいつも飲んでいるものより美味しいか、美味しくないか

評価できると思います。


それは日本酒でも同様です。



『いつも良い酒を呑む』



ですが、ぶっちゃけ売り手として思っているのは


『良い酒』と『売れる酒』はイコールではないという事です。



お酒の味にもブームみたいなものがあります。


バブル時代には淡麗辛口の新潟タイプが圧倒的でしたが

昨今のデフレ時代にはやや味の濃い無濾過原酒あたりがちょっと流行っていたりします。


ですが、流行り廃りは問題ではなく

『良いもの良い!』のです。



ちなみに私自信の『良い酒』であり、『基準の酒』は


越乃寒梅 普通酒 白ラベルです。


それは2年半程、石本酒造で酒造りをしていた事もあり

その間は白ラベルのみを呑んでいました。

それこそ毎日!



蔵元にお世話になる前は三年ほどサラリーマンをしていました。

酒屋とは無縁の営業職でしたが

その当時は日本酒の味も何も分らず

漠然と実家の酒屋でもやろうかなーという感じでした。

今、考えるとかなり甘っちょろいです(笑)


ですが、脱サラして蔵元でお世話になり

自分の酒の基準ができました。

これは私にとって大きな財産となりました。


蔵元にいた当時はそんなに美味しいとは感じていませんでしたが

実家の酒屋に戻り、色々な酒を呑むにつけ

逆説的かもしれませんが

越乃寒梅 白ラベルが良い酒だと感じるようになりました。


だからでしょうか?

店で売る日本酒について正しい評価ができるようになったと思います。



甘っちょろい考えだった私は

今、酒屋が最高に面白いです。



お店にご来店下さるお客様はいつも楽しそうにお酒を選んでいかれます。


そのサポートができてそれを喜んでいただけるのは

酒屋冥利に尽きるなぁと思います。


これからもたくさんの『お客様それぞれの良い酒』をご紹介できればと思います。

では駄文ではございましたが、お付き合いありがとうございました!



今後とも桝常酒店を御贔屓に~о(ж>▽<)y ☆

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