イスラエル5日目
日帰りでエルサレムに行ってきました
テルアビブ市内からセントラルバスステーションに向かい
乗り合いタクシー(ひとり720円)に乗り込みます
このタクシーは満員になり次第出発
中近東独特の文化で面白いです
1時間ほど掛けて、エルサレム旧市街付近に到着
エルサレムは新市街と旧市街に分かれていて
旧市街は城壁に囲まれています
新門から入ってヤッフォ門まで歩いていくと
想像通りお土産屋の人たちが絡んできます
「China? Koria? Yapani??」
「May I Help You?」
基本的に会釈してスルーなのですが
一人ものすごくしつこくついてくる客引きがいました
お腹もすいていたので、お勧めの朝食をとれる店を紹介してもらいました
これは大正解!
ヤッフォ門近くにあるお店ABU ALIS SHAWERMA
ラムシャワルマフムスを注文しました
サラダバーは取り放題
フムスもあります
ボリュームたっぷりの1350円位
イスラエルの物価はやはり高い..
お腹一杯になりお店を出て、土産屋の店主に連れられて(私の食事が終わるまで待っているという執念)巡礼グッズを覗きにいきました
たしかに可愛い
とくにトルココーヒーセット!
ただ家で絶対に使わないだろうなぁ(カップ小さすぎて)
日本では中々見られないデザインのものも多いので本当に魅力的なのですが、ひとつひとつがいいお値段...
土産屋に入ると、おもてなしのセージティーを淹れてくれました
最近観光客が少なくて(時期的な問題と、パレスチナ人のユダヤ人攻撃による事件が影響しているらしい)観光事業は大打撃なのだそう
結局なにも買わなかった私に対して店主の人は
「君みたいなお客さんが多いとうちの店はすぐに潰れてしまうよ」なんて皮肉も言われましたが。笑
このあとアルメニアン地区で、思いがけない出会いがありました!
3年前の旅でピアスをプレゼントしてくれた
アルメニア人のおじさんと再会
今回もご馳走してくれたセージティー
世間話をして、エイラットストーンのピアスを買いました
おじさんと別れてから、嘆きの壁に向かって歩きます
2度めとはいえ旧市街は入り組んだ道ばかりなので
何度も迷いながら歩きます
正統派のユダヤ人がたくさんいます
この正統派の人たちは、仕事を持たず神学校で勉強することで
国から補助金を受けて生活しているそうです
税金も低く兵役も免れるため、
普通に生活しているイスラエル人の負担が大きくなって
批判を受けているという現状もあるそうです
嘆きの壁と岩のドームに到着
左が男性用、右が女性用と決められています
こちらは男性用の壁
男性はお祈りする際に、キッパという小さな帽子を被ることが義務付けられています
ユダヤ人の正装をしている人はそのまま
お祈りの前に手を清める人がいたり、いなかったり
女性側の壁
ユダヤ聖書があり、一部の人はそれを朗読しながら壁に手を当てていました
涙を流している人もたくさんいます
壁には手紙?が石の隙間に埋まっています
なぜ多くの人がこの壁で祈るのか?
嘆きの壁は、イスラエルでは「西の壁」と呼ばれていて
古代のユダヤ第2神殿の唯一残っている部分です
古代ローマ帝国に祖国を滅ぼされ奪われたユダヤ人たち
この壁が唯一、現存するイスラエル王国の遺物とされていて
そのため多くのユダヤ人帰還の聖地とされている
国を滅ぼされて、2千年近くも国を持つことができず世界を放浪した
ユダヤ人の苦悩の歴史がうかがえます
旧市街のムスリム地区を散策します
アラブの女性は美人が多いです
子供も人懐こくてかわいい
ヴァクラワというトルコ発祥とされるお菓子
ミルフィーユ状になったパイに、ピスタチオと蜂蜜・ナッツがたっぷり
ひよこ豆のコロッケ、ファラフェル
これは揚げたたてが美味しい
パンの種類も豊富で美味しい
ただ外でそのまま売られているので、固くなってるものも多いです
小腹がすいたので、ダマスカス門付近にあるレストランに入りました
オウムが何か話している・・アラビア語かな
クベというムスリム料理
牛ひき肉を揚げたもので、レモンを絞っていただきます
これが素朴ですごく美味しい
そして聖墳墓教会へ
キリストの墓とされる場所に建つ教会
キリストが息を引き取った後に、香油を塗られた場所
沢山の人がこの床に頭をつけたり、手でなでたりしている
キリストが眠るお墓
この天井を駆け上がり天に昇ったとか
この教会の近くでは多くの巡礼グッズが売られています
Via Dolorosa
キリストが重い十字架を背負わされ、処刑が行われるゴルゴタの丘まで歩いたとされる道
日が暮れてきました
夕焼けでエルサレムの建物がセピア色になっていきます
ここで変わった少年(推定12才)に遭遇
旧市街からヤッファ門(新市街の方面)に向かっていたところ
道が入り組んで迷いやすいから道案内するよ~と声を掛けられ
これは助かると安易にも案内を頼んでしまった
しかしどうも、方角がおかしい
少年はあれがオリーブ山、あれがパレスチナの街並み、と
おすすめスポットを紹介してくれるのですが
確かに景色は美しいのですが、ヤッフォ門の方向がまったく違う
もういいや、一人で行くわと言うと
次はきちんと案内するからと引き留める少年
また旧市街に戻り道をぐるぐる回りますが
いっこうにヤッフォ門には付く気配がないので
強制的に別れました
単純な自分のせいではあるけど、疲れた・・・
そんなこんなで、ヤッフォ門に着いたころには夜
新市街に向かいます
がらっと雰囲気が変わってブティックや飲食店で賑わっています
事前にチェックしていた雑貨屋をまわりました
Moshiko
たくさんのお客さんで繁盛していたピタパン屋さん
トッピングいろいろ選べます
サビフピタ(揚げナスと卵にタヒニソース)
野菜たっぷりですごく美味しい
お腹を満たして、テルアビブに戻りました
トラムでバスステーションまで行き、そこからテルアビブ行のバスで1時間
テルアビブ中央駅からさらに市バスでホステルのある地区まで20分ほど
エルサレム日帰り、けっこう大変です。笑