図工
今日は図工の授業をした。
まず、画用紙の縦・横のそれぞれ真ん中から線を引き、画用紙を4等分させる。
鉛筆を使い、画用紙を4等分したら、
絵の具を使って左上を赤で塗るように指示。
できた子、時間がかかる子どもに分かれるので、次のところを塗る前に一言。
「赤では、どんなところを塗りますか?」
すると、できた子どもたちは考え出すわけだ。
たとえば、口の中。
たとえば、洋服。
ある程度の子どもができたら、次の指示をする。
「次は、その下の箱を、青で塗りましょう。」
ある程度、青く塗ったら今度はさっきとは違う質問をする。
赤と青、並べてみると、色は似ていますか?似ていませんか?
これは、ものすごく大事な質問だ。
今日の目的は、色を比べることだった。
以前ポスターを描かせたら、色は気にせず好きなものを使っていたように見えた。
だから、ここでこの質問をする。
色がまったく違うことを認識させる。
そして、それを認識したところで次の質問。
赤を背景にしたとき、青い色を中に塗ったら目立ちますか?
子どもたちは目立つと答えた。
で、さらにもうひとつ。
後ろに貼っているポスターで、目立っているものはどれ?
ここでいい作品を探させる。
で、いくつか見つけたら、次に進む。
右上の箱を黄色く塗りましょう。
ここを塗り終わったら青と赤を比べたとき同様に
黄色と赤・青を比べ、いいポスターをさがす。
そして、最後に、右下の空いた箱に、好きな色を塗らせる。
これで一応授業は終わりだ。
色の違いを見て、どれとどれが目立つか、どれとどれが目立たないかを
認識できたら今日の授業はうまくいったといえる。
ここから、この授業がどう転ぶか。
今度絵を描かせてみないとなんともいえない。
この1年で、この子達はどうなるか。
ぼくはこの子達をどうできるのか。
楽しみでもあり、恐ろしくもある。