この時期から急に増えだすのがパワーハイトの修理 \(゜□゜)/

 

除雪機の準備をしようと動かすと「オーガが上がらない」 Σ(゚д゚;)

って事がしばしば。

ホンダのHS1390Zシリーズも生産終了から16年

2001年11月にはハイブリッドのHS1390iに切り替わってます (ノ゚ο゚)ノ

 

パワーハイト老朽化しているのは当たり前ですね。

 

このパワーハイトは福島県よりご依頼の修理。

弊社ではパワーハイトオイル漏れ修理パックをご用意。

遠方の方でも宅配便で送っていただける修理パックです。

詳しくは↓記事を参照下さい。

http://ameblo.jp/masu-hon/entry-12129347143.html

 

今回のシリンダーはオイル漏れを起こしているほかにシリンダーロッドに傷があります。

修復して再使用出来るかトライしてダメならロッドも交換です。

専用工具でヘッドを緩めて外します。

このヘッド、アルミ製なので専用工具がないと穴が潰れて外れなくなりますΣ(゚д゚;)

抜き取ったロッドをチェック。

傷や直径、ヘッドメタルの摩耗なども点検し判断します。

このロッドは「×」交換が必要です ( ̄□ ̄;)

途中の作業は過去記事にあるので省略して書いてませんが組立完了。

オイルを注入してエア抜きをします。

エア抜きは横倒し状態で行いますが量の最終確認はロッドを伸ばして赤線位置まであればOK。

 

テストベンチに付けて伸縮テスト、リークテスト、自重落下テストをパスして完成 \(゜□゜)/

 

オイル漏れ修理完了です。

 

 

見習い中のメカニック藤澤くんが悲壮な顔をして発電機を見ています。

「なに?」と聞くとお客様が明日使うから今日中に修理をしないと…

でも、キャブレターが錆々で部品もありません」と (´□`。)

これがホンダEZ2300H (ノ゚ο゚)ノ

末尾にがつくのは「Holiday」のH、ホームセンターで販売していたシリーズです。

 

問題のキャブは↓、酷いなΣ(゚д゚;)

フロートチャンバーは↓

もう終わってますね。

 

交換部品は鈴鹿の部品センターにありますが明後日にならないと入荷しません。

でも納期は今日! (-_-メ

 

って事で悩んでたんですね。

 

そんな時は裏技 (ノ´▽`)ノ

 

EZ2300のエンジンはホンダGX160

色々な機械に搭載されているエンジンです。

じゃー、他のGX160搭載機種のキャブを流用しちゃえばいいんですね。

 

今回選んだのはホンダ耕運機FU650のキャブレター。

部品番号は↑

EZ2300の部品番号とは違います

でもキャブレターの基本形式は同じケイヒンBE型、違うのはセッティング。

 

このキャブを使ってセッティングをEZ2300の合わせればOK。

 

違い①メインジェット FU650は#72、EZ2300は#70

違い②パイロットスクリュー戻し回転数

FU650は2と1/2、EZ2300は2と1/4(これは無視出来る値)

 

って事でメインジェットを#70に変更したFU650のキャブを取付 (ノ´▽`)ノ

こんな感じで付きました。

 

エンジンを始動し作動確認。

回転数も既定値3750rpm(60Hz)でぴったり。

*50Hz仕様は3150rpmです。

 

これで明日すぐに使えますね。

 

 

 

昼前に除雪機をひっくり返したと出張修理依頼の電話がありました。

でも今は9月 (´□`。)

 

嫌な予感が( ̄□ ̄;)

引き揚げてきた機体です。

凄い状態 (つД`)ノ

匂いも強烈です…

 

実はこのHSM1590i、堆肥を撹拌する作業に使われています。

なのでこの状況。

転がした時に燃料タンクをやちゃってるんで分解中です。

メカニック塩崎、強烈な匂いに耐えて作業してます。

 

*注)堆肥を撹拌するとオーガ軸が腐食して1年でオイル漏れします

 

 

 

 

 

9月に入ると急に除雪機の問い合わせが増えるんです。

修理や中古機の問い合わせも多いですね。

 

今回は「雪の飛びが前より飛ばなくなった」ヽ(`Д´)ノ

って言うんです。

はいこれ、ホンダの小型除雪機「HS655

小排気量モデルなので湿った雪とか踏み固めた雪の除雪には向いてません

でも新車時より明らかに飛ばないとか詰まりやすいってときは何か原因がありますよ \(゜□゜)/

 

この機種、オーガの駆動にはベルトを使ってません

エンジン動力を乾式多板クラッチでオーガミッションに伝達しています。

ベルト交換が不要で経済的 (ノ゚ο゚)ノ

 

想定される飛ばない原因

①シャーボルト、ブロワボルト折れ

②クラッチ滑り

③ブロワー変形

④オーガハウジングとシューターの塗装剥がれ

⑤エンジン最高回転数調整不良

こんな所ですね。

 

この機体を故障診断すると

①②④⑤はOK( ̄□ ̄;)

原因は③↓でした。

これはブロワー

羽が変形してます、赤い線が本来の羽の面

石などを噛みこんで変形したんですね。

ユーザーの使用環境も石を敷いた駐車場での除雪が主でした。

 

このブロワー、非常に重要な部品です。

オーガの爪を気にする人は多いのですが、実は飛びで重要なのはこのブロワー

オーガは雪をブロワーに集めるのが役目、飛ばす機能は有りません ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 

オーガで集めた雪をこのブロワーの遠心力で飛ばすんです。

 

なので↑の様にブロワが後方に変形すると雪を放出する時に雪が逃げちゃって飛ばないんです (-_-メ

水泳選手の手が水をかくのと同じ様な原理です

 

当然摩耗もするので消耗品です

点検で外すとすり減って丸くなってる事多々。

 

なんか飛び変だよねって時はブロワーの点検して下さい。

曲がったブロワーはアセチレンバーナーで加熱して修正します。

正確な寸法だしが必要です。

 

これでこのHS655は元通りの性能になりました (ノ´▽`)ノ

 

 

 

 

 

 

 

ブロワーの異音で分解中のヤナセ914HSTD (´□`。)

 

今回はブロワー軸を支える重要な部分を分解します。

音はこの中から出てます ヽ(`Д´)ノ

まず、オーガハウジングを外します。

って書くと簡単そうですが結構時間かかります、この機種。

おまけにブロワーが軸と固着していて超抜けない (-_-メ

巨大プーラーでなんとかぬきました (ノ´▽`)ノ

音はこのあたりから出てます。

丸いプーリーを外します。

中央のボルト1本ですがココ「逆ネジ」です (´□`。)

ヤナセは注意です、88HSTも逆ネジでした。

プーリーを外すとあとは軸を前方に抜き取ります。

油圧プレスが無いとダメですね

この部分、ローリングの回転軸にもなってます。

フックレンチでリングナットを外せば分解出来ます。

これが軸とベアリングの配置。

金属音は中央の鉄製カラーが遊んでいた為でした。

 

ベアリングも「ゴリゴリ」、交換が必要ですね。

 

ベアリング2個とカラーを交換しカラーが遊ばないか組立寸法を注意して油圧プレスでくみ上げます。

そして復元。

 

試運転の結果「OK」 \(゜□゜)/

 

骨の折れる作業でしたが治って良かった。

この部分の整備、高額な修理費がかかります

中古機購入時は要チェックですね。