2012BEST日本語ラップ selected by Cyder | Mastermind Blog

2012BEST日本語ラップ selected by Cyder

【2012 Best of 日本語ラップ Albums】

#1 SALU "IN MY SHOES"
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comment:
一番聞いた一枚!
聞き始めは「そんなリリック良いか?」とも思ったし、
「BL directionし過ぎじゃねえ?」と訝しんだときもあったけど。

今の20代っぽい諦観や、技術的な話になるけど、安いキー感じゃなく、
現行USのキー感でラップ・フローできるところ、
STAND HARD REMIXの「夜明け感」とか、存在感がずば抜けてあったかな、と。
AKLO氏の"HEAT OVER HERE REMIX"のブリッジで
「大体知ってぇぇーぅ」と出てきた時にスターだと。そう思った。
勿論STAND HARDもカッコいいけど、Rebirthみたいなのもっと聞きたいです。
一部Twitter gangsta達にネタにされてるのもいいよね。萌えのないラッパーは売れねー!




#2 BASI "VOICERATION"
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comment:
音がいい。音がいい。ひたすら音がいい。
美味しいホットコーヒーと一緒に聞きたい。

余裕のあるこの感じ、肩肘張らずに聞ける感じ、This is通のお仕事。
韻シストで積んできたキャリアの格の違いがここに。
エヴァー・グリーンな名作だと思います。
ベテランではないにしろ、KZ&doiken "Plain"もぐっときたし、
シンセだらけのシーンにあって、「由緒正しい日本語ラップ」というのは、
もはやある種のオアシスたりうるな、と。本ランキングには入りませんでしたが、
キエるマキュウ"HAKONIWA"も今年ですしね。
サンプリング・ヒップホップがやっぱりいいよね、という風潮。

本作には未収録ですが、特典”Remix amazing”に収録されている、
キムチ remixはコイサーです。激甘なメロディで4分間、
歌ってるのはキムチの作り方だけっていう!笑




#3 田我流 "B級映画のように2"
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comment:
今年一番熱を持ったアルバム、かつラッパーだと思います。
一気にスターダムにのし上がった感のある田我流。
映画「サウダージ」への出演から、満を持して放り出された決定盤。
「語りたい」アルバムランキングならぶっちぎり一位なんじゃないでしょうか。
時代が産んだラッパーだと思います。

反原発ソング"Straight outta138"も今だからこその勢いがあったし、
「地方対中央」とか、そういう偉そうな物言いを借りなくたって、
どうやってたってこのアルバムは2012年のアルバムとして記憶されるでしょう。
まず、「あの鐘を鳴らすのは、、、俺」というタイトルだけでクラシック 笑
PV、特典、歌詞がいちいちセンスある。独特の存在感を確立してしまったと思います。
3rdに期待がかかりますが、次はどう動いてくるんでしょう。


#4 AKLO "The Package"
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comment:
現行日本語ラップの音楽的最高値、傑作。
ラップはびっくりするぐらいうまいし、
コレを聞いて「日本語のラップはダサくない?笑」ってなる奴は
ただの自虐史観にまみれたブラパン野郎。

良くも悪くも整っていますが、
誰に貸しても恥ずかしくないコイサーな一枚。




#5 SMOKIN IN THE BOYS ROOM "YELLOW"
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カッコイイ。トラックが攻めてる。年末に聞いてイキナリランクイン。
変則的なビート?音楽的なことはよくわかりませんが、
「日本語ラップでこういうの新しいな」
と素直に思いました。かっこいい。Next movement.



2012 Best 日本語ラップ MV(順不同)



comment:
HIPHOPはこうでなくっちゃ。



comment:
B-BOYの夏休み。
2011がサマー・シンフォニーなら2012はこれでした。



comment:
大島智子力炸裂。



comment:
女の子を可愛く撮る、ということにおいて
王冠さんはすごいずば抜けてると思います。せいらちゃんナイス。



comment:
良い。SUMMIT力。ホラーなMV好きです。

comment:
AKLO氏も言っていたけれど、
今後は今まで以上に「『イケてるMV』をリリースできるか」が
ヒップホップ・ゲームで重要になってくるんだと思います。
2011のFREE DOWNLOADユートピアは完全に崩壊し、
スキルの選別が終わった上でいかにカッコ良く「仕掛け」られるか。
そういう意味で、飛び抜けてた作品群が上記。




私事

4月から晴れて社会人にjailしまして、
「どこまで日本語ラップと関わっていけるかな」と思ってましたが、
イベントに誘ってくれる後輩や、
LIVEに出演させてくれる大曲氏等アルゼンチンスタッフのお陰で、
ガッツリ日本語ラップLIFEを続けれられています。ありがとう。

Mastermind主催のイベントには敢えて出ずに、
アルゼンチン~で知り合いゼロから始めることで、
自分のラッパーとしての立ち位置や特性を客観視できてきたかな、と。
どういう部分なら通用して、どういう部分なら通用しないのか。
そういうことが少しずつ分かって来ました。

年末年始にまとまった休みが取れたので、
その時に作り溜めしている曲を録る予定です。
どういう形で放流するかは未定ですが、やってみます。

何にせよ、社会人になって思ったのは
”HIPHOP saves my life! " 人間複数のチャネルを持つことは大切ですね。

2013の楽しみはone year warが今の熱量を維持できるのか、
Klooz大丈夫か、とかPEKO(UMB頑張ってください)氏のalbumかな。
ガチAlbum制作で息を潜めているSEEDAのアルバムも
来年はそろそろアナウンスが聞こえてくるだろうし、
楽しみなことだらけです。

それでは良いクリスマスを。