どうしても、「警視庁の目の前で要人暗殺を決行するなんて大胆だな」と思ってしまう。
現代病か、刑事ドラマの影響か、桜田門と聴くと警視庁も連想してしまう。
幕末モノは薩長、佐幕派問わず武士たちの活躍を描いた作品は多いが、幕府が欧米列強の圧力によって結ばされた関税自主権の無い不平等条約によって物価が高騰し、生活苦に陥った庶民の視点から描いた作品は少ない。
また、命懸けで主君を守ろうと戦った彦根藩士たちという観点から創られた作品も、殆ど無い気がする。
警視庁勤務の警察官、彦根藩士、そしてひこにゃんの視点から描いた桜田門外の変の脚本を書いてみたい。