今の職場で「ねぇちゃん!」と言える人が、転職早々にできた。
同じ課で女性のリーダーとして働いている彼女。
実際には私より一つ年下なのだけど、キャリアから言えば格段に「ねぇちゃん」なのだ。
彼女は私の事を「ねぇちゃん」と言うが、私も彼女の事を「ねぇちゃん」と言う(笑
定年後再雇用で働いている人もたくさん居るのだが、
そのうちの「元専務」も私たちの事を「姉妹(きょうだい)」と言う。
他の課の人も私たちの事を「相方」と言う人が数人居る。
食品製造業の為、全身すっぽりと「白い衣装」を身にまとい
おまけに帽子+マスクの為、ほとんど顔がわからないので
ぱっと見、誰が誰だかわかんない。
歩き方や体つきやしぐさでその人を判別する事が多いのが現実。
まぁ、帽子に書いてある名前を見れば一番分かりやすいのだけどね。
転職早々は、ほんとに何もかもがわからなかった。
長く勤めている人にとっては「当たり前」の事が
全くの初心者の私にとっては、大体の仕事の流れですら訳も解らず
「使えないヤツ」だったと思う。
最初の頃
「ここ、掃除しておいて!」って言われて
私なりに掃除していたら、「そーじゃない!これに水を掛けたらダメでしょ!」って怒られて
そーいう事を聞いてないし・・・
なんでコレがここにあって、それが今後何に使われるのかも全くわからず
なので、どう掃除していいのか、どこまで掃除すればいいのか、、、
そんな状態でいきなり怒られて・・・
一応、工場長に
「掃除しておけ!って言われても、どこまでどう掃除するのか、ダメな事は何なのかも
全く言われないのでは、どうしていいのかわからない」
って訴えたっけ。
工場長は
「この会社の人は、『解っている事が当たり前』と思ってるから、細かく教えないんだよなぁ・・・
それじゃダメだよね。
これからは、一から十まで細かく教えていくように言っておくから。あなたは悪くないよ!」
って言っていたけど、改善された気がしない(笑
もう、解らない事は聞くしかないので、それからは納得するまで聞いて・・・
聞いて・・・しつこく聞いて・・・
ようやく今、4台全ての機械の操作&微調整ができるようになった。
私よりもキャリアが長い人ですらあまり触らない「微調整」の方法も
「ねぇちゃん」に何度も何度も聞いて理解して、微調整もできるようになった。
「ねぇちゃん」は、私の事を「誰とでもすぐに仲良くなって、いい性格だよね」って
言ってくれる。
自分でも、新しい環境にこんなに打ち解けるのが早い性質だとは思ってもいなかったけど
そういう素質ももちろんあったのだろうけど
何よりそれなりに「努力」はしてると思う。うん。多分(笑
自分で気付いてなかったけど
「出来ないヤツ」って思われるのが一番嫌で、何でもやれるヤツになりたいと
心の底では思っているのだろうな。私。
意外に負けず嫌いだったのかも。
そーいや、娘も負けず嫌いだなぁ(笑