【選挙結果】香南市長選挙(高知県) | 嶽正義 チバを盛り上げる!

【選挙結果】地方自治体選挙 -2016年-

 

にほんブログ村 政治ブログ 行政へ
にほんブログ村

 

◆香南市長選挙(高知県)

 

高知県香南市長選挙は19日に投開票が行われました。

結果、現職の清藤 真司氏が二選。

有権者数は27,182人。

投票率は55.63%でした。

以下は今回の選挙の立候補者の顔ぶれです。

左から得票数,得票率,年齢,性別,現新,名前になっています。

 

7,892 51 男 現 清藤 真司(きよとう まさし) 当選

7,098 61 男 新 山本 学(やまもと まなぶ)

 

■選挙戦の「明」と「暗」

 

激戦となった今回の香南市長選挙。

最終的に796票差の僅差で現職の清藤氏が2回目の当選を果たしました。

この僅差となった選挙戦の「明」と「暗」はどこだったのか。

幡多と中村からさんのブログを参考に、自分なりに考えてみました。

 

今年の地方自治体の選挙を見ても、現職の知事が市長選に介入をした例は少ないです。

やはり現職知事が特定の候補者に「肩入れ」したとなれば政治的な公平性が問われます。

その政治的な公平性を問われることになっても、

高知県知事の尾﨑 正直(おざき まさなお)氏は清藤氏に勝ってほしかったのでしょう。

 

尾﨑知事は選挙戦の介入に積極的な知事のようです。

過去には2013年4月21日投開票の四万十市長選挙にも当時の新人候補者に「肩入れ」。

この肩入れを巡っては、同年6月19日の県議会で日本共産党 高知県議団

岡本 和也(おかもと かずや)議員(※当時)より質問を受けています。

 

平成25年 6月 定例会(第323回)-06月19日-02号

 

尾﨑知事は清藤氏を推す理由として「連携継続」を挙げています。

また当選を果たした清藤氏も、県との連携をアピール。

選挙で知事に応援してもらったのですから、清藤氏もこう言わざるを得ませんよね。

そして保守系同士が争う選挙戦には、少なからず”遺恨”が残ります。

 

■僅差の背景には知事の肩入れを嫌う票もあったのでは

 

私が思うに、山本氏の票には少なからず尾﨑知事の肩入れを嫌う票があったのでは。

清藤氏も山本氏も同じ保守系同士の候補者でした。

ですから政治的なイデオロギーの対立はなく、最終的には浮動票を多く獲得した方が勝ち。

こういう選挙戦の流れになったと私は思います。

しかし清藤氏陣営としては、思いの外その浮動票が伸びなかったと感じているのでは?

普通であれば現職知事の応援があるならば、もう少し票差がついていても不思議ないです。

それが思いの外伸びなかったのですから、少なからず現職への反発もあったのでしょう。

 

結論としては、現職知事が市長選の候補者に肩入れをするのはリスクを伴うということです。

今回の香南市長選挙の件も、次回の高知県議会で再び問題視される可能性もあります。

清藤氏の「いろいろ考えないといけないことがある。」という弁によく表れています。

 

参照元:高知県の香南市長選は清藤真司氏が再選 山本氏に794票差高知新聞