◆明治神社（緑区）
事前に分かって参拝するのも良いですが、事後に色々な発見があるのも町歩きの楽しみ。
今回の明治神社は正にその典型例でした。
色々と調べてみました。
明治神社は2010年まで土地所有者との間でトラブルを抱えていたようです。
それまでの一部始終が2013年1月4日付けの千葉日報Webに掲載されていました。
千葉日報 2013.01.04
再建に向けまた一歩 30年ぶりお札販売再開 千葉市･土気の明治神社
私が参拝した際は本殿も綺麗になっていて、とてもトラブルがあったとは思えませんでした。
祭神は文字通り「明治天皇」。
若くして即位し、日本の近代化を成し遂げられた明治天皇の功績を讃えています。
土気駅（北口）より徒歩約3分の場所にある明治神社。
階段を登ると鳥居の先には朱色と白色を基調とした社殿が見えてきます。
近づいてみると見事に”お色直し”をした社殿が！
地元住民の明治神社の再興に懸ける強い気持ちが社殿から伝わってきます。
明治天皇の崇高なお人柄が伝わってくる看板。
『四方の海 みなはらからと 思ふ世に など波風の 立ち騒ぐらむ』
これは明治天皇の御製です。
「平和愛好の精神」を紹述することに努められた明治天皇のお心に触れることができます。
普段、御製について考えることなんて殆どありません。
大抵の方は皆そうだと思います。
しかし神社に参拝をすることで、過去の歴史について色々と思いを馳せる機会が生まれます。
平成の御代になっても、国難が去ったとは決して言えません。
いや、今の方がひょっとしたら明治時代よりも更に国難かもしれません。
私達は今一度、明治天皇のお心に触れることで「日本」という國を見つめ直し、
明治天皇の御心に沿った国づくりを原点としなければいけないのかもしれない。
そんなことを考えさせられた明治神社への参拝でした。
千葉市緑区土気町1627