【選挙結果】対馬市長選挙(長崎県) | 嶽正義 チバを盛り上げる!
▼【長崎】比田勝氏が初当選 対馬市長選

西日本新聞 2016.02.29
【長崎】比田勝氏が初当選 対馬市長選

長崎県対馬市長選は28日に投開票され、無所属の新人で副市長の比田勝尚喜氏が勝利。
投票率は、2016年の市長選挙以上で現時点で最高となる79.63%でした。
比田勝氏は新人ながらも現市長の財部能成市政で副市長を勤めた実績があります。
その財部(たからべ)氏は2012年の市長選で2期目の当選を果たしましたが、今回は不出馬。
前回の市長選の投票率は81.70%で、財部氏の得票数は10,044票。
今回の比田勝氏が10,478票ですから、ほぼ財部氏の票を固めた結果となりました。

それにしても対馬市長選の投票率は高かったですね。
前回から下がったと言っても79.63%は今年最高の数字。
一昨日まで最高であり、注目度の高かった沖縄県宜野湾市長ですら投票率は68.72%でした。
本来は対馬市長選くらいの投票率が常にないと、民主主義政治とは言えないのですが・・・。

■「対馬は日本の領土です。」

対馬市長選について調べてみると、真っ先に目に飛び込んできたのがこちら。

[mixi]対馬市長選挙2016年2月28日 - 対馬は日本の領土です。

おかしいと思いました。
2月から毎週、市長選についてウオッチしています。
今までの市長選は大体、各候補者の当選を伝える新聞各社の報道しか見受けられません。
しかし対馬市長選だけは別でした。
皆さんも「対馬市長選挙」で検索をかけてみてください。
おそらく私と同じような検索結果が表示されると思います。
ちょっと異様です。
気になったので、これまでの経緯を調べてみました。
調べてみて分かってきたことは、財部市政の8年間はだいぶ問題があったということ。

■対馬市リコール騒動

時系列を追ってみると、昨年の春頃から財部市長へのリコール活動が実施されていました。
表向きの理由は『長崎県対馬いづはら病院』跡地に新病院を建てるという市長の公約違反。
しかし本当の理由は別のところにあったようです。
端的に言えば、「離島活性化交付金」を使った『売国的な政策』。

●離島活性化交付金とは

平成25年度から施行された改正離島振興法を踏まえ、離島における地域活性化を推進し、
定住の促進を図るために離島活性化交付金を創設しました。
海上輸送費の低減や戦略産業の育成による雇用拡大等の定住促進、
観光の推進等による交流の拡大促進、安全・安心な定住条件の整備強化等、
市町村の創意工夫を活かした取組を支援します。
(参照元:国土交通省離島活性化交付金のページより)

国土交通省からの補助金ということは当然、国の税金です。
だとしたらもっと大々的に報道されて然るべきだと思うのですが・・・。
テレビで報じられたのは、確認できたところだと情報ライブ ミヤネ屋
あとはローカルニュース等ではやっていたのかもしれませんが、把握できていません。

■対馬国境花火大会に予算2,000万円の衝撃!

2014年10月26日、平成26年度対馬国境花火大会なるものが開催されていました。
B-1グランプリのイベント情報、平成26年度対馬国境花火大会を開いてみます。
そこにはこう書かれていました。(※B-1グランプリは、ご当地グルメでまちおこしの団体。)
(※ですからイベント情報を書いた人に他意はないです。)

韓国との国境にある対馬。
この花火は対岸にある釜山からも見えるそうです。
正二尺玉を含む、約10,000発の花火が打ち上がる予定。
空の花火を見上げるところから、両国の友情は生まれるのかも知れませんね。

この花火大会を開催するにあたって計上された予算は2,000万円
うち半分の1,000万円は、離島活性化交付金が使われているというではありませんか!
国の税金が使われているということは、対馬市だけの問題ではなくなります。
本当だとすれば、国なり国土交通省は対馬市に対して何らかの説明を求めたのでしょうか?
これが事実だとするならば、こういうことを国会で追及するべきなのではないんですかね?!
民主党も国会で質問するのであれば、こういう問題を取り上げてくださいよ!!
そうすれば、下げ止まらない政党支持率も少しは持ち直すかもしれないのに。
ただ韓国が絡んでいるから、民団に遠慮してあまり強くは追及できないのでしょうか。
(参照元:次の世代の行動録・資料庫 [●]より)

■日本も対抗して『仏像奪還本部』という市民団体を結成してみては?

何れにしても対馬は韓国釜山に物凄く近いです。
韓国はこれまでにも対馬を「領土問題化」しようとしています。
2008年7月21日には『対馬島返還要求決議案』を韓国国会で決議案として提出されています。
2014年11月27日は、対馬返還を求める韓国の市民団体20人が対馬を”訪問”。

朝鮮日報 2011.11.04
対馬返還を求める韓国の市民団体、27日に対馬を訪問

市民団体なんて言うと体裁が良いですが、実際には『対馬奪還本部』というもの。
”奪還本部”とは尋常ならないネーミングではありませんか?
それだったら日本も対抗して『仏像奪還本部』という市民団体を結成したらどうでしょう。
私もこういう市民団体であれば喜んで応援しますよ。
反日的なことばかりやっていないで、少しは親日的な市民団体にも出てきてほしいところ。

領土を侵略しようとしている団体が近接にいるにも関わらず”友好”をPRしようとしていた市長。

「花火を眺めてもらうことで対馬を身近に感じてもらう」

そんな甘っちょろいこと言っていたら簡単に対馬を占領されてしまいますよ!
占領されてしまった領土は奪い返すのが本当に大変です。
仏像ですら取り戻せないんですよ?
まさか対馬がこの様な状況になっているなんて、市長選の結果を見るまで知りませんでした。
こういう情報が表の情報として伝わらない日本の報道姿勢。
ある意味、そちらの方が恐ろしい事実なのかもしれません。

比田勝氏には、ふるさと納税制度の活用、農林水産業の6次産業化、持続可能な観光地づくりを推進し、
産業を活性化させるのは勿論のこと、真っ先にこれをやってほしいです。

「『売国政策』ではなく、『愛国政策』で島の振興策を図る」

多くの島民が比田勝氏へ投じた票に、新市長による愛国政策への期待がきっとあるはずです。

後半に続きます。