コースは
棡原(ゆずりはら)中学校入口バス停(310.7m)→浅間峠(881m)→熊倉山(966m)→三国山(990.3m)→醍醐丸(876m)→和田峠(690m)→陣馬山(857m)→影信山(727.1m)→高尾山(599m)→京王高尾山口駅(199.7m)→JR高尾駅(174.1m)
の28km(道しるべの距離を全部足した数字+マップでの計測)。
浅間峠から醍醐丸までは10月のハセツネの逆コースを走り、最後は人で賑わう高尾山を経由するジョギングコース。特に高尾山ではハイカーの方々の迷惑にならないように歩くかジョギングというゆるいトレランとなった。
JR上野原駅で降りて飯尾方面に向かうバスに乗車。電車もバスもなかなかの混雑だったが、バスで浅間峠入り口の「棡原中学校前」で降りたのは、地元の方と私のみ。もともと高尾駅でいらない荷物をコインロッカーに入れていたので、ここでは上着などをザックにまとめて、ストレッチ後にスタート。
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※上野原駅には特急も停まるようで。。。駅前のバス停はかなりせまい……
非常に寒くてウィンドシェルを着込んだものの、走り始めて15分でクビ。熊鈴、短パン、半袖シャツといういつものいでたちに膝テーピングという夏と変わらない姿で浅間峠まで上った。
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※棡原中学校前バス停からスタートして浅間峠へ(目印はない……)
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※微妙に色づき始めた木々と沢の水
バス停から浅間峠まで2.5kmほど。傾斜もゆるく、40分ほどで着。ここから陣馬山までは笹尾根を走るのだが、先ほどまでは高度をあげ、これから高度巡航という感じ。高尾山まで下り基調のコースを走り、高尾山から一気に降下するというメニューである。
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※浅間峠~ハセツネでは第一関門
浅間峠から醍醐丸はハセツネのことを思い出しながら走った。逆コースではあるものの、陽の光があって路面が固く、荷物も軽いことがこれほど楽なのか!……と感心することしきり。本戦では既に心身ともに終わりかけていた熊倉山、三国山では澄んだ美しい空気の向こう側に、雪帽子の富士山がくっきりと見える。何グループかのハイカーの方々がお弁当を召し上がっておいでだった。
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※熊倉山と、富士山の眺め
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※三国山からの富士山の眺めなど
生藤山を巻いて醍醐丸まで至る道は快適そのもの。ハセツネの時もこんなのだったっけと思いながら、やはりあの時は既に半分気を失っていたことを考えると、比較すること自体かおかしいというものだろう。醍醐丸に登り、ここで休憩。目の前には市道山へ辿るトレイルが下っていく。ハセツネ前もここから下るコースを眺めたが、レース後だとまた別の感慨がある。
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※醍醐丸で休憩~こっちを下ると市道山方面へ
醍醐丸から和田峠へ至る道も素晴らしいスピードコース……遅いが。。。短い九十九折りの道を降りると林道に出て、そこから100mほどで和田峠。そこから陣馬山の頂までは、左横のコースだと1.2kmで行ける。右横は木段で幾らか短いようだが、木段嫌いなもので、走れる左のコースで登った。家族連れや消防隊員の方々とすれ違いながら、快晴の陣馬山頂へ。ここも毎度おなじみの山頂だが、人の余りの多さは毎度おなじみではなかった。
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※毎度おなじみの陣馬山山頂
山頂でトレイルランをされているグループの方々と談笑する機会があった。西東京のジムのお仲間ということなのだが、レース戦歴はタダモノではなく、フルマラソンは3時間前後、富士山麓24時間リレー、アイアンマンレース出場と、赫々たる武勲をお持ちの方々ばかり。。。ここでもハセツネ完走が色褪せる方々とお会い出来たというわけである。是非一度一緒に走りましょう!……とのことで別れたが、再会出来るのが楽しみだ。足手まといにならないようにしないと……
陣馬山~高尾山は、高尾山に近づくにつれてますます人が多くなるというお約束。そこでコーラ(トレランの必需品だ)を補給して、次の目標高尾山へ。4.4kmなので一っ走りなのだが、高尾山に裏側からアクセスすると、怒り心頭の長大な木段が悩ませてくれることになる……登りが弱いのでトレーニングと思って走ったり膝に手を置いて駆け足で登るものの、悲しいことにバテ気味。。。
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※影信山~意外と人が少なく、、、
到着した高尾山山頂はまるで渋谷のセンター街がそのまま移動したかのような賑わいぶり。古いモップのような姿の私は完全に場違いの模様。コーラを飲み干し少しばかり痛む右膝をメインにストレッチをした後、10分ほどで再出発した。コースは3.3kmのトレイルコース。一番人が少ないだろうと思ったものの、それは相対的なもの……それでも誰もいない区間が何度もあったので走り、人がいれば後ろで歩き、抜いても大丈夫なところで声をかけて早足で抜く、、、この繰り返しだった。
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※まるで渋谷センター街!……の高尾山山頂
おかげで膝の痛みも消え、ケーブルカー駅を経て京王高尾山口を通り過ぎてJR高尾駅までのロードランニングも支障なく行えた。しかし最後の2kmほどのアスファルトのランニング、いつものことながら脚にくる……
ゴール後はすぐホームに入り、コインロッカーから荷物を取り出して電車へ。フロッピーという健康ランドに20分も歩くよりは、軽く着替えて地元の銭湯に行くことにした。
休憩、談笑などの時間を入れて6時間30分。
手頃なトレイルジョギングだった。
バス停のスタートからゴールのJR高尾駅までコースとしては充分に走れるのでスピードトレランになるとつらいだが、ハイカーの方々も多いことだし、景色も非常にいいので、ジョギング程度で楽しむのが適当なのかと思う。