日本経済は中国に取り込まれた!? 米倉会長の対中会談の中身

Business Journal 10月9日(火)15時31分配信

『悪魔の辞典』風に書くと、飛んで火に入る「米(よね)ジィ」虫、ということになる。

 日本経団連の米倉弘昌会長と日中経済協会の張富士夫会長が9月27日、北京の釣魚台迎賓館で日中友好7団体の会長らとともに中国要人と会談する予定になっていた。社用機で中国に向かうはずだったトヨタ自動車会長の張氏は中国航空当局の離陸許可が大幅に遅れ出発を断念した。冷静な判断である。中国に行かなかったわけだ。

 失礼千万にも、日中国交正常化40周年を記念した大規模な式典&レセプションを、突如、中止した中国側がセットした会談だった。副首相クラスが出席するといわれていたが、出てきたのは引退が決まっている賈慶林・全国政治協商会議主席だった。日本の新聞は共産党の序列4位と大々的に書いたが、既にお役御免の過去の人である。そのうえに前国家主席の江沢民氏に近い対日強硬派だ。最初から、実のある会議にするつもりは中国側にはなかったということだ。

 出発前に「これからいろいろ(日中関係を)再構築しないといけない」と述べていた米倉・経団連会長の意欲だけが空回りする結果となった。

 老人の米倉さん、短くすると「米ジィ」は会談後、北京のホテルで日本人記者団に対して「非常にいい会談だった。(日中関係の)解決の糸口がつかめたのではないか」と語っている。「両国にとって受け入れられる(尖閣問題の)解決策を模索すべきだ」と続け、帰国後、野田佳彦首相に柔軟な姿勢で中国と交渉にあたるよう提言すると述べた。柔軟な姿勢とは領土問題の存在を認め、それを棚上げするということなのだろうが、中国側に完全に取り込まれてしまった、この発言が国益を大きく損なっていることにまったく気付いていないようなのだ。

 耄碌した老人はだから怖ろしい。飛んで火にいる「米ジィ」の図、そのものではないか。「米ジィ」とは記者会見でも発言が大きくブレる米倉会長に対して、経団連の事務局がつけた呼び名である。

 小泉純一郎首相(当時)の靖国神社参拝によって日中関係が冷え込んだ時期に、日本経団連の奥田碩会長(当時、トヨタ自動車会長)が極秘に訪中して(それも代表団として訪中し、いったん戻って小泉親書を携えて、すぐに訪中した)関係の修復に動いたことがある。米倉・経団連会長は夢よ、もう一度と考えているのだろうが甘い、甘い。中国側は小泉首相を痛烈に批判したが、現在では「一番信頼できた首相」と言っている。当時の奥田氏と“米ジィ”では経営者として迫力も力量も違う。行かなければ良かったということになるのがオチなのに、丹羽宇一郎・前中国大使に無用の対抗心を燃やす「米ジィ」は中国に行った。そして失言し、中国側に言質をとられた。

「(尖閣諸島をめぐる領有権問題を)中国がこれほど問題視しているのに、日本に問題がないというのは理解しがたい。問題を解決するのがトップの役割」との米倉発言は、「日中間に領土問題はない」という日本政府の見解に、真っ向から異を唱えるものだ。財界総理が総理に面と向かって批判するのだから異例中の異例だ。

「国家間の厳しい交渉の問題で、立場のある方(=経団連の会長ということ)が軽々に言われることではない」と岡田克也・副総理は不快感を示した。岡田副総理は「米倉さんの電話がつながらない」と首を傾げたが、「米ジィ」の子供じみた言動&行動は今に始まったことではない。

「原発ゼロに絶対反対」という自分の言い分が通らないと、国家戦略会議を欠席し、同会議の議員を辞任するぞと圧力をかける。これぞ「米ジィ」流なのである。

 11年5月、菅直人・前首相が中部電力浜岡原発(静岡県)の運転停止を要請した時も、「米ジィ」は一気に菅批判のボルテージを上げた。当時も「米ジィ」は「(菅氏が)首相を辞任しないのは教育上よくない」と言い放った。

 財界総理が総理を痛烈に批判する姿ばかり目立つ。「米ジィ」に言われなくても時の政権の中枢にいる人々は何が問題なのか判っていた(いや、いるはずだ)。一言多い老人は、少し頭を冷やして考えてみたらいい。

 10月2日付『日経産業新聞』の「News α」で安西巧編集委員はこう書いている。

『政策が気に食わないからボイコットし、要望通りなら支持するというのなら、個別企業が自社の利害に応じて支援活動をすればよい。政財界の首脳が人間関係を築き、国の課題について話し合う場だからこそ「経済界」の存在意義がある。東日本大震災以降、日本がいまだに危機を脱していないことを、(財界の)リーダー立ちは胸に刻んでいてほしい。』

「米ジィ」は野田第3次改造内閣の発足にあたり、「近いうちに国民の信を問うべきだ」と早期の衆議院の解散・総選挙を要求した。経済同友会の長谷川閑史・代表幹事はさすがに冷静で「解散の時期を問うよりは、環太平洋経済連携協定(TPP)など待ったなしの政策課題を成し遂げることを強く求めたい」と述べた。早期解散にはこだわらないとの考えを示し、「米ジィ」とは一線を画した。

 10月4日、名古屋市内での記者会見で「近いうち国民の信を問うべきだと言ったのは野田首相に対する応援だ」と意味不明なことを口走った。経団連には北京での米倉発言を批判するメールが相次いでいる。

「米ジィ」の暴走はまだまだ続く。安倍晋三・新総裁ら自民党の執行部と会談する。経団連と自民党が会談するのは11年11月以来のこと。「米ジィ」は野田首相支持から自民党へと大きくカジを切ろうとしている。

 御歳、75歳。住友化学工業の「天皇」であるのは住友化学の問題だからとやかく言わないが、老害と思考停止は日本の国益を害する。足元が明るいうちにグッド・バイされた方がいいのではないのか。

 住友化学は北京、上海、大連、香港などに、最低でも出資比率50.2%の現地法人を12社持っている。このうち100%出資の子会社が9社もあり、中国側の優遇ぶりが目立つ。グループで見るとその数、29社。積極的に中国に進出してきた歴史がある。住友化学の「天皇」は自社の利益のために中国に譲歩しろと言っているのではないか、と疑われても仕方あるまい。

『週刊文春』(10月11日号)は、米倉経団連会長は「愛国無罪」ならぬ「売国有罪」だと断じた。
(文=編集部)

 ↑良く読むと面白い記事であり米倉をぼこぼこに批判している。


 早く棺桶に入っておけって頼むからボケているジジイが出しゃばって良い事はない。また民主の中で保守派とされている議員が馬鹿なことを言っている。


尖閣「中国所有でもいい」=鷲尾農水政務官

時事通信 10月9日(火)20時36分配信

 民主党の鷲尾英一郎農林水産政務官は9日夜、都内の会合であいさつし、沖縄県・尖閣諸島について「尖閣諸島は日本の領土だ。誰が所有しようと関係ないはずだ。中国政府が所有したっていい。語弊があるが、日本の登記簿に『中国政府』と書いてもらったらいいだけの話だ」と述べた。
 鷲尾氏はまた、「日本の領土として、われわれが断固たる決意の下、守り抜くことが大事だ」とも語った。
 鷲尾氏の発言は、日本の領有権を強調する意図があったとみられるが、日中両国が領有権をめぐって対立している時期でもあり、波紋を呼ぶ可能性がある。



↑引用おしまい


こいつは確か献金問題があったなぁ。あ!思い出した拉致実行者の家族が運営する政治団体に献金していたボンクラ議員だったなぁ。


こんなアホはすぐに政治家を辞めろ!!というか俺と変われや!!

尿管結石になったが如く、国会でウアアウアアアウアア言ったるわ!!ヽ(`Д´)ノ