中国鉄道事故 死傷者数混乱 早期幕引き急ぐ当局

産経新聞 7月25日(月)20時14分配信

 【温州(中国浙江省)=河崎真澄】中国高速鉄道の追突事故をめぐっては、早期の事態収拾で“幕引き”を図りたい当局側の思惑が鮮明となり、ネットを武器に批判を強める世論とのズレも次第に広がっている。

 死傷者の数をめぐっては、中国国営新華社通信の報道と鉄道省の公式発表が食い違う異例の事態となった。

 24日午前に新華社電は死者数35人と伝え、さらに同日夜、新たに8人の遺体がみつかったと速報。死者数を43人とした。ところが同日深夜に、鉄道省報道官が記者会見で「私が把握している死者数は35人という数字だけ」と述べて新華社電を事実上否定。また同報道官は負傷者数を192人と発表し、新華社電が伝えていた210人以上との報道も退けていた。

 しかし、新華社電は25日午後には、地元当局者の話として死者は38人になったと報じ、被害の掌握をめぐる混乱は続いている。

 だが、2本の列車に合わせて1400人前後が乗車し、このうち4両が高さ約20メートルの高架から落下する大惨事。ネット上の調査でも25日夕の段階で、鉄道省発表の死者数の数字について「信じられない」という声が圧倒的に多く、浙江衛星テレビも同日、「(発表された死傷者以外に)行方不明者がまだ多数いるもようだ」と疑念を呈した。

 負傷者が30人近く運び込まれた温州第二人民医院で働く女性ボランティアは産経新聞の取材に、「ここで負傷者が24日に3人死亡した」と話し、行方不明の家族や知人を探す人の姿が25日もみられた。

 現場では、追突した列車の運転席を含む最前部が土中に埋められたほか、落下した車両の解体や撤去作業が優先されたことに、ネットでは「生存者がいるかもしれない車両を重機で解体した作業は殺人に等しい」などと当局を非難する発言が続々と書き込まれ、「技術的な問題を隠そうとする当局の狙いがあるのではないか」と疑う声も強い。

 鉄道省報道官は「先頭車両を埋めたのは危険を回避する緊急措置だった」と会見で釈明したが、事故後わずか1日半で運行を再開したことに、現場検証など事故原因の調査をないがしろにしたとの批判もある。

 胡錦濤指導部などトップに対する責任問題への波及や、内政への影響を懸念して事態収拾を急いだとみられる当局側の狙いが、ネット世論に揺さぶられて裏目に出た可能性もある。
 ”「遺体がない」鉄道事故の家族訴え…死者39人”

【温州(中国浙江省)=角谷志保美】
新華社電によると、中国浙江省温州で23日夜起きた高速鉄道の追突、脱線事故による死者は25日夜までに39人となった。

当局は「これが最後の数字ではない」としており、行方不明の乗客も多いため、犠牲者はさらに増えそうだ。

「市内の病院は全部回った。遺体もすべて確認したが、どこにもいない」「列車とともに地下に埋められたらたまらない」。
温州市内の遺体安置所には、不明乗客の家族や友人ら約20人が集まり、担当者にすがりついて訴えた。テレビのインタビューに
涙を浮かべながら答える者もいた。

鉄道省は、24日深夜の記者会見で死傷者数を公表したが、不明者がいるのかどうかについては説明がなく、疑心暗鬼を生んでいる。

また、妊娠7か月の妻(28)と義母(52)ら家族5人を亡くした浙江省の男性は、「政府は生命よりも運行再開を優先した」と声を荒らげた。
男性の家族が24日夜、運行再開のために高架から落とされた車両の中で発見されたためだ。
(2011年7月25日22時33分)

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110725-OYT1T01087.htm

 ↑引用おしまい

 2本の列車を合わせて1400名乗車しており、そのうち4両が下に落ちたということで死亡者は39名に収まるはずがない。また新華社が35名と報じたあとに新たに8名の死亡が伝われたにも関わらず、鉄道省は35名といいはることで、中国の隠蔽体質が良く分かる。


 尼崎で起きたJR福知山線の事故では死者数が107名であることから、中国は意地でもその被害数を下げる為、車両を埋めたということをしたのであろうと思っている。

 衝突した2本の列車を合わせて1400名で4両が落ちたということであるから、実態は200名近くの死者数に上るであろう。


 始めに断りをいれておきますが、脱線した車両を土に埋める作業中に人らしき者がダラっと落ちるシーンがある。それが2分55秒当たりの左下部分に注目してほしい。



 ↑こちらの動画である。

 ↑日本で取り上げられて20時間振りに救出された2歳の女の子のニュースであるが、48秒になぜかお見せすることが出来ませんというテロップが出る。これは何の意図があるのだろうか?

 簡単に纏めると人として原型を留めている人はカウントし、原型を留めていない遺体に関しては埋めてなかったこといなかったことにするという国をあげての捏造に、こんな国と共通通貨やアジア構想は夢のまた夢である。