一日目(石巻、女川方面)
 協同組合組織による震災ツアー。最新の現状や被災者の声を聴くために参加しました。

まずは、仙台市内からJR石巻駅に到着。石ノ森章太郎のサイボーグ〇〇9キャラクターのお出迎えでした。

とりあえず生活協同組合で運営するサロンにたちより、当時の被災者の声を聴きました。3月のあの寒い日、必死で登った線路の土手の上で過ごした不安な夜など、思い出すのも苦痛なはず。市内の当時の被災状況を体験的にお話しいただきました。


写真は、震災の前に日和山(石巻市内にある高台)から北上川の対岸を撮ったものです。


これは、同じ方角を私が撮影したものです。中央に同じ小学校がありますが、人家はほとんど姿を消しています。


石巻市内にある女川の仮設住宅の集会所にて。もと女川市役所職員で仮設の世話役をしている方から、被災の報告と復興の現状をお聞きしました。


女川湾沿いや平地にあった住宅、倉庫などは壊滅。スクリーンに映された被災前と被災後の写真に参加者も改めてショックを受けていたようでした。
もともと過疎に悩んできた地域ですが、さらに人口は一挙に半分ぐらいに落ち込みそうだとか。一朝一夕の解決ではなく、長期の社会再生ビジョンが必要に思われました。

復興工事は、近隣の山を削り宅地にするという大工事。何年かかることやら。被災地には長期にわたる効果的な支援が必要です。軍事に使うムダ金はないはずです。軍事路線は政治の貧困のあかしなのです。


ここは女川湾から2キロ近く?は内陸ですが、この辺りも津波到達地域。家は建てられません。ので、写真の「家」は、実はトレーラーハウスの「ホテル」です。移動できるように車が下についているのです。苦肉の策と言うことでしょうが、中身はビジネスホテル並みかそれ以上。今夜はここに泊まりました。


夜の二次会。
沖縄の三線による民謡も登場。このときは楽しかったですね。


(つづく)