『男30歳からの起業。』~大企業から脱線して、見えた世界~ 北野雅士 -2ページ目

『男30歳からの起業。』~大企業から脱線して、見えた世界~ 北野雅士

転職しても、不安だし、今のまま頑張っても、どうせ、変わんない。『やべ。俺もう30。どうする?』…しばらく考える…『もう、脱サラしかなくね?』⇒そして。1兆円企業で正社員の座を捨て、脱サラを敢行!決断の経緯。直面する現実。これからどうすんの?(ブログで公開!)

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昨日、

松井秀喜さんが、国民栄誉賞を受賞されました。


私も、テレビで引退セレモニーを見て、

松井選手のメッセージを聞いてました、



何なんでしょうね。

とにかく、涙が、止まりませんでした。


野球が好きだから、

というだけでなく、


松井選手は、やはり特別でした。


常に常に、

最大限、注目される存在で、


みんな、松井選手に、異常なほど、

期待して、


しかも、

それに、応えてきた、特別なプレイヤー

ということを、よくよくわかっているから?なのかな。



なんだか、

いってること、よくわからなくなりましたが。(笑)



とにかく、

松井選手のメッセージ、1つ1つが、

胸に、ズシズシ、響いてしまいました。




・・タイトルの通り、

私にとって、松井選手は恩人です。


といっても、

直接お話させていただいた、わけではなく、


松井選手を通じた、

ある出来事がかつてあったからでした。



それは、

松井選手がまだ巨人に入団した、

新人、ルーキーのころの話です。



当時から、

松井選手は、高校時代、甲子園で


『5打席連続敬遠』という伝説を

作るほどの逸材で、超有名人でした。


私も、野球が大好きで、

自分も少年野球でプレーヤーだったので、


甲子園の何十年に一度のスラッガーのプレーを

見て、スゲースゲーと、もう夢中でした。



・・で、

その巨人ルーキーで、1年目の松井選手が、


私の田舎である、長野県の、

しかも、私の住む近所の球場に、


イースタンリーグの試合でやってくるという、


私にとっては、一大事が、起こります。



・・まずですね、

そんな田舎に、超有名な選手がやってくることは、

それこそ、何十年に1度なのです。



当時の僕は、

歓喜に湧き、さっそくチケットをとり

球場に足を運びました、


そして、

一番、松井選手の打席が見えやすい、


バックネット裏の前から、

10番目くらいの席を確保しました。



間近で見る松井選手は、

とにかくデカくて、


うわーすげえ威圧感。と、

その迫力に圧倒されてたわけですが、



最も、圧倒された出来事が、


その試合の、

松井選手の最後の打席でした。



試合は、

巨人が、ホームラン攻勢で、大量リードした

一方的な試合だったのですが、



松井選手は、当たりが止まっていて、

あまり調子がよくない様子。


松井選手のホームランを見るのを楽しみに、

球場に来ていましたが、


明らかに調子が悪そうだったので、

もうホームラン見るのは、半ばあきらめかけてました。



・・そして、

松井選手の最終打席。



たしか、

フルカウントまで追い込まれってしまった

記憶があります。



これは、ダメかな・・。


と思いつつも、


1%の期待を胸に、最後の1球。



ピシッ!と、何か乾いたような、

鈍いような音がして、


松井選手の打球が、

相手選手のセンターの前あたりに、飛んでいきました。



打球は鋭いけど、高さがなく、

あーあ、センターライナーか。。終わったー。

と、頭を抱えた、その後、



思いのほか、打球は伸びはじめると、

ライナーか?と思った打球は、


相手のセンターの頭を、飛び越して、

ぐんぐん伸びて、



『ボコッ』



とか、鈍い音を立てて、



なんと、

スタンドに、入ってしまいました。



センターライナーが、

そのままスタンドに入る。なんて、


まるで、マンガやアニメの世界の話ですが、


実際に、

松井選手は、最終打席のフルカウントから、

マンガの世界のようなホームランを、打ち込んだのです。




当時、

私は、野球少年でもあったのですが、


松井選手の圧倒的なプレーを目の当たりにし、



『こんな常人じゃない、野球という世界で、

いくらやっても勝負にはならない。』



と、

このホームランをキッカケに、


幼心に抱いていた、野球選手になる夢は、


『これはやっても無駄だ。』


と、スパッと夢見ることはなくなりました。




おそらく、現実と、夢が、

あまりにも乖離しすぎていることを知り、


あこがれもなにも、吹っ飛んでしまったのでしょう。



というわけで、

私は、松井選手のおかげで、

野球選手には、なることはありませんでした。(笑)




でも、今、

野球を続けなかったことは、ぜんぜん、後悔はないので、

いづれ、続けていてもどこかで辞めていたでしょう。



だから、

早い方が、良く見切りをつけた分、良かったのです。(笑)



そして、

野球という選択肢がなくなったおかげで、



紆余曲折はありましたが、

今、ビジネスに出会ったわけですから。



なにもかもが、

何を隠そう、あのとき、


松井選手が、

幼い僕に、スパッと夢をあきらめさせてくれた、おかげなのです。(笑)



・・と、

そんなことを思い返しながら、

松井選手のセレモニーを拝見して、思い出に浸っていました。




最後に、

松井選手、国民栄誉賞受賞おめでとうございました。



安倍首相は、

文句なしの受賞といってましたが、



今回だけは、安倍首相に賛同です。(笑)





北野




PS.

うーん、昨日の安倍首相は、

何か味付けが濃かったですね。


『ねぇ、みなさん、そう、思いませんか!?』