【就職活動生向け】ESの書き方 | 企画するクマ

【就職活動生向け】ESの書き方

この間の記事に引き続き就職活動生向けの内容。
ちょっと堅めに文章を書いてみます。

はっきりいうと、ESというのは「罠をしかけるもの」です。トラップです。
もうちょっと説明すると、面接官に「聞いてほしいことを質問してもらうためのもの」ということです。

昨日も就職活動生のESを見る機会があったのですが、
話の内容は、読んで理解できるけれど、何がいいたいのかはっきりしないなと感じました。

この文章だと、たぶん面接官も読んで、はっきりしないなと感じると思います。
もちろん強みとしてあることは書いてあるけれど、
文章で書いてあるだけなので、面接官の心に強く残るものではないです。

この状態だとどうなるかというと、
面接官は、「なんとなく」質問をすることになります。

 「ここにサークルのリーダーって書いてあるけど、実際はどんなことやってたの?」
 「研究活動って書いてあるけれど、わかりやすく説明してください」

で、就職活動中のあなたは、その質問に対して、応えることになります。

ここで重要なのは、その質問に対する、「答え」があなたの一番言いたいことなのか、
強みなのか、他の就職活動生との差別化ポイントなのか。ということです。

自分の強み以外のことを話さなければいけない質問を受けたときは、明らかに失敗です。
自分の強みを伝えることはできず、さらに貴重な面接時間をそこで使ってしまいます。

なので、ESというのは、

 「自分がどんな質問をされたいのか」

ということを考えて、書かなければいけないことになります。なのでESは面接官に対するトラップなんです。

さらにこれは、ESでの「自分の強みを書いてください」という欄だけでなく、
ES全体で言えることで、余計なことを書いて、余計な質問がくることは避けなければいけません。

趣味に映画観賞と書いて、映画の質問がきた場合には、
自分が映画を強みにしていない限りは失敗なんです。

簡単に書きましたが、普通に理解できる文章が書けることが前提ですが、
それができるようになってからは、このことを意識するとぐっと面接でうまく話せる確率が上がると思います。

方法としては、人に読んでもらって、どんな質問がくるかを聞いてもらえばいいと思います。
10回中8回くらい同じ質問がこれば、もう罠は完成だと思います。

だけど、その「強み」がいいかどうかはまた別の話なので、
あくまでESの書き方という点だけで参考にしてください。

堅い言葉で書いたけど、改めて文章にして考えてみると、
ここまで考えるようなことが広告業にも必要なんだろなって思ったりしました。