不整脈6か月女児、カテーテル治療…国内最年少
生まれつき重症の不整脈がある生後6か月の女児を、カテーテル(細い管)を使って治療することに大阪市立総合医療センターが成功した。
子どもの不整脈の治療では最も難易度が高く、国内では最年少の成功例という。
薬を大量投与してやっと正常な心拍が維持できる状態だった女児は治療後、薬が不要になり18日、退院した。
長野県駒ヶ根市の団体職員、塩沢真洋(まさひろ)さん(35)の長女、茉莉(まり)ちゃん。
心臓の心房と心室の接合部が生まれつき異常で心室だけが速く動く「先天性接合部頻拍(ひんぱく)」であることが、妊娠32週目でわかった。
全国で唯一の小児不整脈科がある同センターに今月初め、ヘリコプターで搬送され、成人で行われている「カテーテル・アブレーション(心筋焼灼(しょうしゃく)術)」を6日と10日に受けた。
直径1・6ミリ・メートルのカテーテルを静脈から心臓内に挿入し、先端部の電極で異常な組織を焼いて壊した。
治療後は薬がなくても心拍数が正常な範囲内になり、心室の動きも問題ないという。
母親「夢のよう」
記者会見した母親の綾乃さん(39)は「娘は、おなかにいた時から7か月半、治療や検査に耐えてきて、おりこうさんだった。これからは普通の生活が送れるのが夢のよう」と喜んだ。
読売新聞 12月18日(土)12時12分配信
私も不整脈(心房細動)があって服薬しているのだが
主治医である院長(循環器内科)からは
「常時AF(心房細動)があるわけでもないし年齢からしても今後重労働をするわけでもないのだからアブレーションはやらないでいいだろう」と言われている
しかしこのセンターはすごい
簡単に言うと心臓は電気信号で動いている(右房と上大静脈の境にある洞結節から心臓の筋肉を収縮させる電気信号が発生して心臓全体に伝わっていく)
心房から不規則な電気信号がでると不整脈がおきる
その不規則な電気信号を出す心筋を焼くと正常な電気信号だけになる
しかし幼児ばかりか乳児に対しても実施し成功させる
あの細い血管に針を刺すだけでも大変なのに
まさにゴッドハンドだな