注意報発令、学校側知らず=「事故起きるまで」-ボート転覆

浜松市の浜名湖で18日、ボートが転覆して愛知県豊橋市立章南中学の生徒1人が死亡した事故で、豊橋市教育委員会と同校が20日夜、同市役所で記者会見した。

事故当日の大雨や強風などの注意報について、市教委は「事故が起きるまで、校長や学校職員は発令の事実を知らなかった」と述べた。

市教委は事故後、ボート訓練を主催した「静岡県立三ケ日青年の家」(浜松市)に聞き取り調査をした。

調査結果によると、18日正午前、青年の家の事務所で、同校教諭が学年主任の指示を受け、青年の家のスタッフに、雨が降っている中で訓練可能か確認した。

スタッフは「このくらいの雨なら大丈夫。インターネットで注意報も出ていない」と答えたという。

学年主任は教諭から話を聞き、校長に訓練は実施可能と伝え、校長が了承した。

青年の家の別のスタッフが正午すぎ、注意報を確認。

事務所にいた青年の家の所長やスタッフに口頭で伝えたが、学校側の校長や職員は別の場所にいたため、伝わっていなかったとしている。

2010/06/20-23:58jiji.com

亡くなられたお子さんのご冥福をお祈り申し上げます

私も数年前までは毎年数回中学生、高校生数十人を引率してキャンプに行った

常に考えていたのは「勇気ある撤退」である

テント設営中に天候の急変で急遽撤収し、非難されたことも幾度かあったが

レトロスペクティブにみて、間違っていたとは思っていない

今後おそらく刑事、民事の訴訟になるのだろうが

誰に最終決定権があったのかが争点の一つになるのだろう

訓練の実施の可否について

荒天は予見できたか・・・できた(注意報が発令されていた)

回避できたか・・・・・・できた(中止できた)

転覆について

予見できたか・・・??(荒天の中で牽引した経験はなかった)

回避出来たか・・・できた(まず、モーターボートに乗員を移し、牽引は空のボートにする)

いずれにしても、今後このような体験学習は減ってしまうのだろう

残念なことだが・・・