「ヒト型」に変異で患者増も新型インフルで感染研・安井主任研究官

日本WHO協会は311日、インフルエンザ対策セミナーを開いた。

この中で国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は、豚由来の今回の新型インフルエンザウイルスは「ブタ型」の特徴を持ったままで、人に感染しやすい「ヒト型」に変異していないと指摘。

ヒト型に今後変異すれば、患者が増加することも十分に考えられると注意を呼び掛けた。

安井主任研究官は新型インフルエンザのウイルスについて、季節性インフルエンザのウイルスは「ヒト型」で、人の体温に近い36度で増えやすいが、新型は41度で増えやすいことなどから、「ブタ型の特徴を有したままだ」と指摘。

より人に感染しやすいウイルスに変異すれば、「患者が増加してくることも十分に考えられる」との見解を示した。

このほか、新型インフルエンザの今後の発生動向の予測を難しくしている点として

▽A香港型やAソ連型のウイルスは、今年はほとんど検出されていないが、すべて新型に置き換わるか不明

北半球では、冬の感染拡大はほとんどなかったを挙げ、「われわれはまだ、終息宣言を出さない」と述べた。

更新:2010/03/11 22:40  キャリアブレイン


ひさしぶりのインフルネタで

「ヒト型」に変異した場合

ワクチンは有効なのだろうか?

こんな話も

インフルワクチンを製造 武田、第一三共が検討 政府の支援強化で

国内製薬最大手の武田薬品工業と3位の第一三共が、新型インフルエンザと季節性インフルエンザのワクチン製造に参入する方向で検討に入ったことが8日、分かった。

季節性インフルだけでなく、新型インフルの流行などで今後も需要拡大が見込まれることから、採算が合うと判断した。

政府が支援体制を強化していることも背景にあり、国産ワクチンの供給量は大幅に増えそうだ。

国内では、中小の4メーカーがインフルエンザワクチンを製造しているが、大手は現在製造していない。

武田は現在、デンカ生研(東京)から、第一三共は北里研究所(同)からそれぞれワクチンを仕入れて販売を行っている。

中小メーカーの生産能力が小さく、新型インフルの流行などに対応しにくいこともあり、武田も第一三共も、単独生産や、他のメーカーとの共同生産などを検討している。

両社ともワクチン製造を新たな中期経営計画の柱に据える考え。

生産体制の構築に2010年度にも着手する見通しだ。

昨年からの新型インフル流行時には国産だけではワクチンが賄いきれず、英グラクソ・スミスクラインやスイスのノバルティスからの輸入に依存。

今後の流行時に十分なワクチンを確保できるかどうか不安視されていた。

海外の製薬大手はワクチン事業が今後伸びると見込んで態勢を強化している。

武田も国内だけでなく、海外でも新型インフルワクチン事業を手掛ける可能性がある。

第一三共は09年10月に「ワクチン事業企画部」を立ち上げ、インフルを含めたワクチン事業を強化する考えを示していた。

更新:2010/03/10 00:00  共同通信社

現在のワクチンが、変異株に有効でなかったら

「ヒト型」に変異した株を手に入れることから始まる

またしても大騒ぎだな

生産体制の構築から始めて、供給開始までにどれほどの時間を要するか?

いずれにしても、早い対応を願う