DPC調整係数の廃止に伴い、新たな機能評価係数が、中央社会保険医療協議会(中医協)のDPC評価分科会で議論されている

 詳細は、ロハスメディカルの新井さんにおまかせするとして、「DPCがもたらすもの」のエントリでも書いたように

 そもそも、DPC導入の基本は、小泉改悪の一端(社会保障費の伸び2,200億円を切る)からはじまった、社会的入院を解消することで、医療費を削減するための一つの方策だった。

 DPC導入により、平均在院日数を短縮し、治療の必要がなくなったけれど、行き場のない入院患者を切り捨てる。

 DPC導入(準備)病院の患者の転帰は、治癒が多いのだが、治癒とはいえないものまで治癒になっている。

 胃瘻を造設した患者が、投薬のみであれば、退院させて在宅療養させる。(これが治癒)

 しかし、ずいぶん強調してきたが、地域連携ができていない現状で、在宅医療は無理だ。

 訪問看護ステーションが不足しているし、新設しようにも看護師がいない。

 DPCの評価にしても、患者の視線での評価がない

 DPC導入後、一番忙しくなったのは、MSW達

 あちこちの病棟から「転院先や入所施設を探せ」の大合唱

 そう簡単にリハ病棟のある病院や、施設があるわけもない

 この地域の特養は、300人待ちが普通

 老健も満床、リハ病床も満床、在宅しかないのだが、訪問看護が予約いっぱいで、居宅介護計画すら立てようがない

 居宅介護支援専門員(ケアマネージャー)もお手上げ

 かといって、家族では看ることができないか家族がいない

 この地域に山本病院のようなところがあれば、生保、独居はすべてお願いすることになる。

 不正はよくないが、根本は「あほな政策」につきる

 今回の骨太の方針(認められなかったが)でも、社会保障費

2,200億円の伸びを削ることになっていた

尾辻らにより、シーリングでのカットはしないとの口約束はできた。

しかし、文言を方針に入れることにはならなかった。

いつまで政権があると思っているのだおまいら

「アホーソーリ」は、社会福祉、医療には関心がない

早く政権交代が行われることを望んでいる