おはようございます。
2013年7月9日(火)です。
九州地方は梅雨明けになったようで、昨日から大変暑い陽が降り注いでいます。
昨日は『熱雷』と言う雷で亡くなった方やケガを下方が居るというニュースが朝から流れていました。
熱中症で救急病院へ運ばれた方もたくさんいるとか。
皆さんもお気をつけください。

本日の第48回PTOT国家試験の解答解説ですが、共通分野の午後問題61を解説致します。

第48回PTOT国家試験 共通分野
午後 問題61
骨格筋の興奮収縮関連について正しいのはどれか。
1.筋小胞体からMg2+が放出される。
2.横行小管の中をCa2+が運搬される。
3.アクチンフィラメントのATPが加水分解を生じる。
4.筋線維膜の電位依存性Na+チャネルが開いて脱分極が生じる。
5.トロポニンが移動してミオシンフィラメントの結合部位が露出する。

では、解説致します。
下図をご覧ください。

$「国試塾リハビリアカデミー」中島塾長のブログ


1.×:筋小胞体=Ca2+が放出される。
2.×:横行小管内腔=細胞外液で満たされており活動電位を伝達する。
3.×:ミオシンフィラメント=ATPを加水分解してアクチンフィラメント上を移動する。
4.〇:筋線維膜=電位依存性Na+チャネルが開いて脱分極が生じる。
5.×:放出されたCa2+がトロポニンと結合してアクチンから離れて移動する→アクチンフィラメントの結合部位が露出してミオシンフィラメントと結合する。

以上のことから正解は「4. 筋線維膜の電位依存性Na+チャネルが開いて脱分極が生じる。」です。
この筋収縮のメカニズムも国家試験では良く出題される分野です。
一つ一つをきちんと把握して学びましょうね。
では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。